Web広告の種類(YouTube広告,Google広告)

Web広告の種類(YouTube広告,Google広告)

Webマーケティング2021.03.22

目次


 WebマーケティングにおけるWEB広告がどのようなものがあるのか解説していきます。


 まず、近年目覚ましい勢いでマーケットが拡大しているYoutubeの動画広告について考えていきます。コロナ禍でのすごもりもあり、YouTubeの広告収入は現在150億円以上にも達しているという結果が出ています。多くの人が空き時間や暇つぶしにYouTubeを閲覧するようになった現在、このような大きなマーケットを狙わない手はありません。


 YouTube広告の仕組みはそこへ出典した広告事業主と動画投稿主の関係から始まります。Googleアドセンスなどとの大きな違いは、1回のクリックやページ閲覧によって定額が設定されているのではなく、再生回数、そして時間から課金額が変動することです。平均して1回の視聴で3-20円というところでしょう。


 そしてYouTube広告において最も重要なことが


・検討中のユーザーに畳みかけて広告を狙い打てる…イ


・地域・時間を指定して配信することが可能なので特定のターゲットに効率よくマーケティングできる…ロ


 ことの2つが挙げられます。


イについては、cookieを利用したターゲティング広告を行うことで、そのユーザーの興味関心を引き付けやすい広告を打つことが可能なことです。例えば中古車の購入を考え、普段からよく中古車サイトにアクセスしているユーザーには中古車サイトの広告を、あるいはよく閲覧されているボディタイプの自動車の購入を促す広告が有効であります。


ロについては、文字通り地域・時間帯の特徴を考えたマーケティングができるということです。例えばテレビを見ていても、深夜に近づく時間帯になるとお酒の広告が多く流れます。また、地域に根差した企業がその地域限定のCMを打つこともあります。この原理がYouTubeでも有効であり、動画ジャンルによって視聴者層が異なるため、有効なマーケティングの打ち分けが大切であるということです。


 特にYouTubeは地上波とは異なり、かなり偏った趣旨の動画チャンネルも存在します。メイクの仕方を謳った動画チャンネルなら女性視聴者が圧倒的多数であるなど、チャンネルの特徴に合わせた工夫も重要となります。


 次は、Google広告(リスティング・アドセンス)について考えていきます。


 Googleリスティング広告とは、広告主があらかじめ設定したキーワードがGoogle検索エンジンで検索された際に、上部に広告が表示・配信される仕組みのことを指します。皆さんのも検索した時にうっすらグレーの文字で(広告)と書かれたぺージを目にしたことがある人は多いと思います。


 そうして表示された広告ページに、ユーザーが興味を持ち、クリックして商品を購入することがあればこの広告は成功だった、ということになります。


つまりこのリスティング広告において重要なことは、


・他社と重複しない、かつ多く検索されるであろう検索キーワード設定


・クリックしたくなるような魅力あるページ案内文


・開いた先で購入を検討するような商品自体の魅力


であると言えます。


 また、課金の種類は


・クリック課金(広告表示が1000回行われた結果に対して課金する)


・インプレッション課金(広告表示が1000回行われた結果に対して課金する)


があります。


 次にGoogleディスプレイ広告について解説します。


Googleディスプレイ広告とは、WEBページ上で横長の画像付きの広告のことです。ページ閲覧中にポップアップしてくる広告を目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。この方式のメリットは画像付きでマーケティングできる点で、現在具体的に購入を考えてはいなかったが画像を見て欲しくなった、など、ユーザーの潜在的な意識に訴求するようなマーケティングが可能であることが大きな魅力です。


 また、Googleが提携しているサービス(GmailやYouTube)とも連携して広告を出稿することができる点も魅力的です。(例えば、WEB検索で一度広告をクリックしたユーザーに対して、今度はYouTube上で類似商品の展開広告を狙い打つ、など)


こちらのGoogleディスプレイ広告の課金方式はクリック課金(上記参照)となります。


 いかがだったでしょうか。YouTubeは近年本当に多くの人に利用されるコンテンツになりつつあります。芸能人のチャンネル開設なども相次ぎ、これからますます大きな市場になることは必須でしょう。そして視聴者も自身の意思によって視聴できる自己選択性がテレビよりも圧倒的に大きいため、社会規範の範囲で多少過激な広告を打つことも可能です。また、現在GoogleはYouTubeなど、様々なサービスと連携しており、その中での広告事業はとても大きな規模を誇ります。ページを訪れるユーザーも年々増加傾向にあり、その中でいかに有効な、ターゲットを絞った広告を打てるか否かが重要な生命線になります。十分に下調べをして、自社製品とユーザー層のマッチを心掛けて、有意義な広告事業を目指しましょう。最後までご覧いただきありがとうございました。