ターゲット広告とは?広告の種類やメリット・デメリットを解説

ターゲット広告とは?広告の種類やメリット・デメリットを解説

Web広告2021.05.21

目次


スマートフォンやパソコンなどで、特定のサービスや商品の検索をすると、一定期間、自分が検索した内容に関する広告が頻繁に表示されるといった経験はないでしょうか。これを、ターゲット広告と言います。


この記事では、ターゲット広告の種類や、運用した際のメリット・デメリットをご紹介していきますので、運用を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。


ターゲット広告とは


ユーザーが過去に閲覧したページや情報を基に分析し、個人のユーザーに適切な広告を表示する広告のことをターゲット広告といい、「ターゲティング広告」とも呼ばれています。


ユーザーのログイン情報や閲覧履歴などの情報が保存される、Cookie(クッキー)上で発行されるIDから蓄積される情報と、スマートフォンやタブレットのOSが発行している広告識別子から蓄積される情報が使用されていますが、実際に個人の識別をしているわけではありません。


ターゲット広告の種類


ターゲット広告では、主な手法が4パターンあります。


オーディエンスターゲティング


広告枠の「スペース」に広告を出す従来の方法とは違い、ユーザーという「人」に対して広告を出すのがオーディエンスターゲティングです。


ブラウザでの識別情報や、アプリでの広告識別子データなどを利用し、ユーザーに最適な広告を表示します。


ターゲット広告の中で、最も多く活用されている方法です。


コンテンツターゲティング


ユーザーが閲覧しているサイトや、利用しているアプリに連動した広告を出すのが、コンテンツターゲティングです。


ユーザーの履歴情報などは必要がなく、システムのカテゴライズによって広告の表示がされるので、ユーザーに対して相性のいい広告を表示することができます。


デバイスターゲティング


スマートフォン、タブレット、パソコンなど、ユーザーが利用しているデバイスごとに適した広告を出すのが、デバイスターゲティングです。


スマホアプリの広告はスマートフォンへ、パソコン用のウイルス対策ソフトの広告はパソコンへなど、各デバイスに関連していることにより、サービスの流入に繋がりやすくなっています。


ジオターゲティング


ジオターゲティングは、位置情報を基にしていて、「位置情報ターゲティング」とも呼ばれています。


店舗などに設置されたビーコンやデバイスのGPSなどを基に、特定のエリアに居る人、行く可能性のある人に広告を出すので、店舗への誘い込み効果が高い方法となっています。


ターゲット広告を運用する際のポイント


ターゲット広告を運用する際に抑えておきたいポイントを、ひとつずつ見ていきましょう。


適切な広告設定


ターゲット広告の配信先として、主にYahoo!やGoogleといった検索エンジンが挙げられますが、ターゲティング方法の設定をする際に適切な設定をすることで、よりコンバージョンに結び付きやすくなるでしょう。


ターゲット層が広い範囲の場合だと、様々な関連ジャンルの配信がされる「コンテンツターゲティング広告」が最も適していますが、ターゲット層を絞り込みたいといった場合は、Cookieなど情報が該当している時のみ表示することができる「オーディエンスターゲティング」が適しています。


ユーザーにとって魅力的な広告


ユーザーに広告が表示されても、それを不快に感じられてしまうと広告の効果は無いということになってしまいます。


ターゲットであるユーザーに適した、魅力的な広告を配信しましょう。


ターゲット広告のメリット


ここからは、ターゲット広告を運用した際のメリットを、ご紹介していきます。


コンバージョン効率の向上


ユーザーが広告を見て商品やサービスに興味を持ち、コンバージョンの期待ができるユーザーを狙い撃ちできることが、ターゲット広告の最大のメリットと言えます。


ユーザーの閲覧履歴から、その人に合った広告を表示することで、コンバージョン効率の向上が期待できるでしょう。


広告費用を抑えられる


自社の商品やサービスに興味が無いユーザーに対して広告を表示するとなると、無駄なコストがかかってしまうことになります。


ターゲット広告は、興味を持っているユーザーにのみ、広告の表示ができるので、広告配信の単価費用を抑えることが可能です。


リターゲティングができる


自社の商品に関する広告を一度クリックしてくれたユーザーに対して、再度広告を表示するというのがリターゲティング広告です。


ユーザーの中には、「興味があったので広告をクリックしたけれど、今すぐ購入


することは難しかったため離脱した」という場合もあります。


「興味があるのでもう一度商品を見たい」「サービスを利用したい」と考えるユーザーに対してリターゲティングを利用することによって、コンバージョンに繋げることが可能です。


ターゲット広告のデメリット


続いて、ターゲット広告を運用した際のデメリットをご紹介していきます。


ユーザーにとって不快に思われる場合がある


ターゲット広告は、特定のユーザーに対して繰り返し表示される広告のため、不信感や不快感を持たれる場合もあります。


まとめ


ここまで、ターゲット広告の種類らメリット・デメリットをお伝えしてきました。


ターゲット広告は、非常にメリットの多い広告となっていて、上手く運用することで、効率の良い広告運用ができます。


様々なターゲティング方法がありますので、自社の商品やサービスに合った広告運用を目指しましょう。