WEB広告の出稿を検討する際に、代表的な広告出稿の媒体として「Google広告」と「Yahoo!広告」の2つをイメージされる方がほとんどではないでしょうか。この2つの広告媒体について、その違いと特徴を詳しく解説します。

自社のweb広告の運用をする前に、この「Google広告」「Yahoo!広告」の2大広告媒体について、詳細を押さえておきましょう。

※この記事は2021年3月時点の情報を元に作成しました

Yahoo!広告とGoogle広告の違いとは?

Google広告とYahoo!広告の違いとは

Google広告とYahoo!広告には、掲載先や運用方法、配信ターゲットなど様々な違いがあります。広告を配信して成果を出すためには、その特徴を理解して、自社のターゲットに合った適切な配信先を選ぶことがポイントです。

Google広告とYahoo!広告の違いについて、ひとつずつ項目を押さえていきましょう。

広告の掲載先

広告の掲載先は、Google広告では主に「Google検索結果」「Youtube」「Google Play」「Gmail」などに表示されます。一方、Yahoo!広告は「Yahoo!検索結果」「Yahoo!JAPAN提携サイト」などに表示されます。

Yahoo!広告Google広告
検索広告・Yahoo!JAPAN検索結果
・Yahoo!JAPAN提携先サイト
・Google検索結果
・Google提携先サイト
ディスプレイ広告・Yahoo!ニュース
・Yahoo!知恵袋
・Yahoo!提携先サイト
・Youtube
・Gmail
・Google提携先サイト

Googleでは個人のサイトにも広告配信されますが、Yahoo!ではYahoo!JAPANが提携する大手公式サイトのみに配信されるところも違いのひとつです。

Yahoo!広告は提携先に定評があり、検索広告では朝日新聞やAmeba、BuzzFeed、ディスプレイ広告では毎日新聞、Goo、Cookpadなど大手新聞社や経済情報誌などにも配信されます。

バナーサイズ

使用できる広告バナーのサイズは、Google/Yahoo!共通の場合もありますが、それぞれにのみ適応するサイズの場合もありますので注意が必要です。

共通サイズ300×250、728×90、160×600、468×60、320×50、320×100
Yahoo!広告のみ600×500、640×100、640×200
Google広告のみ336×280

Google広告、Yahoo!広告で同一の広告出稿を考えている場合は、バナーサイズが異なるためリサイズをする可能性があることを押さえましょう。

広告表示オプション

広告表示オプションとは、テキストの広告文とは別に、電話番号や住所などを表示させるオプションです。電話番号、サイトへのリンク表示のオプションはGoogle/Yahoo!ともに使用できますが、それ以外にも使える広告表示オプションがいくつかあり、Google広告のほうがその種類が多く用意されています。

Yahoo!広告Google広告
クイックリンクオプションサイトリンク表示オプション
電話番号オプション電話番号表示オプション
テキスト補足オプションコールアウト表示オプション
カテゴリ補足オプション構造化スニペットオプション
アプリリンク表示オプション
レビュー表示オプション
住所表示オプション
アフィリエイト住所表示オプション
リードフォーム表示オプション
メッセージ表示オプション

マッチタイプの表記方法

Yahoo!広告、Google広告では、キーワードマッチタイプの表記が少し変わります(完全一致とフレーズ一致)。Yahoo!広告ではマッチタイプをプルダウンから選択し、Google広告ではキーワードに記号を付ける形式です。

入稿規定や使用できる文字

入稿規定や使用できる文字、文字数は大きな違いはありません。Yahoo!とGoogleで同一の内容の広告テキストの掲載を検討する場合は、そのまま使用できることがほとんどです。

運用方法や管理画面

管理画面の操作方法や運用方法についても確認しておきましょう。web広告は出稿すればよいというわけではなく、広告の成果を出すには出稿後の効果検証や編集作業も重要なポイントです。

Google広告では、検索連動型広告とディスプレイ広告の管理が共通画面で行うことが可能ですが、一方Yahoo!広告ではそれぞれが独立しているため、操作手順や編集作業には違いがあります。

また、Googleアナリティクスで分析を行うにあたり、Yahoo!広告ではパラメーターの付与が必要となるため、Googleよりも若干手間が必要です。

ターゲティング

Yahoo!広告、Google広告それぞれに、配信ターゲティングの名称と設定内容が異なります。

YDNGDN
キーワードサーチターゲティングコンテンツターゲティング
インタレスト興味関心カテゴリー
購買意向カテゴリー
アフィニティカテゴリ
インテント
リターゲティングサイトリターゲティングリマーケティング
トピックサイトカテゴリートピックターゲティング
プレースメントプレイスメントターゲティングプレイスメントターゲティング
性別男性
女性
不明
男性
女性
不明
年齢13~14歳
15~17歳
18~19歳
20~21歳
22~29歳
30~39歳
40~49歳
50~59歳
60~69歳
70歳~不明
18~24歳
25~34歳
35~44歳
45~54歳
55~64歳
65歳~不明
子供の有無子供あり
子供なし
不明
地域都道府県単位
市区町村単位
都道府県単位
市区町村単位
半径指定

年齢設定について、Yahoo!広告がGoogle広告より詳細な設定が可能です。

次に、子供の有無については、Google広告のみ設定が可能でYahoo!広告では設定できません。また、地域設定では、都道府県単位、市区町村単位はどちらも設定可能ですが、Googleのみ半径指定が可能です。

審査の厳しさ

yahoo!・Googleともに広告の出稿には審査を受ける必要があります。あくまで目安ですが、Google広告では1営業日、Yahoo1広告では3営業日以内となります。審査基準もそれぞれ独自の詳細な基準があります。

Yahoo!広告とGoogle広告のユーザー層の違い

Yahoo!広告とGoogle広告では、先述の通り広告の配信先が違います。そのため、広告配信で成果を出すためには、それぞれのユーザー層をよく理解した上で配信先を決定することが大きなポイントといえます。Yahoo!とGoogleそれぞれのユーザー層の違いと特徴を確認しておきましょう。

Yahoo!広告

Yahoo!広告

Yahoo!ユーザー層は、男女比はほぼ同じで高年齢層の比率が高く、PCを使用しYahoo!関連サービスの利用時間が長いという傾向があります。ひとつずつ確認していきましょう。

40~60代が多い

年齢別ではYahoo!ユーザーは40~60代が多い傾向が見られます。特に50代以上の男性割合が多く、この層に広告を届けたい場合はYahoo!広告が有用といえます。また、女性も男性と概ね同様の傾向が見られます。

PCユーザーが多い

Yahoo!ユーザー層の特徴のひとつとして、「PC使用が多く、スマホでは利用していない」という特徴があります。Yahoo!ユーザーはSNS利用時間もGoogleユーザーと比較して少なく、「PCを使用してYahoo!関連サービスを閲覧している」ということが推測できます。

主婦や定年退職者が多い

職業別では、Yahoo!ユーザーは「専業主婦(主夫)」と「無職・定年退職・家事手伝い」の割合が多いというデータがあります。すきま時間を活用できる主婦層が「Yahoo!ニュース」や「Yahoo!ショッピング」などの関連サービスサイトを好む傾向があると推測できます。

Google広告

Google広告

Googleユーザー層は、男性比率と若年層比率が高く、スマホ利用、SNS利用時間が長いという傾向があるといわれています。こちらもひとつずつ確認していきましょう。

若い世代が多い

年齢別でGoogleユーザーを見ると、20~30代の男性割合が高く、特に20代男性の割合が多いというデータがあります。20代男女のYahoo!ユーザーの割合は極端に低く、若年層に広告を届けたい場合はGoogle広告を利用するとよいでしょう。

スマホユーザーが多い

Googleユーザーは、PCとスマホともにインターネット利用時間が長いというデータがあります。また、SNSの利用時間もYahoo!ユーザーと比較して長いという結果も出ています。若年層利用が多い傾向が作用した結果とも見受けられます。

会社勤務やフリーランスが多い

Googleユーザーは、職業別では「会社勤務」や「フリーランス・SOHO」の割合が高いというデータがあります。仕事上での情報収集に検索結果がシンプルで余計な情報が少ないgoogle検索の使用を好む傾向があるのでしょう。

Google広告とYahoo!広告の特徴を理解して適切な方を選ぼう

この記事では、Google広告とYahoo!広告の違いと特徴を、「配信先」「広告表示のされ方」「表示ターゲット」「運用方法」「ユーザー層」などの項目で詳しく解説しました。自社のWEBマーケティングで成果を出すために、Google広告とYahoo!広告の違いを理解し、適切なターゲットユーザーへの配信と運用管理を行いましょう。

特にユーザー層については、Googleユーザーは男性比率と若年層比率が高く、SNS利用時間が長いという傾向があり、一方でYahoo!ユーザーは男女比はほぼ同じで高年齢層の比率が高く、Yahoo!関連サービスの利用時間が長いという傾向があることを押さえましょう。

WEB広告は運用代行業者に依頼して配信管理を行うことも可能です。プロならではのノウハウとテクニックで成果を出すための広告配信を行う場合は、ぜひ検討してみると良いかと思います。