Twitter広告のターゲティングとは?特徴や種類や設定方法をくわしく解説!

Twitter広告のターゲティングとは?特徴や種類や設定方法をくわしく解説!

Webマーケティング2021.03.31

目次


Twitter広告とは、Twitterで出稿ことができるSNS広告のことです。Twitter広告は豊富な条件でターゲティングの設定がすることができ、ユーザー属性に合わせてダイレクトに配信ができます。


そのうえ拡散力がとても大きいので、多くのユーザーに的確にアプローチできるのが特徴です。主にスマートフォンやタブレットを多く使う若年層が中心です。自社の商品やサービスが若い世代向けのものであれば、よりアプローチしやすい広告といえるでしょう。


この記事では、Twitter広告を扱う方に向けて、Twitter広告のターゲティングの特徴や種類などを解説していきます。Twitter広告の設定方法やコツについても解説するので、ぜひ参考にしてください。


Twitter広告とは


「Twitter広告」とは、Twitterで配信されている広告のことです。Twitterの利用者は日本国内だけでも4,500万人を超えると言われており、影響力や拡散力を持ったSNS媒体です。


Twitterの強みは、年齢層の広さです。Twitterを利用しているユーザーには10代から60代以上のさまざまな年齢層があり、特に若い世代からの支持が強いので、ターゲティングも若いユーザーを中心に行われることが多いのが特徴です。


Twitter広告は「プロモツイート」「プロモアカウント」「プロモトレンド」の3つにわけられます。


「プロモツイート」はタイムラインに表示される広告です。通常のツイートと同じように表示されるので、ユーザーにストレスを与えにくいのが特徴です。なお、プロモツイートには「プロモーション」という表示があります。


「プロモアカウント」はユーザーにおすすめのアカウントを表示する広告です。タイムラインの「おすすめ」や検索結果に表示されます。


「プロモトレンド」は「おすすめ」や「トレンド」に表示される広告です。大型のイベントやキャンペーンを知らせるときに便利です。


これらのTwitter広告がユーザーの目に留まると「リツイート」で拡散してもらえるのが大きなメリットでしょう。自社の広告が一気に広まり、多くのユーザーに一瞬にして認知されます。


Twitter広告のオーディエンスとは


「オーディエンス」とは「観客」といった意味合いがあり、Twitter広告ではTwitterを利用しているユーザーという意味になります。


Twitter広告ではオーディエンスを設定し、ターゲティングを行うことでより精度の高いアプローチをすることができます。


オーディエンスの設定方法


ここでは、オーディエンスの設定方法を紹介します。


オーディエンスの設定方法自体はとても簡単です。初めにTwitter広告の管理画面から「広告グループ」の中にある「ターゲティング」を選択します。


すると「オーディエンス」「オーディエンスの特性」「オーディエンスの条件」の3項目が現れるので、それぞれを設定することで利用が可能です。


オーディエンスの設定のコツ


オーディエンスの設定にはコツがあります。それは、ターゲットのユーザー属性を理解することです。


ターゲティングを設定することによって、広告の切り口も変わりますし、アプローチの仕方も変わります。また、ターゲティングを細分化すればそれだけ範囲は狭くはなりますが、その分深く刺さる広告にすることができるようになります。


例えば、「ラーメンが好きな人」というターゲティングでは、ラーメンが好きな人全般がターゲットになりますが、漠然としています。さらに「味噌ラーメンが好きな人」「醤油ラーメンが好きな人」と細分化することによって、それぞれのラーメンを好む人に刺さる広告が作れるようになるのです。


この考えをもとにしてオーディエンスを設定していくことで、より精度の高いターゲティングを可能し、CV(コンバージョン)を獲得することができます。


ユーザー属性やキーワードをつかむ


まずは、広告として配信したいサービス・商品の内容はどういったユーザーやキーワードに対して相性がよいかを調べましょう。


ユーザー属性であれば、性別だけでも男性か女性、その他と大きく分けることができます。ターゲティングしたいユーザー属性を理解することは必須の条件でもあります。


ポイントは、できる限り細かく設定していくことです。例えば「30代女性」と一言で言っても、その属性は実はさまざまです。「都心に住む30代女性」「30代主婦」「独身の30代女性」など細分化することができますし、それぞれの属性の30代女性が好むことには差があります。


キーワードの場合、トレンドやハッシュタグ検索を利用することで、ユーザーが今どういった内容に興味を持っているのかを調べることができます。


ユーザー属性やキーワードをつかむことができれば、ペルソナを作り出し、ペルソナの行動原理や興味を考えることでオーディエンスの設定が容易になります。


そのため、ペルソナの作成まで行うことができる程度の情報を仕入れる必要があります。


大きな分類分けから始める


オーディエンスの設定では、ユーザー属性を利用したものからキーワードを利用したものまで数多くの項目があります。


実際に設定するときにはペルソナを作成することがおすすめですが、ペルソナに合わせすぎて設定項目を多く決めすぎることは避けましょう。


例えば「男性 20歳 日本」のペルソナと「男性 日本」のペルソナであれば、後者の方が母数は大きいと言えます。


Twitter広告のオーディエンスの設定は、メジャーな設定項目からTwitter独特の機能を利用した設定項目まで、豊富な分類に基づいた高精度のアプローチができます。


その反面、細かく分類分けすると母数が少なくなりすぎて、CV(コンバージョン)どころか次にもつながりません。


そのため、オーディエンスの設定を行うときには、まず大きい分類分けから始めましょう。具体的には、性別やデバイスの違いをターゲティングの項目に入れることから始めるのがおすすめです。


大きな項目から徐々に細かい項目を増やしていくことで、無駄なくユーザーへアプローチすることが可能です。


Twitter広告で設定できるターゲティングの種類


Twitter広告のターゲティングは種類が3つあり、「オーディエンス」「オーディエンスの特性」「オーディエンスの条件」となっています。それぞれのターゲティングを理解し、活用することで成果を最大化することができます。


テイラードオーディエンスターゲティング


「オーディエンス」は大きく分けて、3つ+αの方法でのターゲティングが行えます。


テイラードオーディエンス(リスト)


1つ目は、特定のユーザーへアプローチする「テイラードオーディエンス(リスト)」です。


リストではユーザーのTwitter名やID、メールアドレスから電話番号を利用してアプローチするターゲティングです。


集めた情報を暗号化してアップロードする必要があるので、手間がかかるうえに規模が小さいことが特徴です。


テイラードオーディエンス(ウェブ)


2つ目は、リマーケティングに適した「テイラードオーディエンス(ウェブ)」です。


ウェブはTwitterのウェブサイトタグを利用することで、サイトを訪問したユーザーへ再びアプローチすることができるターゲティングです。


リマーケティングでのアプローチとなるので、一定の情報を必要とはしますが、その分CV(コンバージョン)しやすいユーザーへアプローチができます。


モバイルオーディエンスターゲティング


3つ目は、特定の行動をとったユーザーへアプローチする「モバイルオーディエンスターゲティング」です。


モバイルオーディエンスターゲティングは、コンバージョントラッキングを利用することで特定のモバイルアプリを登録、インストールしたユーザーへのアプローチができます。


柔軟なオーディエンスのターゲティング


4つ目は、「柔軟なオーディエンスのターゲティング」です。ここでは、他の内容を組み合わせてアプローチすることや、特定の期間内に訪問したユーザーへアプローチすることなど、柔軟な設定が可能です。


自分の作りたいリストを制作することもできるので、使い方によっては成果が何倍にもなるでしょう。


オーディエンスの特性


「オーディエンスの特性」は、Twitter利用者のユーザー属性に着目してアプローチをするターゲティングです。


ここでは細かくユーザー属性をターゲティングできるので、精度の高いアプローチが可能です。


設定できる項目は「性別」「地域」「年齢」「端末モデル」「携帯電話会社」「新端末」「プラットフォーム」「OSバージョン」「言語」「Wi-Fi接続」などです。


多くの項目から細かく設定でき、モバイル情報でも分けることができるので、他のデジタル広告以上にユーザーを絞ることできます。


また「地域」であれば地方や都道府県の選択、「年齢」であれば世代での分け方が可能で、より細かく分けることで、CV(コンバージョン)しやすいユーザーへアプローチすることができます。


ただ細かくユーザー属性を絞りすぎて母数が少なくなってしまい、結果としてCV総数が減る可能性もあるので、注意して見極めることが大切です。


オーディエンスの条件


「オーディエンスの条件」は、Twitterの機能によるユーザーの行動やキーワードの内容によってアプローチすることができるターゲティングです。


他のデジタル広告にはない特徴的なターゲティングが可能なので、Twitterの機能について理解することも大切です。


設定できる項目は「キーワード・絵文字」「興味関心カテゴリー」「フォロワーと類似ユーザー」「テレビ」「行動」「会話」「イベント」などです。


また、項目によっては、ユーザーのニーズにダイレクトでアプローチすることができる場合もあります。誰しもが手軽に使用するTwitterだからこそのアプローチの仕方、より精度の高いターゲティングが可能というわけです。


まとめ


今回はTwitter広告のターゲティングについての特徴や種類、設定方法を紹介しました。ターゲティングを細かく設定することで、商品やサービスをより深く届けることができるようになります。


Twitter広告は他の広告にはない特徴的なターゲティングができるため、Twitterを理解すればするほど精度が高いターゲティングへ繋がるので、ぜひ広告運用に役立ててください。