ECサイトを運営するなら必須のECマーケティングってなに?

ECサイトを運営するなら必須のECマーケティングってなに?

Webマーケティング2021.04.15

目次


マーケティングの現場では、Webマーケティング・ECマーケティング・デジタルマーケティングなど、「マーケティング」という文字を含む用語がたくさん使われています。


今回は数あるマーケティングの中でも、ECサイトに関する「ECマーケティング」について初心者でも理解しやすいようにまとめました。


ECマーケティングとは?


EC(E-Commerce)とは、電子商取引の略称を指します。


ECマーケティングとは、ECサイトにおける集客から購買、再訪に至るまでを含めて、ユーザに購入し続けてもらうための仕組みを指します。


ECマーケティングにおける4つのプロセスと手法


ECマーケティングの対象となるユーザの行動プロセスは「集客・流入・回遊・成約・再訪」という一連の流れで表わされます。


それぞれの行動プロセスごとに、ECマーケティングの施策を紹介します。


1. 集客~流入


広告


まずはユーザにECサイト自体を認知してもらう必要があります。そのための手段の一つが広告です。


主に、リスティング広告・バナー広告・アフィリエイト広告などが挙げられる。それらの広告によって、ECサイトへの流入を促します。


SEO(検査エンジン最適化)


SEOとは、GoogleやYahoo!JAPANなど検索エンジン経由からの集客・流入を増やすために行う一連の施策を指します。


チェックする指標(PV数・UU数)


PV数はサイト内のページが表示された回数を集計した指標です。UU数はサイトを訪れたユーザ数を図る指標です。PV数・UU数を測定し、分析を行うことで、より有効な集客~流入の改善施策を立てることに役立てます。


2. 回遊


サイト内検索


ECサイト特有の「商品検索」機能を充実させることによって、ユーザが求めている商品に辿り着きやすくなります。それによってECサイトに流入したユーザの回遊率を高めることにつながります。


商品検索の例としては、全文検索・カテゴリー検索・サジェスト検索・絞り込み検索などが挙げられます。


レコメンド


レコメンドとは、ECサイトに流入したユーザに最適化された情報を提供するECサイトの機能を指します。


検索履歴・閲覧履歴・購買履歴などの行動履歴を分析することによって、各ユーザに応じたオススメコンテンツをサイト画面に表示します。


それによってユーザの興味を換気することにつながり、サイト内の回遊を促します。


レビュー


レビューとは、ECサイトにユーザがレビュー・クチコミを投稿できる機能を設置することを指します。


それによって商品の魅力が伝わりやすくなり、ユーザの回遊意欲を高めることにつながります。


チェックする指標(直帰率・離脱率)


直帰率とは、検索や広告経由で流入したユーザが、流入したページのみを見ただけで離脱し、他のサイトに移ってしまう割合を表す指標です。


離脱率とは、「そのページの離脱数÷そのページのPV数」で算出される割合で、そのページが開かれた回数のうち、どれくらいの割合でユーザが離脱したか、を示す値です。


直帰率・離脱率を測定し、分析を行うことで、より有効な回遊の改善施策を立てることに役立てます。


3. 購入


EFO(エントリーフォーム最適化)


ECサイトにおけるEFOは、商品注文の入力フォーム・カートの改善を行うための一連の施策を指します。


入力フォームの項目やデザインを改善することでユーザのストレスを解消することにつながります。それにより、入力途中で離脱が減るため、購入まで完了するユーザを増やすことにつながります。


チェックする指標(CVR・CPA・ROASなど)


CVR(成約率)、CPA(顧客獲得単価)、ROAS(広告費用対効果)など、流入~購買にかかった費用対効果を測定し、分析を行うことで、より有効な回遊の改善施策を立てることに役立てます。


4. 再訪


メールマーケティング


ECサイトにおいて再訪を促すメールマーケティングとは、商品購入完了後も継続的にユーザと接点を作る一連の施策をさします。


それにより、顧客との関係を築くことで再訪を増やすことにつながります。


リターゲティング広告


リターゲティング広告とは、ECサイトに訪問後、購入に至らず離脱したユーザを対象に、した広告を指します。


離脱後、そのユーザを追跡して広告表示を継続することで、ECサイトへの再訪を促すことにつながります。


まとめ


今回は、ECマーケティングについての基礎的な部分を紹介しました。


ECマーケティングの仕組みに加え、各プロセスに応じた手法まで理解することで、ECサイトの適切な改善につなげていきましょう。