ストーリーで学ぶ|読者をひきつけるメールタイトルの作り方

ストーリーで学ぶ|読者をひきつけるメールタイトルの作り方

マーケティング2021.03.11

目次


自社で販売する商品やサービスにおいて、販売する物は同じでもその日により、また訪問客やその数により売上額は異なります。店舗の立地や商品の見せ方など、様々な要因が挙げられますが、売上を大きく左右する一因として「コピーライティングの力」があります。


コピーライティングは文章を書くのみではなく、対面でのセールストークにも使えるため、売上を伸ばしたいと思われている方は身に付けておくべきスキルです。オンラインでの販売活動が拡大しつつある昨今、DXの推進に役立ちます。


ではさっそく2つのストーリーを例に、売れるコピーライティングについて解説していきたいと思います。


盲目のホームレスがお金をもらえるようになったお話


はじめに


このお話は、事実かどうかは分かりませんが、コピーライティングの大切さを説明する場面で紹介されることがあります。もしかしたら聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、何度でも繰り返し読むことをおすすめします。


人々の行動を変えたメッセージ


ホームレスがひとり、地べたに座っていました。


そのホームレスの目の前には空き缶があり、
その空き缶の隣にはこんなメッセージが書かれたボードが置いてありました。



「私は盲目です。助けてください。」


その光景を見た通行人の反応は様々でした。


一瞥して通り過ぎる人もいれば
乱暴ながらもお金を入れていく人
見なかったふりをしてそそくさと通り過ぎる人、など。


あなただったらどんな反応をするでしょうか?


そこに、とある女性が通りかかりました。


女性はそのホームレスを見ると、メッセージの内容を一部書き換えました。


すると、そのメッセージを見た人たちが次々と立ち止まっては丁寧に膝を曲げて座り、空き缶の中にお札やコインを入れていくようになったのです。


女性が書いたメッセージ


一体この女性はどんなメッセージに書き換えたのでしょうか?





答えはこちらです。



「今日は何て美しい日だろう。私には見えませんが。」


このメッセージを見てどのように感じたでしょうか?


言葉ひとつで人の心を動かすとはまさにこのことです。


営業の達人がペンを売るお話


「オレにこのペンを売ってみろ」


このセリフをご存知でしょうか?
これは、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』という映画の中で、主人公のジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)が言ったセリフです。


このお話は、ホームレスのお話よりも有名ですので、ご存知の方も多いかと思いますが、自社商品を売るときの参考になるかと思いますのでご紹介します。


瞬時に需要と供給を一致させる


主人公のジョーダンはセールストークに長けていて、価値の低い株を高い手数料で売っていくこと(いわゆる投資詐欺)で大金持ちになっていきます。


自分で会社を起業した後に、セールストークの見本として「オレにこのペンを売ってみろ」と言うセリフと共に仲間達にペンを差し出します。


すると、ひとりの営業の達人が「そのナプキンに名前を書いてくれ」と言ったのです。


このセリフの意図はお分かりでしょうか?


その後、ジョーダンが「ペンがない」と言うと、営業の達人はジョーダンの前にペンを投げました。


「ペンが必要な状況をつくった!買わねば、と相手に思わせることが大事である」とジョーダンは言います。


たいていの人は「このペンはこの部分がこう優れていて…」のように、ペンの特徴を説明しがちですが、物を売る上で大事なことは、「適切なタイミングで相手の需要に応えること」なのです。


まとめ


ホームレスのお話ではコピーライティングの大切さを、ペンを売るお話ではセールストークの大切さをご紹介しました。


需要と供給が一致してこそ商売は成り立ちますが、そこに欠かせないのが「言葉を磨く力」です。広告運用をする際にも、メルマガやブログを書く際にもコピーライティングスキルは必須になりますし、コピーライティングの基礎を念頭に置いておけば、セールストークに活かすこともできます。


近年、ITやテクノロジーの発達によりDX化が推奨されています。例えば、今まで対面で販売していた商品をオンライン上で販売するとなれば、余計にコピーライティングスキルが必須になってきます。なぜなら、相手の顔が見えないオンライン販売は対面セールスよりも難易度が上がるため、相手の心をひきつける言葉を瞬時に選択する必要があるからです。


今回ご紹介した2つのストーリーはまさに「言葉の力」を物語っています。自身のビジネスを飛躍的に向上させるヒントとなれば幸いです。