タイムライン上などで表示されるTwitter広告の費用はオークション形式で、明確な設定金額はありません。設定や入札価格によって費用対効果は大きくも小さくもなるため、特徴を理解することで費用対効果を最大限に活かすことができます。

この記事では、企業のデジタル広告担当者の方に向けて、Twitter広告の特徴から費用の決まり方、どのようにしてTwitter広告をうまく活用できるのかを解説していきます。費用対効果を高める方法も紹介するので、自社の広告運用にお役立てください。

Twitter広告とは

Twitter広告とは、タイムライン上や検索時に表示される広告全般を指します。ユーザーの検索語句などを反映して、詳細にターゲティングできるという特徴をもちます。Twitter広告は「プロモツイート」「プロモアカウント」「プロモトレンド」の3つの種類があります。

タイムライン上では、通常のツイートと同じようにいいねやリツイート、リプライまで可能なため、ユーザーに関心を持ってもらえると拡散され、より幅広いユーザーに届けることが可能です。

Twitterのユーザー層は、国内では20代から40代が多く、テレビなどのマスメディアではアプローチできない層に届けやすい強みがあります。

配信の際にデモグラフィックの属性以外にも、ユーザーの検索語句、指定した特定のアカウントのフォロワーなどをターゲティングできるなど、細かな設定が可能です。

Twitter広告のメリット

爆発的な拡散力があり、ツイートが注目されると一気に拡散されるのがTwitter広告のメリットです。拡散されること自体にコストはかからず、フォロワーが自発的に広めてくれます。

新聞広告や雑誌広告ではアプローチできない、若年層のユーザーへアピールしやすいのもメリットです。

拡散力のあるTwitter広告ですが、万が一内容に不適切なものが含まれていた場合、元のツイートを削除してもリツイートされたツイートは残ります。情報の修正や訂正を行いたくても、拡散されてしまったら削除できないのがTwitter広告のデメリットです。投稿する際は、事前に内容をよく確認してから投稿しましょう。

また、Facebook広告に比べるとターゲティングの精度は低いです。Twitterはアカウントを取得する際、本名や住所などを入力する必要がありません。Facebookは基本的に実名登録制であり、住所や年齢なども登録します。そのため、Twitter広告にはFacebook広告ほどの精度がないことが実状です。

Twitter広告の種類

Twitter広告は、大きくわけて3種類あります。それぞれの特性を掴むことで、自社のサービスをどの広告フォーマットで配信するのがよいのか選ぶことができます。

プロモツイート

タイムライン上にツイートと同じように表示される形式です。必ず左下に「プロモーション」と表示が出ますが、それ以外は通常のツイートと同じように、いいねやリツイート、リプライなどができます。ユーザーに対して表示される回数は1日1回と定められていて、ツイートのタイムライン以外には、広告内容に関連したアカウントのプロフィールなどに表示されます。

プロモツイートが使われる目的は、主にツイートや自社のWebサイトに対するエンゲージメント数の増加などがあげられます。

プロモアカウント

対象ユーザーが興味のありそうなアカウントをリコメンドとして表示する形式です。アカウントのプロフィール画面のように表示されていて、「プロモーション」というラベルが表示されています。なお、タイムライン上で表示されるおすすめユーザーはプロモアカウントではなく、Twitter側のリコメンド機能ですので、区別しておきましょう。

プロモアカウントの主な利用目的は新規フォロワーの獲得で、そこから認知拡大を行いたいときに利用されます。

プロモトレンド

検索画面のトレンド上部に表示される形式です。1日単位での買取形式となっていて、買い取った日程は常に上部に表示され続けます。「〜によるプロモーション」という表示がされていて、どのアカウントがプロモーションを行っているかがわかります。

プロモツイートよりも短期で多くの認知拡大を行いたいサービスなどに利用されるフォーマットで、期限のあるサービスを広告で認知させたいときに最適です。

買取形式のため、金額は他の形式の費用より高く、Twitterが公式に認定している代理店からのみ発注できます。そのため、資本力やどのくらいの期間掲載できるかなどの判断が必要となります。

ここでは、具体的にどのようにしてTwitter広告の価格が設定されているのか解説していきます。

同じターゲティングをした競合他社とオークションが行われることで、広告が表示されるかが決まります。一番高い金額で落札した企業の広告が表示されますが、最終的な提示金額で落札されるのではなく、次点で負けた提示金額+1円が支払う金額となります。しかし、最終的な金額は品質スコアなどによって変動します。

大きく3つの要素があり、共感度、関連性、リーセンシ―(鮮度)となっています。これらのスコアが最終的に高い広告であった場合は支払う費用を抑えることができます。

共感度は、落札した企業のツイートに対してどの程度ユーザーが反応してくれているかを示します。特にエンゲージメントと関連しているため、どの程度ユーザーが関心をもっているかが大切になります。関連性では、落札した企業のツイートが、配信するターゲットにどのくらい関連しているかを測ります。鮮度は、落札した企業のツイートが新しいものかどうかが考慮されます。

オークションの前に事前に入札額を決めます。入札には3種類の方法があり、広告の配信に使える予算の大きさによって判断することがおすすめです。

一つめは「自動入札」です。あらかじめ設定した予算に対して効果を最大にするように自動で調整してくれます。予算は決まっているものの、入札金額をどのくらいに設定すべきか判断しづらい場合に適した方法です。

注意点として、結果的に自ら設定したほうが価格を抑えられることもあるため、初めのうちはおすすめですが、使いこなせるようになったら、どちらのほうが費用対効果が高くか検証することをおすすめします。

二つめは「上限入札単価」です。請求ができるアクションごとに支払える金額の上限を設定する方法です。費用対効果を高くしたいときに効果的ですが、設定の調整が必要となります。低すぎる設定をしてしまうと、落札できなくなり、こまめに価格調整する手間がかかりますが、単価のコントロールをしっかりしたい場合にはおすすめです。

三つめは「目標入札単価」です。「フォロワー数」や「Webサイトのクリック数」などの目的で選べるオプションで、1回のアクションで支払う金額をあらかじめ設定すると、目標額になるように自動調整してくれる方式です。1日の上限金額が決められることや、場合によっては単価が高い広告なども落札しやすくなります。

Twitter広告の費用対効果を高めるには

Twitter広告で費用対効果を最大にするにはコツがあります。発信したい内容だけをツイートするだけでは十分な効果を得られません。広告作成の際に、意識することで費用対効果を高めていきましょう。

定期的なクリエイティブ更新

トレンドの波が非常に早いTwitterでは、クリエイティブを常にアップデートすることが大切です。すぐに情報が流れてしまう中でユーザーに印象づけるためには、より最新の内容を意識する必要があります。クリエイティブを更新することは品質スコアの鮮度にも影響し、広告費用を抑えることにもつながります。

拡散しやすいツイートを意識

Twitterでは広告をユーザーがリツイートして、ほかのユーザーに表示されるときには、追加の広告費用は発生しません。そのため、リツイートされればされるだけ費用はかからずにどんどん拡散することができます。リツイートされるためには、ユーザーが共感をもったり、強い関心を惹きつけられたりするようなコンテンツ作りが必要となります。

配信広告と目的に相違がないか

Twitter広告ではキャンペーンの目的を選ぶことが可能で、目的にはフォロワーの拡大、コンバージョンの獲得、認知拡大などがあります。目的によって費用は変わりますが、費用を抑えるために目的を変えてしまうと、関心のあるユーザーに届かない可能性があります。Twitter広告を配信する目的と、その広告があっているのか確認したうえで、目的を使い分けましょう。

配信結果や広告単価を常に確認

入札の設定では、単価が変動するため定期的に状況を確認する必要があります。特に配信から間もないときは、毎日チェックしましょう。定期的に確認することで、当初の想定通りの配信がされているかが確認でき、効果の高い広告に絞ることもできます。事前の想定が難しい広告の場合は、テスト配信などで確認することがおすすめです。

まとめ

今回はTwitterの費用について、その特徴や費用の決定方式、費用対効果を高めるにはどのようなアクションが必要かなどを解説してきました。Twitter広告にはオークション形式が採用され、いくつかの要素によって最終的な費用が決定されます。

費用対効果を最大限にするためにはTwitterの特徴を生かして、拡散性や鮮度の高いクリエイティブを作ることがおすすめです。ぜひ今回の内容を参考に、より費用対効果の高いTwitter広告の運用をしていきましょう。