複数のSNSを使いこなす!若者向けSNSプロモーションのポイント

複数のSNSを使いこなす!若者向けSNSプロモーションのポイント

Webマーケティング2021.03.31

目次


テレビや雑誌はあまり見ないで、SNSで情報に触れる若者が増えています。そのため若年層向けのプロモーションを行うにあたってはSNSの活用は欠かせません。しかしSNSといってもたくさんの種類があり、その使われ方や使われる場面もさまざまです。若者向けにSNSプロモーションを行う際には、それぞれのSNSの特性を踏まえる必要があります。


今回は、若者向けSNSプロモーションを行う際のポイントについてまとめてみました。


若者に人気のSNSとは


多くの若者が利用しているSNSとして、LINEやTwitter、Instagramが挙げられます。Facebookももちろん利用されていますが、30代~50代の利用者が多くTwitterなどと比べると年齢層は少し高い傾向です。


LINEは1対1のコミュニケーションツールとして、またグループの情報共有のためのツールとして利用されています。企業向けのLINE@を利用することで、LINEユーザーと友だちになりクーポンなどを配信することも可能です。


Twitterは、自分が属するコミュニティに情報を伝えたいときに利用されています。拡散性も高く、ハッシュタグを利用することで投稿のテーマを絞ることができるので、検索されやすくなるという効果もあるのです。


Instagramは男性よりも女性の利用率が高く、ファッションや化粧品の情報を探すためのツールとしても利用されています。また自撮り写真を公開するなど、画像を通したコミュニケーションツールとしても人気です。<br>Instagramにも広告が掲載できるようになりましたので、企業のPR活動の幅も広がっています。


SNSはテキストからビジュアルへ


LINEのスタンプに代表されるように、若年層ユーザーのコミュニケーションはテキストからビジュアル中心に移行しています。


カメラ機能の充実したスマホが普及し、画像編集アプリの進化に伴って、完成度の高い画像を誰でも簡単に作ることができるようになりました。SNOWやSnapchatなど自撮りした画像を簡単に加工できるアプリも人気で、今やSNSで画像を使ったコミュニケーションは欠かせません。


これは若年層の間でテキストの重要性が低下してきたことを意味します。そのため若者向けのプロモーションにおいては、文字でどう説明するかということよりも、どんな写真や動画を使用するかということの方が重要なのです。


状況が詳細に分かる写真や利用者の感情までもが伝わるような写真を使ったり、使い方を説明した動画を使用したりすることが大切なポイントになってきます。SNSで見栄えするかどうかが、若者の購買行動に影響を与えるのです。


SNSを利用した情報伝達モデル


テレビドラマの主役が着たものと同じ洋服がバカ売れするという時代がありました。かつてはテレビや雑誌が若者のファッションや流行の発信源だったのです。しかしスマホやSNSの普及に伴って情報の伝達の仕方も大きく変わってきました。


上記のようにテレビや雑誌などが情報の中心である「マス型」拡散の時代が長く続きました。その後にやってきたのがインターネットの普及に伴い、影響力のあるカリスマと呼ばれる人が情報の発信源となる「インフルエンサー型」拡散です。そして現在の情報伝達モデルは、特定の発信源がなく誰もが情報の発信者になれる可能性のある「シミュラークル型」拡散になってきています。


シミュラークル型とは元々の発信源が不明のまま、いつのまにかたくさんの人に共感されるという情報伝達モデルです。SNSが情報の発信源になることも多く、SNSで話題になったものがテレビや雑誌で紹介されることも珍しくありません。つまり以前とは情報の流れ方が逆になったともいえます。SNSを上手く利用することができれば、その強い拡散力を利用して情報発信することができるのです。


SNSプロモーション成功のためのポイント


情報の伝わり方が従来と大きく変わってきている中で、SNSプロモーションを成功させるためには、各SNSの特性を理解することと若者の行動の傾向を把握することが大切になってきます。


若年層ユーザーは状況や目的によってSNSを使い分けています。例えばInstagramで得た情報をTwitterでつぶやき、LINEで友人に伝えます。そのため、ターゲットとなる若者がもっとも利用しているSNSを中心にしながら、複数のSNSを活用するのが効果的です。


男性か女性か、アピールしたい商品は何かなどによって、どのSNSを中心にするか検討します。ファッションやコスメ、料理など女性向けの情報であれば、Instagramを使ってビジュアルで訴求するのが効果的でしょう。またキャンペーンなどは、拡散力の強いTwitterを使うのが効果的です。リツイートによって情報が広がりやすく、ハッシュタグを上手く利用することで、興味のある新規フォロワーを獲得できるようになります。


まとめ


SNSの普及に伴い購買行動は大きく変わってきました。従来のマス媒体での情報発信は、若年層向けの購買の動機付けとしてあまり効果が期待できなくなってきたともいえます。そのため、若者向けのプロモーションにSNSを欠かすことができません。


SNSプロモーションを成功させるためには、SNSの特性を知り、若者がどんな場面でどのSNSをどう利用しているのかを理解するのが重要です。そのうえで、中心となるSNSを決め、複数のSNSを上手く活用することができれば、大きな効果が期待できます。