メルマガから卒業しよう!似ているようで違うメルマガとメールマーケティング

メルマガから卒業しよう!似ているようで違うメルマガとメールマーケティング

Webマーケティング2021.03.31

目次


こんにちは、メールを活用した施策としてのメルマガとメールマーケティングの違いを解説いたします。


え?何が違うの?と思われた方。詳細はこの後お伝えしますが、共に使うツールが同じメールでも、メール配信を行う目的を*「ビジネスにおけるマーケティング施策の一環」*と捉えた時、その効果はかなり違います。これを読んだあなたはきっと、メルマガよりも効率的で戦略的なメールマーケティングを行うべきだ!と思うはずです。


メルマガはマーケティングではない!?


まず、皆さんは『メルマガ』という言葉からどんなものを連想されるでしょうか?きっと有名人のブログが読める有料メルマガや、企業から来る広告メールを想像されたのではないでしょうか?


一般的にメルマガとは内容に興味を持った人に送られるもので、同一のコンテンツをすべての顧客リストに届ける、というものです。ゆえに、受信した多くの人が「あまり関係ないもの」、「ゴミ箱へ直行するもの」、「広告色が強い」と感じると思います。


またこうしたネガティブな印象により、結果としてこの様な感情を抱いた読者はメルマガ登録を解除するばかりでなく、「もう二度と見たくない」など、メルマガを送ることでかえってマイナスイメージを植え付けてしまう恐れもあるのです。


この様に、メルマガとは読者が興味を持った上で登録されるものの、自分に関係ない情報だろうと無差別に送り付けられるゆえ、メルマガ=ジャンクと位置付けられてしまうことが多いです。これではマーケティングツールとしてはとても呼べるものではありませんね。


メールマーケティングで読者がほしがるコンテンツを届けよう。


一方でメールマーケティングは文字通り、メールをマーケティングツールとして活用したものです。


マーケティング先進国アメリカでは、既にオンラインマーケティングにおいて欠かせないツールとなっており、事実アメリカの43%のビジネスにおいて(2~3人で構成される)メールマーケティングチームが存在し、*デジタルマーケティングの中では最も高いROI(投資した資本に対して得られた利益=投資利益率)を上げています*(2番目がSEO、次いでバナー広告)


またメール全体の48%が携帯端末で開封されているなど、スマートフォンの普及に伴うメールのリーチ率の高さもその効果を後押ししている原因でもあります。


またメールマーケティングに欠かせない概念として、「リードナーチャリング」というものがあります。これは、継続的に有効なコミュニケーションを取ることで、*メール読者=見込み客を育てる*というものです。読者が本当にほしいと思う情報、または相手に有益な情報を提供することで、購読者との関係を常に良好にし、ほしいと思った時に商品購入に結び付けてもらうというのが、メールマーケティングの強みなのです。


メールマーケティングだからできる。効果測定で相手の「ニーズ」をキャッチ


ほしいと思う情報は読者それぞれに異なりますよね。


それってどうしたらわかるんでしょうか?と疑問に思ったあなた、メールマーケティングならわかるんです!メールマーケティングでは配信後の効果測定が可能です。


これはHTMLメールだからできることで、配信するだけで以下のことが分かるのです。


・開封した人の特定


・それぞれのリンクのクリック数合計とクリックした人の特定


・メールの購読停止をした人の特定


・配信エラー発生が起きたアドレスの特定


つまりこれらのデータから「この人はいつも開封してくれて私のブランドへの興味が高い」、「この人は開封してくれないから、今のメールの内容には興味がないのかもしれない」、ということがわかり、以降のメール配信で反映させることができるのです。


このデータを使えば例えばこんなことができます。


※下記1、2の様な配信リスト作成はメール配信ツールを利用すれば過去の配信結果をもとに簡単に抽出することができます。


1. 配信を重ねていく中で定期的に開封し、なおかつリンクをクリックしてくれる人


→エンゲージメント(関係性)が高い読者なので特別なクーポンなどのプレゼントを渡してさらに固いエンゲージメントを構築する


→アンケートを行い、質の高いヒアリングを得ることができる


2. 過去5回以上のメールを開封していない人


→メールの件名や差出人名を変えるなど違ったアプローチ方法


→特別なお知らせ以外には配信しない=配信頻度をさげて相手の迷惑にならない


→メール配信以外のアプローチ方法が有効かもしれない


いかがでしたか?メールはただ送るのではなく、何を送るのか、誰に送るのか、受け取られた相手に何をしてほしいのかを考えることが第一です。その上で配信後の効果測定を行い、改善し続けることで成果が伴っていきます。逆に言うと、これくらいしなくては今の読者は振り向いてくれません。メールはコミュニケーションです。闇雲に送るメルマガからの卒業し、より良い関係性を築くことができるメールマーケティングを始めてみませんか?