Web広告の基本「リスティング広告」「リマーケティング広告」

Web広告の基本「リスティング広告」「リマーケティング広告」

Web広告2021.03.31

目次


Web広告の基本といえば、リスティング広告とリマーケティング広告。


2つの広告は別々に使うのではなく、適切に組み合わせて使うことで、最も効果が得られます。


今回はリスティング広告・リマーケティング広告の特徴と、2つを組み合わせた使い方についてまとめました。


リスティング広告とは?


リスティング広告とは、Web上で検索されたキーワードに応じて適切な広告を検索結果画面に表示する手法のことです。


検索と連動して表示されることから「検索連動型広告」とも呼ばれ、*明確な目的を持って検索しているユーザをターゲットに誘導できる特徴があります。*


リスティング広告の運用例


例えば、男性向けのビジネスシューズのブランドやECサイトを運営している場合、次のようなキーワードでの広告出稿が考えられます。


・靴


・靴 メンズ  


・ビジネスシューズ メンズ  


・ビジネスシューズ メンズ 安い  


・ビジネスシューズ メンズ おしゃれ  


・ビジネスシューズ メンズ 30代  


"靴"では、女性も検索する可能性が高く、そもそもニーズが広いために、広告文によってはあまり成果が出ないかもしれません。"靴 メンズ"では、カジュアルシューズも含まれるため、広告文によってはあまり成果が出ないかも知れません。


"ビジネスシューズ メンズ"では、ユーザーの検索ニーズとマッチして、まずはサイトに訪問してもらえるかもしれませんが、販売しているビジネスシューズの特長によってはニーズがズレて成果が出ないかも知れません。"ビジネスシューズ メンズ 安い"や"ビジネスシューズ メンズ おしゃれ"、"ビジネスシュース メンズ 30代"では、販売しているビジネスシューズの特長にマッチすれば、ユーザーのニーズをうまく汲み取ることができ、成果が出やすくなります。


一方で、掛け合わせのキーワードが増えれば増えるほど、一般に検索される件数が減ってしまうため、大きなインパクトが得られなくなる傾向にあります。


どういったキーワードで出稿するかも重要ですが、いかに"ニーズにマッチした人"にクリックしてもらえるようにする広告文、"ニーズにマッチしない人"にクリックされないようにする広告文を作ることが重要となります。そして、クリックしたあとに到達するページ(ランディングページ)がニーズにマッチしていることが重要です。


その他にも、競合がどういったキーワードで出稿しているか(入札が高くなっているか)、GoogleやYahooなどのリスティング広告のプラットフォームにいかに品質の高い広告と評価されるかといったポイントもありますが、まず一番最初に知っておきたいのは、"どのキーワードを買うか" "どのような広告を出すか" "ランディングページをどこにするか" という3点です。


リマーケティング広告とは?


リマーケティング広告とは、一度サイトに来訪したユーザに対して再アプローチする広告手法です。


初めて来訪したユーザの97%が、最終的な目的ページに到達する前に外部サイトへと流出するともいわれます。


リマーケティング広告を活用すると、離脱したユーザの追跡を行いつつ、自社サイト来訪時に閲覧した履歴に合わせて最適化された広告を他のサイトにも配信することができます。それによって、*一度離脱したユーザの再来訪を促すことが可能になります。*


参考:[ゼロから始めるリマーケティング広告](http://webbu.jp/remarketing-159)


リマーケティング広告の運用例


広告プラットフォームによって、さまざまな面があるので、まずはそれらの面の特長をおさえることが重要です。


例えばFacebook広告では、自社サイトの閲覧履歴のみでなく、Facebookのプロフィール情報などをもとにしたセグメントを用いて広告を配信することができます。


Google ディスプレイネットワーク や Yahoo! ディスプレイアドネットワークでもセグメントは可能ですが、それらはあくまで推測を基にしたものです。Googleディスプレイネットワークでは、Google アドセンスを設置している個人ブログなども含めた非常に多くの面に露出することが可能で、サイトの種別を選択して出稿することができます。Yahoo!ディスプレイアドネットワークでは、Yahoo!ニュースをはじめとしたYahoo!が提供しているサービスの面に露出できることが特長です。


どのような広告を配信するかということももちろん重要ですが、露出する面によって大きくパフォーマンスが異なります。


Web広告の基本!リスティング広告とリマーケティング広告を組み合わせた経路設計


リスティング広告は、明確な目的を持って検索するユーザを集客できるため、リマーケティング広告を組み合わせて運用することで、良質な見込み客を逃さずコンバージョンまで誘導できる可能性が高まります。


ここでは、リスティング広告によるユーザの来訪~リマーケティング広告による再来訪までの一連の流れを簡単に解説します。


1. 様々な経路から自社サイトに来訪する


SNSや検索、リスティング広告など、様々な経路からユーザが自社サイトに来訪します。


2. 離脱する


「サイト来訪者の97%が、初回来訪時にコンバージョンには至らずに離脱する」というデータもあるほど、初めての来訪したユーザは離脱する確率が高いです。


参考:[ゼロから始めるリマーケティング広告](http://webbu.jp/remarketing-159)


3. 配信されたリマーケティング から自社サイトに再訪問する


*自社サイト以外のさまざまなサイトを回遊しているユーザに、リマーケティング広告を利用して再アプローチします。それによって再度、ユーザの興味関心を自社サイトに向けます。*


4. ユーザがサイトを再来訪し、成約につながるアクションを起こす


以上の4つのステップに沿った経路設計を行うことで、リスティング広告とリマーケティング広告を組み合わせた効果的な広告運用を行うことができます。


まとめ


今回はWeb広告の基本であるリスティング広告とリマーケティング広告についてまとめました。


リスティング広告によってユーザを集め、リマーケティング広告を通じて成約に至る確率が高まります。


相性の良い2つの手法を組み合わせて、最適な広告経路を設計していきましょう。