Gmail広告って何?作成方法や利用のポイントについて

Gmail広告って何?作成方法や利用のポイントについて

Webマーケティング2021.03.31

目次


あなたはGmailを使っていますか?いつも使っている人でも「Gmailに広告がある」というと、果たしてどこにあるのか、ちょっと考えてしまう人もいるでしょう。


それだけ広告とはわからない仕様なのに、いつも人の目に触れているのがGmail広告なのです。


Gmail広告とはいったいどのような場所にあるのでしょうか?そして広告フォーマットやターゲットについてもご紹介します。


Gmailとは?


Gmailとはご存知の方も多いかと思いますが、Google が2004年より提供する無料のメールサービスです。


いまや会社などではメールよりもチャットワークやSlack、そしてLINEのようなチャットタイプの連絡方法が主流となってきていますが、それでも生き残っているということはやはりニーズがあるからなのでしょう。


Gmail広告サービスとは?


Gmail広告サービスとはGmailが2015年からサービスを開始した広告配信サービスです。受信ボックスの広告枠に配置し、そこに募集した広告を配置します。


場所としては受信トレイの最上部でそこは「プロモーション・ソーシャル」と呼ばれています。


一見受信されたメールのように見えますがよく見ると「広告」という小さな文字が表示されており、そこをクリックすることで、複数個の広告が展開し、あたかも受信したメールのように並びます。


でもよく見ると、過去に自分が買った店や、興味があってHPを訪問したことのあるところばかりです。


Gmail広告はどのように作成するのか?


では、Gmail広告はどのようにして作成すればいいのでしょうか?そのひとつには予め用意された広告アセットで作成する方法と、自身が持つ素材のアップロードによって作成する方法があります。


さらにアップロードによる方法は「シングルイメージ」と「HTML」という手法があります。基本的には広告アセットで作成する方法で十分かと思いますが、動画を入れたりより凝った表現をしたりするにはアップロードによる方法が必要となってきます。


Gmail広告の出し方


それではGmailの広告出稿の流れをざっとご説明しましょう。ここでは詳しい説明は省きます。


・まずは「Google 広告」(旧Google Adwards)にログインします。


・ディスプレイキャンペーン→広告と広告表示オプションをクリックします。


・「+」マークで新規作成をして gmai広告を選択


・テキスト、動画、画像をアップロードします。


・見てもらうためのターゲットを設定します。


Gmail広告の課金方法は?


Gmailに広告のターゲットは、Gmailを使っている個人のユーザーで、法人利用は対象となりません。


メール受信画面の一番上に配置された「広告」と書かれた「プロモーション・ソーシャル」をクリックして、まずはメールサイズに展開して広がった状態になり、そこから企業のホームページに遷移した段階ではじめて課金されます。


一見、自分が興味のある企業のメールばかりなので、企業から送られているものかと思いますが、実はこれは過去に訪問した履歴に基づいて配信された広告なのです。


##Gmailで広告を出すにあたって注意すべきこと


では、Gmailで広告を出すにあたって、注意すべきこととは何でしょうか?


折りたたまれた広告をクリックして展開することだけを煽らない


Gmail広告はオンラインのPPC広告のひとつのカテゴリに分類されますが、他のディスプレイ広告同様に考えて出稿すると、効果を生むことができないばかりか、ユーザーの心象を悪くしたり、クリックされなくなってしまったりするなど逆効果を生むことがあります。


またGmail広告の構造上、すべての広告は受信箱の最上部に折りたたまれており、それがクリックされただけでは、何も効果がありません。


もう一段階進んで、開かれた広告がクリックされて、企業のサイトに飛んで行くことで課金されますので、ただ「クリックして広告を展開すること」だけをユーザーに煽ると、それだけで終わってしまい、肝心のサイトには飛ばずに広告料だけがかかってしまいます。


そこで、本当にその広告が必要な人をうまくサイトに誘導するような広告展開が必要と言えるでしょう。


プライベートな受信箱であることを意識する


Gmail広告は、企業のポータルサイトやあらかじめ決められた広告枠に表示される広告ではなく、個人の極めてプライベートなメールの受信箱に表示される広告です。


そのため、突然、宣伝っぽい口調で高額商品を宣伝したりすると、ユーザーが気分を概して時にはメールを鬱陶しいと思ってしまうことさえあります。


また、個人的なメールを見ている時は、ユーザーはリラックスしている時だと思いますので、メールの中に溶け込んでも違和感のない、ユーザーに寄り添ったようなマイルドな文言を心がけましょう。


まとめ


Webの広告というと、Yahoo!がGoogleのディスプレイ広告のような派手なものを連想してしまいますが、地味ながらも確実に成果を上げるGmail広告は、Web広告の世界では「陰の力持ち」と言われています。


あまり派手さはありませんが、そのため自然と個人のメール受信箱に溶け込み、自然とユーザーにクリックを促して自社サイトに遷移させてくれるGmail広告をもっと積極的に活用してみましょう。