バンパー広告とは?YouTubeで配信される6秒動画の効果と設定方法を徹底解説

バンパー広告とは?YouTubeで配信される6秒動画の効果と設定方法を徹底解説

Webマーケティング2021.03.31

目次


バンパー広告をご存知ですか?6秒動画とも言われるバンパー広告は、世界中で有名な動画サイトYouTubeで配信される動画広告です。


今回は、これからバンパー導入を考えている初心者の方に向けて、国内6,500万人以上のアクティブユーザーを持つと言われているYouTubeを利用した動画広告がもたらす効果と設定方法について徹底解説します。


バンパー広告とは?


バンパー広告は、冒頭でもお伝えした通り、有名な動画サイトYouTube広告のひとつで、YouTube内で配信される動画広告です。


従来のYouTube広告であるTrueView広告が15〜30秒程度の配信時間に比べ、バンパー広告の配信時間はわずか6秒程度。かなり短い尺ではありますが、スキップができないという特徴を持ち合わせており、スキップ可能なTrueView広告よりも確実に広告を見てもらえます。


さらに、低予算で始められることができ、YouTubeを視聴できるデバイスなら、PCでもスマホでもタブレットでもテレビでも視聴することが可能です。


バンパー広告の特徴


バンパー広告は、インプレッション数に応じて費用が発生します。1,000回ごとの動画再生ごとに「インプレッション数×インプレッション単価0.4〜0.5円程度」の費用が発生することになります。


これは、他の広告よりも安い単価で、より多くのユーザーに配信することができることから新商品の認知拡大や期間限定イベントの告知などに最適です。


しかし、一方でなかなかクリックされにくいという特徴ももちあわせており、配信された広告からのサイト遷移はほぼ見込めないという実情もあります。


バンパー広告の設定方法


バンパー広告を実際に設定するには、事前に「バンパー広告用の動画」を作成しておき、それをYouTubeにアップロード(アカウントの取得が必要)しておく必要があります。


1.新しいキャンペーンを作成する


Google広告でバンパー広告のキャンペーンを設定します。キャンペーンから「+」ボタンをクリックし、「新しいキャンペーン」を選びます。


2.キャンペーンタイプを設定する


表示された画面内で、キャンペーンタイプから「動画」を選びます。さらにキャンペーンのサブタイプとして「カスタム動画キャンペーン」を選んでおきましょう。


設定ができたら「次へ」をクリックします。


3.キャンペーン名と戦略設定


任意のキャンペーン名を入力します。


その後、入札戦略として「目標インプレッション単価」を選んでおきましょう。


4.予算と日程を設定する


バンパー広告で必要な予算と配信期間の設定をします。


ネットワークは「YouTube」のみをチェックしておき、使用する言語と地域を選択します。


5.その他の設定


バンパー広告は、視聴者へ向けてリーチを行うことを目的とした広告です。できるだけ多くのユーザーに広告を見てもらうためには、限られた予算内で、一人のユーザーにつき1日に配信できる回数を設定しておくほうが効果的です。


ここでは必ず1日の配信回数を設定しておきインプレッションの上限も設定しておきましょう。配信回数の目安は、1日3〜4回程度です。


6.広告グループを入力する


ユーザーに対してのターゲティング条件を設定しましょう。事前に決めておいたペルソナをもとに、いつ、誰に配信するのか、できるだけ詳細な条件を入力し、効果的な広告配信を行いましょう。


7.URLをアップロードする


あらかじめYouTubeにアップロードしておいた動画のURLを入力しますが、入力ミスがないかどうかもしっかり確認しておきましょう。


動画広告のフォーマットは「バンパー広告」を入力しておきましょう。


8.各種URLの入力


ランディングURLと広告表示URLを設定します。広告名を入力して、キャンペーンの作成を選択します。


その後、「キャンペーン」へとすすんで設定の操作は完了です。


全ての設定が終わったら、審査になります。審査をクリアした広告はバンパー広告として配信されることになります。


バンパー広告を上手に活用するには


YouTube内で配信されるバンパー広告を上手に活用するには、まずは詳細なターゲット設定を行います。年齢、性別、地域などのユーザー属性はもちろん、興味や関心を持つユーザー情報をもとに、「配信する広告を誰に見てもらいたいのか」を明確にしておくことが重要です。


また、バンパー広告は6秒という非常に短い時間であることから、作成する動画はできるだけシンプルかつダイレクトなものにしましょう。伝えたいことだけにフォーカスを絞り込んで、インパクトのある効果的な動画作成を行うことがポイントです。


さらに、作成する動画は一本だけでなく、複数本制作しておくことも大切です。いろいろなバリエーションの動画を制作することで、よりユーザーの興味を引きつける効果が期待できます。


まとめ


バンパー広告は、YouTube広告の中でも低コストで多くのユーザーに見てもらうことができる効果的な広告であることがわかりました。


短い尺の中に、いかに印象に残る動画やフレーズを組み込むことができるかどうかで、その広告が与えるインパクトはガラリと変わります。


動画制作にはある程度の費用が必要となりますが、明確なターゲット設定と、PDCAを回しながら定期的な分析を行い、より成果の上がる動画広告を制作していきましょう。