レスポンシブ検索広告とは?知っておきたい基礎知識と4つの活用法を徹底解説

レスポンシブ検索広告とは?知っておきたい基礎知識と4つの活用法を徹底解説

Webマーケティング2021.03.31

目次


レスポンシブ検索広告をご存知ですか?近年、スマホやタブレットなどさまざまなデバイスが普及されるようになり、マーケティングとして利用してきたオンライン広告も、画面サイズの異なるデバイスに合わせて表示されることが求められるようになりました。


そこで、今回はレスポンシブ検索広告の基礎知識と効果的な活用方法について詳しくまとめました。


レスポンシブ検索広告とは?


レスポンシブ検索広告は、スマホやタブレット、パソコンなど画面サイズの異なるデバイスやサイト表示に対応できるオンライン広告です。


レスポンシブ検索広告では、広告を掲載する企業側は「広告見出し」、「長めの広告見出し」、「広告説明文」、「画像」、「ロゴ」といったアセットのみを用意するのみです。


あとはレスポンシブ検索広告に搭載されている機械学習機能によって、表示させるデバイスや広告枠に合わせて調整するだけでなく、表示内容やフォーマットなどもあわせて最適な組み合わせを選んで表示してくれます。


レスポンシブ検索広告3つのメリット


ここでは、レスポンシブ検索広告をマーケティングに活用することで得られる3つのメリットについて確認してみましょう。


メリット1:他の広告よりもクリック率が高い


レスポンシブ検索広告は、様々なデバイスに対応しているため、他のオンライン広告よりも露出度が高いのが特徴です。


露出度が向上すれば、当然その広告に関心を持つユーザーも多くなり、クリック率も向上することになります。


あらゆるニーズに対応した幅広い広告枠を利用して多くのユーザーにアピールすることができるのも大きなメリットです。


メリット2:自動で最適化された広告が表示される


レスポンシブ検索広告は、広告主が用意した複数のアセットを表示させるサイトやデバイスに合わせて常に最適な組み合わせとして表示してくれます。


レスポンシブ検索広告のアセットとして登録できるのは、以下の通りです。


・画像:600×314より大きいもの 最大15枚まで


・ロゴ:128×128よりも大きいもの 最大5個


・広告見出し:半角30文字(全角15文字) 最大5個まで


・長い広告見出し:半角90文字(全角45文字) 最大5個まで


・説明文:半角90文字(全角45文字) 最大1個まで


・会社名:半角25文字(全角12文字)


・最終リンク先のURL


などがあります。


メリット3:手間がかからない


レスポンシブ検索広告は、広告バナーを必要としません。上記の通り、登録されたアセットを組み合わせて表示させるので、パソコン用、スマホ用、タブレット用など、デバイスごとのバナー作成の手間をかけることもありません。


デザイン作業にかかる時間を別のことに利用することができるので、作業効率もよく、コストも抑えることができます。


レスポンシブ検索広告4つの活用方法


レスポンシブ検索広告の、メリットを最大限に生かし、上手に活用するためにはどうしたら良いのでしょうか。ここでは、効率的にレスポンシブ検索広告を活用するための方法を見てみることにしましょう。


活用法1:不要な配信先は削除


レスポンシブ検索広告は、広いニーズに向けた配信ができることが特徴です。しかし、明らかにターゲットと異なる配信先やクリック率はよくてもコンバージョンが上がらないなどの成果の見られないサイトでの非効率な配信先は除外してしまいましょう。


どのサイト広告が必要でどれを除外するべきかの判断は、定期的な配信先の精査が必要不可欠です。配信先の確認は、管理画面のプレースメントから「除外設定タブ」を選び、「プレースメント除外」をクリックして確認・除外設定することができます。


活用法2:ターゲットを明確に絞り込む


マーケティングを行う上で最も重要なのは「ターゲットの絞り込み」です。若い世代をターゲットにした広告をシニア層が利用するサイトに掲載してもあまり意味がありません。


年齢、性別、地域、子育て世代などの「ユーザー情報」、サイト訪問歴がある「オーディエンス」、テーマやカテゴリを絞り込んだ「トピック」、特定のサイトを指定する「プレースメント」については、必ず広告を打ち出すごとにしっかり明確にし、適切な場所に適切な広告を配信することが大切です。


活用法3:定期的な見直しをする


レスポンシブ検索広告を配信したからといってそこで終わりではありません。「登録した画像は適切か」、「説明文はユーザーの興味を引くものになっているか」など、配信後のクリック率やコンバージョン、直帰率などをもとに定期的な精査を行いましょう。


常にPDCAを回しながら広告配信を進めていくということが大切です。


他の広告も活用する


Webマーケティングを行う上で、レスポンシブ検索広告だけに頼るのはやめましょう。


ユーザーは、いろいろなサイトを訪問し、そこで目についた広告をクリックします。


レスポンシブ検索広告が他の広告よりも高い露出度があるとはいえ、それだけに頼ってしまっては、思うような成果はあげられないでしょう。


リスティング広告や検索連動広告、SNS広告などと併用しながら、それぞれのメリットを生かした広告配信が必要なります。


まとめ


レスポンシブ検索広告は、効率よく広告配信ができる優れたツールであることがわかりました。しかし、それだけに頼らず、他の広告と併用しながら活用することも大切であることも理解できたのではないかと思います。


スマホやタブレットなどさまざまなデバイスが普及するなか、スムーズに適応したレスポンシブ広告の需要は今後ますます広がっていくことでしょう。


是非この機会にレスポンシブ検索広告の導入を検討してみてはいかがでしょう。