Yahoo!広告とは、Yahoo! JAPANや提携先サイトに広告の掲載を行うサービスです。日本では最大級のメディアであることから、多くの企業が利用しています。

「検索広告」と「ディスプレイ広告」の2種類があり、それぞれに特徴と課金方式があります。出稿する際は、この特徴や費用についてよく確認したうえで運用しましょう。

この記事では企業でデジタル広告の掲載を検討している方に向け、Yahoo!広告の種類や課金方式、料金の相場を解説します。また、コストを抑えるための工夫についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

Yahoo!の「検索広告」と「ディスプレイ広告(YDN)」とは

Yahoo!広告には、大きく分けて「検索広告」と「ディスプレイ広告(YDN)」の2種類があります。それぞれ異なる内容となりますので、ここでは2つの内容について詳しく解説します。

検索広告とは

検索広告はリスティング広告とも呼ばれており、ユーザーがYahoo! JAPANで検索をした際、検索したキーワードに応じて表示されるテキスト広告のことです。

例えば、「東京 英会話 教室」というキーワードで広告を利用するとします。ユーザーがそのキーワードを検索することによって、東京都内にある英会話教室のWebサイトを表示してくれます。このように、検索結果と同時にテキスト広告も表示してもらえる仕組みです。

これにより、ユーザーが必要としている広告のみの掲載が行えるので、クリックしてもらいやすいメリットがあります。コンバージョン率が高く、成果につながりやすい広告といえるでしょう。

ディスプレイ広告(YDN)とは

ディスプレイ広告(YDN)とは、写真やイラスト、ロゴなどを使用した広告のことを言います。画像やイラストをユーザーがクリックすることによって、Webサイトなどへ足を運んでもらえます。

ディスプレイ広告(YDN)は潜在層へのアプローチができるほか、テキストだけではなく画像やイラストで広告をアピールできます。そのため、パッと見るだけで内容がわかるメリットがあるので、近年では利用する企業も増えてきているのです。

Yahoo!ではトップページの右上や、中央あたりに表示されている画像がディスプレイ広告(YDN)になります。目立つ部分に表示されるので、ユーザーの目に入りやすいのがメリットです。

Yahoo!検索広告の料金

広告の利用を検討する際、懸念材料としてあげられるのが料金です。まずは課金方式や費用相場を知りたい方のために、ここではYahoo!検索広告の料金について具体的に解説します。

課金方式

Yahoo!検索広告は、「クリック課金方式」を採用しています。これは、ユーザーが広告をクリックし、該当のページにアクセスした時点で料金が発生する仕組みです。そのため、広告が表示されただけで、クリックがされなかった場合は料金が発生することはありません。

料金の決まり方は「クリック回数×クリック時の料金」で清算されます。また、クリック単価はオークション形式で決まるため、利用する内容によって料金が異なります。

クリック単価の平均相場は業界や業種によって異なります。クリック単価の相場を知りたいときは、自社の業界と同じ業界で調べるとよいでしょう。

費用相場

Yahoo!検索広告は、広告主が予算を自由に決められるメリットがあります。日額数千円から設定することができるため、多額の投資額を用意しなくても始められます。

1クリックあたりの最低設定単価は1円から始められますが、相場としては10円前後で設定されている方が多いようです。また、競合が高いキーワードなどは、クリック単価が100円を超える場合もあります。

広告のクリック単価は、とにかく安く設定すればいいわけではありません。設定金額が低すぎる場合は、上位掲載が見込めない場合もあるのです。

掲載場所は「エリア1」と「エリア2」に分けられていますが、せっかく掲載をするなら上位掲載の「エリア1」に表示される料金設定がおすすめです。

Yahoo!ディスプレイ広告(YDN)の料金

Yahoo!の広告には、検索広告以外にディスプレイ広告もあります。課金方式と料金の相場について紹介するので参考にしてみてください。

課金方式

Yahoo!ディスプレイ広告(YDN)は、運用型と予約型の2つがあります。運用型はクリック、ビューアブルインプレッション、動画再生など、成果が出たときだけ費用が消化される仕組みです。そのため、仕組みとしては検索広告とそれほど変わりはありません。

しかし、予約型の場合は掲載期間と表示回数が保証されているサービスとなり、あらかじめ決められたプランを選択する課金方式です。予約型と運用型の料金は異なりますので、事前にどちらが適切か選ぶ必要があります。

費用相場

運用型と予約型について料金が異なる説明をしました。まずは運用型の費用相場を説明しますが、こちらは1クリック数十円から数百円が相場となっています。自由に決められるため、多くの方が利用している方法です。

続いて予約型ですが、こちらは事前にプランが決められており、20万円〜2000万円以上の料金が必要です。費用面では高く感じますが、掲載期間と表示回数が保証されているため、必ず成果を出したい場合にはおすすめと言えるでしょう。

課金方式は2つありますが、運用型と予約型で相場は異なります。利用を検討している方は、どちらのプランが予算に合うか検討しながら選んでみてください。

Yahoo!広告のコストを抑えるには

Yahoo!広告を始めるにあたって、「効果を出しながらコストもできる限り抑えたい」と思う方も多いでしょう。料金を抑えながら上手に広告を利用する方法は大きく分けて4つあります。

キーワード対策を徹底する

Yahoo!広告の単価は、キーワードによっても変動します。例えば、「クレジットカード」などのキーワードは競合が高く、広告単価も高いのが現状です。

予算的に限られている場合は、なるべく検索ボリュームが少なく、あまり検索がされていないロングテールキーワードを選ぶといいでしょう。

キーワードの選定はよく考える必要があるので大変な作業ではあります。しかし、コストを抑えることが目的なら必要不可欠となりますので、キーワード対策は徹底しましょう。

上位検索のためには広告品質が重要

品質スコアを上げることによって、掲載順位をアップさせられるなど様々なメリットがあります。「これらを実現するためにはそれなりの料金が必要になるのでは?」と思われる方もいるかもしれません。

確かに、掲載順位などは入札価格なども関わってきます。しかし、広告の品質でも掲載順位は変動するのです。

この部分は入札価格と関係ありませんので、品質スコアの分析なども行い続けることによって、低予算でも効果のある広告を作ることができるでしょう。

品質スコアは、設定したキーワードと広告の内容が関連しているか、広告をクリックしたら表示されるページに問題はないかなどが影響しています。入札単価を調整しても思ったような効果が得られない場合は、品質スコアを上げることを検討してみてください。

除外キーワードの設定を行う

除外キーワードの設定を行うことで、表示させたくないキーワードで広告が表示されることを防げます。これにより、無駄なクリックに繋がることはなく、表示させたい人だけに配信することができるのです。

たとえば、食器の「カップ」をキーワードに広告を設定する際は、「カップケーキ」や「カップ麺」が除外キーワードとなります。「カップ」だけを設定してしまうと、このようにターゲットとは違うユーザーからのアクセスも増えてしまうためです。

このような設定には手間がかかってしまいますが、コストを抑えるためには大切な部分になるので無駄をなくしたい方は実行してみてください。

ターゲットを絞った配信

予約型のYahoo!ディスプレイ広告(YDN)でのコストを抑える方法には、ターゲットを絞った配信が最適です。例えば、配信地域を幅広く設定していると、それなりに料金がかかります。

そのため、必要のない地域では配信しないように設定するなどの対策をすることで料金を抑えることができます。

Yahoo!広告を始める手順

Yahoo!広告を始める手順は下記の通りです。

1.「Yahoo!広告公式ページ」でアカウントを開設する

2.「Yahoo!広告管理ツールページ」にて広告を作成する(キャンペーン作成、広告グループの設定、キーワード作成、広告文の作成)

3.配信の設定をする(除外キーワード設定、配信地域設定、配信日時、タグ発行)

4.広告の入金設定をする

5.広告を審査にかける

6.Yahoo!広告の配信開始

手順については上記の通りですが、審査落ちが発生していないか、広告予算の消化具合や進捗、広告の表示やコンバージョンの計測が正常かについてはこまめにチェックしておくと安心です。

Yahoo!広告を始めるにあたって、アカウントの開設からスタートする方は少々手間がかかりますが、一度慣れてしまえば、あとは手順に沿って作成するだけです。2回目からは同じ操作の繰り返しになるので、配信もスムーズにできるようになるでしょう。

まとめ

Yahoo!広告は、限られた予算で配信を始められる魅力的なサービスです。広告の種類も検索広告やディスプレイ広告(YDN)など豊富にあるため、用途に合わせて選ぶことができます。

国内でも有数のポータルサイトであり検索エンジンでもあるYahoo!は、広告の掲載先としても魅力的です。上手に運用して、自社の売上向上やブランディングを成功させましょう。少しでも興味がある方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。