業務効率化の立役者!RPAとは?

業務効率化の立役者!RPAとは?

クラウド製品2021.03.10

目次


業務効率化による生産性の向上で注目されているRPA。
ITやネット企業だけでなく、さまざまな業種で導入が進んでいますが、RPAとはなんでしょうか?


ここではRPAに関する基本的な知識を説明します。


RPAとは


RPAとはRobotic Process Automationの略で、デスクワークの主に定型業務をソフトウェアロボットが代行し自動化する概念と定義されています。
たとえばメールに添付された商品情報のExcelの内容を、基幹システムの商品登録マスタに転記する作業など、定型的で反復性の高い業務にRPAが活用できます。


RPAの長所・短所


RPAは人の代わりに業務を行うことに活用できますが、そのすべてを担うことができるわけではなく、得意不得意があります。


下記に人間と比べたうえでの長所と短所を挙げます。


長所


・正確な作業を行う
・作業スピードが速い
・休みなく働き続けることができる


短所


・例外が発生すると作業が止まる
・あらかじめ命令されたことしかできない
・複雑な業務は細かく工程を分けて命令されないとできない


このようにRPAは同じ作業を繰り返すことは得意ですが、RPAのみだと例外が発生した時の判断ができないため人の手助けが必要です。一連の業務のうち、判断を必要とせず、例外処理がなるべく発生しない業務を切り出す必要があります。


マクロとの違い


パソコン作業の自動化と言えば、Excelなどのマクロを想像する方もいるでしょう。
RPAツールもマクロも目的は「パソコン上の定型業務を自動化すること」です。


ではその違いはなんでしょうか。


自動化できる範囲


まず一つ目の大きな違いは自動化できる範囲にあります。
マクロはMicrosoft  Officeアプリケーション内の範囲となりますが、RPAはパソコン内で行われる作業を全般的に自動化できます。
たとえばRPAなら、メールから文章を切り取って、Excelに貼り付け、加工し終わったファイルを決まった場所に規則的な名前を付けて保存するなど、複数のアプリケーションを行き来する作業を行うことができます。
ただし、Excelのマクロができるような複雑な統計処理などは得意ではありません。


プログラミングスキル


ExcelのマクロはVBAのプログラミングスキルが必要なため、その知識を学ぶ必要がありますが、RPAは特に複雑なプログラミングを学ぶ必要はなく、高度な知識やスキルがなくても設定ができます。


大量のデータの処理速度


基本的にマクロはパソコン上で動作するように設計されているので、使用するパソコンのスペックにより、データ処理速度が変わります。そのため一度に大量のデータを処理するとなると、パソコン本体に大きな負荷がかかり、低速化や最悪な場合フリーズすることもあります。
しかしRPAの場合クラウド上で動作することが可能なため、パソコンのスペックに関わらず膨大なデータ量の高速処理を得意としています。


AIとの違い


RPAの不得意なことでみたように、RPAはイレギュラーなどが発生したときに独自に判断する能力がありません。
一方でそこを得意とするのがAIです。データベースの情報をもとに、自律的な判断ができ、機械学習によってさらに精度を高められる技術です。 ただしAIは開発や運用に大きなコストがかかるのがネックです。


参考 「今ここでおさらいするAI技術について


RPAとAIのタッグで描く未来


AIを活用するにはたくさんのデータが必要です。
将来AIの導入を見据えるのであれば、RPAを活用し大量のデータを集積する下地が必要です。
RPAにより集められたブレのない質のいいデータがAIの判断材料となり、そのプロセスを繰り返すことによって、さらに精度の高い高度な判断が行えるようになります。
この2つの連携により、判断を伴う事務作業はほとんど代行できるようになるだろうと言われています。


RPAやAI技術の進化は、それらに関わる開発や保守、コンサルティングなどの職業ニーズが高まり、さらにRPAとAIが複雑な業務を担えるようになると、複数のRPAやAIを管理監督するような職業も登場すると予測されます。
逆に、機械ではできない共感力や直観力などが必要なクリエイティブな仕事や、ホスピタリティが求められる仕事などは、AIに置き換わらずに残る、人間が行う仕事と言われています。


今後RPAやAIが仕事の中に入ってくることは必須なので、RPAやAIを使う側の人間として、自由な発想と創造性を高めていく必要があります。


まとめ


業務効率化で大注目のRPAですが、今後はAI化への足掛かりとしても期待されています。
RPAとAIの協働でさらに活用できる範囲が増えると予想されますので、業務効率化のためだけでなく、AI化に向けて膨大なデータを集めておくためにも導入をご検討されてみてはいかがでしょうか。


RPAのメリットやデメリットについてはこちらの記事でご紹介します。
RPA活用のメリット・デメリットとは?純国産で使いやすいRPAツールもご紹介します