Webマーケティング2021.03.31
目次
Twitter広告は、テキストや画像だけではなく、タイムライン上に様々な動画広告を配信することができます。Twitterは世界中で利用されているSNSで拡散力も高いことから、多くの企業が動画広告を利用しています。
若年層を中心にスマートフォンを多用するユーザーが多いSNSです。「バズる」といったように、広告やツイートが注目を浴びると、爆発的に広まるのが特徴です。
しかし、実際にTwitterで動画広告を出稿したいものの、どのようにしたらよいのか、わからないという方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、これからTwitterの動画広告を始めたい方のために、種類や特徴について解説します。また、メリットやデメリット、活用するコツについても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
Twitter動画広告の種類と特徴
Twitterで利用できる動画広告は、大きく分けて「プロモビデオ広告」「プロモライブビデオ広告」「インストリーム動画広告」「ビデオウェブサイトカード」「ビデオカンバセーショナルカード」「ビデオアプリカード」の6種類があります。
それぞれ特徴なども異なるため、目的にあったものを選ぶためにもまずは種類を覚えておきましょう。
プロモビデオ広告
プロモビデオ広告とは、Twitterのタイムライン上に表示される広告のことです。フォロワーのツイートとツイートの間に表示されるように設定されているため、ユーザーの視覚に入りやすいのが特徴です。
プロモビデオ広告は、最近ではTwitterのみならず幅広いWebサービスで活用されています。まずはサービスや商品を幅広い人たちに知ってもらいたい場合におすすめの広告と言えるでしょう。
プロモライブビデオ広告
プロモライブビデオ広告は、その名の通りライブ配信でユーザーに商品やサービスを紹介する動画広告です。
特徴としては、ほかのタイプと比べて時間もコストもかけずに済む点があげられます。なぜなら、事前に動画広告を制作する必要がなく、ライブコンテンツとして配信できるからです。
プロモライブビデオ広告を活用するケースとしては、新製品を発表する場合やイベントの配信など様々です。
実際の参加者だけではなく、Twitterを利用する多くのユーザーにアプローチすることができるので、魅力的なサービスと言えるでしょう。
インストリーム動画広告
インストリーム動画広告とは、簡単に説明すると動画の本編の前に配信される広告のことを言います。これはTwitterよりもYouTubeで多く活用されているタイプなので、YouTubeを想像してもらうとわかりやすいかもしれません。
特徴としては、動画コンテンツを観る全てのユーザーの目に触れるのが特徴で、たくさんの人たちに商品やサービスを知ってもらえる機会が増えるというメリットがあります。
ビデオカンバセーショナルカード
ビデオカンバセーショナルカードとは、動画広告に独自のハッシュタグをつけてツイートできるタイプの広告です。ビデオカンバセーショナルカードを活用することで、ユーザーが能動的にフォロワーへ拡散する効果が期待できます。
例えば「今日の朝ごはんはなに?」という質問に対し、1人のユーザーが「#パン」とツイートした場合、そのユーザーのフォロワーにも広告が表示されるのです。このように能動的に拡散できるメリットがあるため、最近では利用されるケースが増えています。
ビデオウェブサイトカード
ビデオウェブサイトカードは、Twitter内に動画を投稿し、それに興味を持ったユーザーがクリックをすることで、Webサイトなどへ足を運んでもらえる仕組みです。ビデオウェブサイトカードを活用すれば、TwitterからWebサイトなどへ誘導することができます。
例えば商品などを販売するページへ誘導する場合、ビデオウェブサイトカード を活用することでオンライン購入に繋げられるなどの効果が期待できます。
ビデオアプリカード
ビデオアプリカードとは、Twitter上でアプリを動画でプロモーションできる広告のことを言います。
例えば、ゲームアプリの場合はイラストやテキストだけの広告でユーザーに内容を伝えるのは困難です。しかし、ビデオアプリカードなら、テキストやイラストではなく動画で内容を説明することができるため、インストール率が上がりやすいというメリットがあるのです。
Twitter動画広告のメリット
Twitter動画広告の種類と特徴について説明しましたが、利用することでさまざまなメリットがあります。ここでは具体的に得られるメリットについて解説するので参考にしてみてください。
若者たちへアピールできる
Twitterのユーザーは世界で3億人以上いると言われています。その中でもユーザーは若年層に集中しており、若者のコミュニケーションツールの1つになっています。パソコンよりも、スマートフォンやタブレットを多く利用するユーザーが多いのが特徴です。
そのため、若者たちに向けた商品やサービスを取り扱っている場合、効率よく宣伝ができるというメリットがあります。特に動画で広告を配信できるTwitterは視覚的にアピールすることができるため、より若者たちに興味を持ってもらいやすくなるでしょう。
幅広くあるSNSの中で、特に若者向けに広告を考えているのであればTwitterを使わない手はありません。自社の商品やサービスが若者向けである場合、相性がよい広告であるといえるでしょう。
リツイートによる拡散性が高い
Twitterにはリツイート機能があります。これはほかのSNSにはないもので、誰でも手軽に情報を拡散できる機能です。
このリツイートですが、実は広告でも気軽にユーザーが拡散できます。興味を持ったユーザーにリツイートしてもらうことができれば、さらにユーザーのフォロワーにもツイートが拡散されるのです。
また、リツイート先で起きたアクションに関してですが、この場合は課金されない仕組みとなっています。そのため、広告は拡散されればされるほど低予算で多くのユーザーの目に触れることになるのです。拡散能力もあって費用対効果が高いことは大きなメリットです。
ターゲットを細かく指定できる
Twitterの広告は、全てのユーザーに配信されるわけではありません。ターゲットを細かく指定できるようになっているのです。ユーザーがフォローしているアカウントや、ツイートした内容にもとづいてターゲティングできるのが、Twitterのメリットです。
興味のないユーザーに配信されることがないため、無駄を防ぐことができます。費用対効果が高く、効率よくアピールできるので魅力的なサービスと言えます。
Twitter動画広告のデメリット
Twitter動画広告には様々なメリットがある反面、デメリットとなる部分もあります。
宣伝する商品やサービスによっては効果が薄い
メリットの部分でも紹介しましたが、Twitterのターゲットとなる部分は若者です。中には中年層以上の年代の方が利用しているケースもありますが、圧倒的に少ないのが現状です。
そのため、広告内容が中年層以上である場合、あまり興味を持ってもらえない可能性もあります。ターゲットを考えずに活用してしまうと、余分な広告費用になるケースもあるので注意が必要です。
広告の修正ができないことも
広告の内容に誤りがなければ問題ありませんが、万が一間違った内容を配信してしまった場合は注意が必要です。
基本的にTwitterで配信がされ、非公式リツイートがされた場合は、自ら削除することができません。自社で投稿した大元のツイートは削除できますが、ユーザーがリツイートで拡散した分は、残ってしまいます。くれぐれも配信内容に誤りがないようにしましょう。
投稿する前には必ず内容を確認し、不適切な表現や誤った情報が含まれていないかチェックすることが大切です。
Twitter動画広告を活用するコツ
Twitterの動画広告を活用する際、コツを知ることでユーザーへ効果的にアピールできます。ここではユーザーの心を掴むためのポイントについて紹介します。
6秒以内にユーザーの心を掴む
ほとんどのユーザーが広告を見るためにTwitterを利用しているわけではありません。Twitterの動画広告は6秒以上でスキップができるため、できる限り6秒以内で内容と魅力がわかるように動画制作をしましょう。
字幕やテロップを忘れずに入れる
Twitterは動画メインのSNSではありません。そのため、動画の音声はOFFの状態になっています。音声を一切流していないユーザーも多いため、この中でも内容がわかるように字幕やテロップを入れましょう。
これらの対策をすることで、音声を利用しない人や、音声が聞けない環境にいる方でもしっかりとアピールすることができます。
ユーザーとの交流も忘れない
Twitterは利用者と交流ができるSNSです。実際にTwitterに配信されている広告をチェックするとわかりますが、ユーザーの中にはコメントを残してくれる方もいます。
コメントの内容には質問などもあったりするため、誠心誠意対応することで信頼関係が生まれ、拡散などにも繋がります。
ただ単に広告を配信するだけではもったいないのです。ユーザーとの交流はSNSの醍醐味でもありますので、面倒がらずに交流を行うようにしましょう。
まとめ
Twitterは世界中で使用されているSNSであり、日本のみならず海外にも広告をアピールできるチャンスです。特に若者をターゲットにしている商品などの場合は、大きな拡散に繋がるケースもあります。
ツイッターの広告自体あまり難しいことはありませんし、商品やサービスを使うユーザーからの声も聞けるチャンスです。Twitterには魅力がたくさんありますので、広告を利用してみたいと思っている方は検討してみてはいかがでしょうか。