「DX」とは? 2025年までに「DX」に取り組む必要性とは?

「DX」とは? 2025年までに「DX」に取り組む必要性とは?

業務効率化2021.03.29

目次


昨今、「DX」という言葉を耳にすることはないでしょうか。 「DX=デジタルトランスフォーメーション」について、最近よく聞くようになったけれど実際に何をすればよいのか、取り組み方や内容が未だはっきりと理解出来ていない方も多いのではないでしょうか。 実際に「DX」という概念を解説できる方のほうが少ないかもしれません。


ここでは「DX」の概要と現状、そしてDXを取り入れる必要性についてご紹介します。


DXとは


『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より

"デジタルトランスフォーメーション(Digital transformation)とは、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念である。 ビジネス用語としては定義・解釈が多義的ではあるものの、おおむね「企業がテクノロジー(IT)を利用して事業の業績や対象範囲を根底から変化させる」という意味合いで用いられる。 なお、本用語は「DX」と表記されることが多いが、それは英語圏では「transformation」の「trans」の部分を「X」と略すことが一般的だからである。

https://ja.wikipedia.org/wiki/デジタルトランスフォーメーション



DXが注目された背景


2018年秋に経済産業省から発表されたレポート内にて、「DX」への取り組みの重要性に言及し、もし「DX」が進まなければ「2025年以降、最大で年間12兆円の経済損失が生じる可能性がある」と警告されています。 そしてその警告は「2025年の崖」とも言われています。


レポートによれば、多くの企業は自社の成長のために、「DX」推進の必要性を理解していると言及されています。しかし、「DX」を推進しようという試みは見られるものの、実際にビジネス変革につながっていないというのが現状であるとの指摘もあります。


「2025年の壁」の要因


「2025年の壁」ひとつの大きな要因となっているのが、社内システムの複雑化とブラックボックス化です。


従来の業務フローを見直すことで最適化を行い、現状から脱却を図ることも「DX」推進の重要な目的の一つです。 社内システムが大規模になるほど業務改善が行き届かなくなり、非効率とわかりながらも改善できずにいる企業は多くあると推測されます。


しかしその中で生産性を上げるのは非常に難しいでしょう。 また、当然のようにある日々の業務プロセスの中に、実は不要と思われる工程や作業が残っている場合もあるかもしれません。


DXの必要性


新型コロナウイルスの影響などで社会全体の流れ、そして働き方が大きく変わりつつある現在の社会や企業では、今までで先延ばししていたワークフローの見直しを積極的に行う必要があります。 さもなければ、時代に合った柔軟な対応が行えず、企業の生産性を上げていくことは難しくなるでしょう。


現状の業務の工程や手順を見直し、自動化や最適化を行うことが「DX」を推進するひとつの大きなメリットと言えるでしょう。


まとめ


「DX」に取り組みで大きな成功を遂げた大手や有名企業にしても、最初から成功したのではなく小さな積み重ねを合わせた結果、現在の成功があるのではないかと思います。


すぐに効果を実感できるとは限りませんが、今すぐ始めることで1日でも早く効果を得られる取り組みと言えるでしょう。


時代や潮流の変化に合わせ、柔軟に対応できる企業がデジタル時代の勝者となり、より成長に近い存在となるのではないでしょうか。