さまざまな商品やサービスをアピールするための、広告。そのなかで注目されているのがYahoo!動画広告です。

Yahoo!広告のひとつである動画広告がどのようなものか、どのような効果が期待できるのか、どのようなメリットがあるのかということを、まだ知らないという人も多いのではないでしょうか。

本記事では、導入の検討に役立つよう、Yahoo!動画広告について紹介します。

Yahoo!動画広告とは

Yahoo!動画広告

動画広告と画像広告にはどのような違いがあるのか、違いが理解されていないことも多いです。そこでまずは、Yahoo!動画広告がどのような広告なのか解説していきます。

掲載箇所

Yahoo!動画広告は、テキストや画像だけでは伝えきれない情報を伝えることができるというメリットをもっています。

スマートフォン版Yahoo!JAPANのトップページ、Yahoo!JAPANが提供しているサービスのタイムライン(一部サービスに限る)にも掲載することができます。そのため、幅広いユーザーに対して広告でアプローチすることが可能です。

掲載箇所

動画だけではなく、クリックを促すボタンを設置したり、広告の説明文を付け加えたりすることもできます。

【掲載のイメージについて】

レスポンシブ動画の場合は、自動再生がオンになっているデバイスにおいて広告を自動的に再生します。

再生されるタイミングは、タイムラインにおける可視領域の中で動画が5割ほどを占めたときとなっています。5割以下の場合は、動画が自動再生されることはありません。

バナー動画の場合は、レスポンシブ動画と同様に5割ほど表示されると動画が自動再生され、5割未満になると一時停止されるという仕組みになっています。

費用のシステム

費用のシステム

引用元:https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/ydn/articledetail?lan=ja&aid=12072

Yahoo!動画広告を利用する際には、費用のシステムについても知っておく必要があります。

動画広告の費用システム

Yahoo!動画広告の場合は、10秒間広告が再生されたときに課金されるというシステム。動画広告を運用していたとしても、10秒未満の再生だったときには費用がかからないということになります。

10秒再生された時の費用は、およそ8円です。20秒再生された場合でもその費用はおよそ8円なので、運用費用と広告の時間は比例しません。

つまり、伝えたいことがたくさんある場合は20秒や30秒、1分の動画を作成しても、運用コストは大幅に変わらないということになるのです。

バナー広告の費用システム

バナー広告は、ディスプレイ広告とも呼ばれています。この広告を運用する場合の費用は、クリックされた分だけかかるというシステムです。

ユーザーが広告をクリックして、サイトを訪問した場合に予算が消化されていくという仕組み。予算の設定は自由にできるので、それぞれのニーズに応じて決められます。

Yahoo!動画広告を利用するなら、このような費用システムの違いについてもあらかじめ知っておくと予算を立てやすくなるでしょう。

Yahoo!動画広告の入稿規定

Yahoo!動画広告を運用するなら、入稿規定についても知っておく必要があります。

正方形の場合

正方形の場合は、アスペクト比が1:1、ピクセルサイズが600px×600px、ファイルサイズが最大200MBと定められています。そして拡張子は、「.MP4」にする必要があります。

最小映像ビットレートに関しては1Mbps以上、最大フレームレートに関しては最大30fpとなっているので確認しておきましょう。再生時間は最小5秒~最大1分です。

横長の場合

横長の場合は、アスペクト比が16:9、ピクセルサイズが640px×360pxとなっています。

ファイルサイズや拡張子、最小映像ビットレート、最大フレームレート、再生時間に関しては、正方形の場合と同じ条件が入稿規定に定められているので確認しましょう。

レスポンシブで期待できる効果とは?

レスポンシブは、多様化しているデバイスや掲載する場所に合わせて入稿の内容を最適化する広告のことを指します。レスポンシブの場合、スマートフォンやパソコンといったデバイスごとに分けなくて済むというメリットも存在。

そんなレスポンシブ広告には、さまざまな効果が期待できます。具体的にどのような効果が期待できるのかみていきましょう。

クリック率やコンバージョン率アップ

レスポンシブは、ディスプレイ広告と比べてみるとよりユーザーの目に留まりやすくなっています。ユーザーの目に留まりやすいということは、それだけ多くの人がクリックしてくれる可能性も高まるということです。

つまり、クリック率やコンバージョン率アップにもつながると考えられます。

Yahoo!JAPANの自社調査では、クリック率は1.2倍、コンバージョン率は2.5倍になったと発表されています。

新規ユーザーの獲得

レスポンシブは、新規ユーザーの獲得に役立ちます。
広告とコンテンツの中に溶け込ませ、ユーザーに情報を届けやすくなっているため、新規ユーザーの獲得につながっています。

これまでのフォーマットでは捉えきることができなかったユーザーにもアプローチができるのは大きな強みです。

クリックユニークブラウザの数は2倍、コンバージョン率は1.2倍になっていることが、Yahoo!JAPANの調査で分かっています。

掲載面が増える

ディスプレイ広告の中でもレスポンシブはおよそ5割を占めています

Yahoo!JAPANでは、スマートフォンとパソコンの双方にレスポンシブの配信を行っていて、配信量は着実に拡大しています。今ではレスポンシブがディスプレイ広告の主要なフォーマットになっているのです。

このことから、既存のテキスト広告と画像広告だけではなく、レスポンシブも運用することができれば、チャンスが格段に広がっていくと考えられます。

Yahoo!JAPANが行った調査によると、YDNの配信だとその半数以上がレスポンシブとなっています。

掲載のチャンスが広がっていくことによって、メリットが増えるでしょう。レスポンシブの導入を前向きに検討してみる価値は、充分あるといえます。

Yahoo!動画広告のメリット

Yahoo!動画広告の運用を考える際、どのようなメリットがあるのか知っておきたいという人もいるでしょう。

続いては、Yahoo!動画広告が持つメリットについて解説していきます。主なメリットは、以下の5点です。

  • 信頼できる媒体で広告を掲載できる
  • 動画の特性を活かしたアプローチができる
  • 配信ボリュームが大きい
  • 顕在層や潜在層を狙える
  • リターゲティングができる

信頼できる媒体で広告を掲載できる

1つ目のメリットは、信頼できる媒体で広告を掲載できるという点です。

Yahoo!動画広告をはじめとしたYahoo!広告は、Yahoo!アプリYahoo!天気といった、Yahoo!が運営する媒体をメインに掲載することができます。

信頼できる媒体で広告を掲載できる

これらの媒体は、多くの人が信頼できると感じているため、そのような場所に掲載できることにメリットを感じる人は多いでしょう。

またこれら媒体は、目にする人も多いです。そのため、広告を掲載することによって新規ユーザーの獲得がしやすくなります。

これは、信頼できる媒体で広告を掲載できるというメリットから派生して生まれるメリットだといえます。

動画の特性を活かしたアプローチができる

2つ目は、動画の特性を活かしたアプローチができるという点です。

動画を活用することによって、テキストや画像だけでは伝えきれなかった部分まで深くユーザーに伝えることができるようになりました。

動画がブラウザ上で再生されると、内容が気になってつい見てしまうという人は少なくありません。また動画であれば、より多くの情報を数十秒の中に盛り込みやすくなるというメリットも生まれます。

つまり、Yahoo!動画広告を運用することで、動画の特性を活かしたこれまでとは違うアプローチができるようになるのです。

配信ボリュームが大きい

3つ目は、配信ボリュームが大きいという点です。

Yahoo!動画広告は、再生した秒数によって費用がかかるというシステムになってます。10秒未満の再生だったときには費用がかからないため、コストを抑えながら大きな配信ボリュームを獲得することができるような仕組みになっているのです。

配信ボリュームが大きいということは、それだけ多くの人の目に留まりやすくなるので、広告として効果を発揮する可能性も高まります。

顕在層や潜在層を狙える

4つ目は、顕在層や潜在層を狙えるという点です。

Yahoo!動画広告が掲載されるのは、アプリやブラウザ上のYahoo!JAPANトップページ、Yahoo!JAPANが提供しているサービスのタイムラインといった場所。これらを使用しているユーザーは年齢層も住んでいるエリアもバラバラなので、幅広い層へのアプローチにつながります。

幅広い層にアプローチができれば顕在層や潜在層を狙うことができ、商品・サービスをより多くに人に知ってもらえるのです。

リターゲティングができる

5つ目は、リターゲティングができるという点です。

リターゲティングというのは、一度でもホームページなどに訪問したことがあるユーザーに対して広告を配信することを指します。同じ意味をもつリマーケティングという言葉が使われることもあります。

つまり、リターゲティングができるというのは一度でもホームページに訪問したことがあって、商品やサービスを利用する可能性が高いユーザーに対して、積極的なアプローチができるということになります。

少しでも興味をもっている人であれば、商品・サービスについてまったく知らない人よりは購買行動につながる可能性が高いです。

このことから、リターゲティングができるというのはYahoo!動画広告を運用する大きなメリットになるといえます。

Yahoo!動画広告のデメリット

Yahoo!動画広告にはメリットがいくつもあります。しかしメリットだけではなくデメリットがあることも知っておかなければいけません

最後に、Yahoo!動画広告のデメリットについてみていくことにしましょう。

専用のビジネスアカウントが必要

専用のビジネスアカウントが必要

1つ目は、専用のビジネスアカウントが必要だという点です。

Yahoo!のビジネスアカウントを取得するには、新規登録する人の氏名、メールアドレス、勤務先の住所・郵便番号・電話番号などが必要になります。

それだけではなく、ツールを管理する権限を持つ管理者にするのか、ツールを管理する権限を持たない利用者にするかも、予め決めておかなければいけません。さらに、法人管理権限を付与するかどうかも決めておく必要があります。

法人管理権限は、Yahoo!ビジネスマネージャーに登録している法人情報の管理に関する権限になります。

これらを考えたり、IDを新たに取得したりする手間は、デメリットともいえるでしょう。

視認率は高くない

2つ目は、視認率は高くないという点です。

視認率というのは、ディスプレイ広告がどれだけユーザーの目に留まったかを示す割合を指します。広告が占める面積が5割以上になり、1秒以上表示された時に、視認可能とみなされます。

ディスプレイ広告の場合はその視認率が40%~60%となっているので、およそ半数は見ていないということになるのです。

広告を運用すればその分認知が拡大すると思われがちですが、必ずしもそうでないことを念頭に置いておく必要があるでしょう。

審査が厳しい

3つ目は、審査が厳しいという点です。

Yahoo!動画広告を掲載するためには、審査をクリアしなければいけません。

審査をクリアして掲載するには、Yahoo!プロモーション広告のガイドラインを予めチェックしておかなければいけません。

Yahoo!が提供するサービス上にも広告が掲載されるため、検索したキーワードに対してふさわしい内容の広告か、誤解されるような広告になっていないか、法律違反はないかといった視点から審査が行われます。

審査に落ちてしまうのは、ガイドラインに則していない可能性が高いため、きちんと確認してから出稿する必要があるでしょう。

Yahoo!広告の審査は、3営業日以内に結果が出るとされています。しかし、審査に落ちてしまうと時間がさらにかかる可能性が高いです。

ガイドラインや法律に則した内容の広告を出稿すれば、審査落ちの心配はなくなるでしょう。

これらを踏まえて考えてみると、審査が厳しいというデメリットはあるけれど、それは適切な広告を出すために必要なことだとわかるはずです。

Yahoo!動画広告のメリットを活かして最適な運用を

Yahoo!動画広告は動画を活用した広告なので、テキストや画像以上に多くの情報をユーザーに伝えることができます。

幅広いユーザーに対して広告でアプローチできるというメリットもあるので、Yahoo!動画広告を運用する価値は大きいと考えられます。

10秒間広告が再生されたときに課金されるというシステムであることから、コストを抑えながら広告の運用をすることもできるでしょう。

その他にも、Yahoo!動画広告にはさまざまなメリットがあるので、運用を前向きに考える価値はあるといえます。Yahoo!動画広告のメリット、デメリット両方を理解したうえで運用すると、広告の効果を実感しやすくなるでしょう。