学べる・買える・出会える。ソフトバンクC&Sのマーケティングツール総合サイト。

  • 契約パートナー数 
  • 掲載ツール数 製品

知る・学ぶ

今更聞けない、デジタルマーケティングの基礎知識から、最新のアドテクまで、あなたに役立つ情報をご紹介します。

インバウンド

国家資格がなくても通訳ガイドができる!通訳案内士法改正は日本のインバウンド市場にどう影響するか

  • 2018年06月26日
  • その他

643_catch.jpg 世界各地でツアー・アクティビティ市場開拓の動きが活発になってきています。日本でも和菓子作り体験や着物を着て神社やお寺へ参拝するツアーなど、多くのツアー・アクティビティが企画・募集されているのはご存知の通りです。

そんな中、2018年1月に改正通訳案内士法が施行されました。これは今まで国家資格「通訳案内士」の独占業務だった有償での通訳ガイドを、資格がなくても行えるように緩和したものです。

これにより日本のインバウンド市場で何が変わってくるのでしょうか。

インバウンド需要増大によるガイド不足に対応

通訳案内士法の改正以前、有償での通訳案内は通訳案内士の独占業務でした。資格を持っていない人は、有償での通訳ガイドはできなかったのです。もちろん外国から来た友人を無償で案内することならば可能でしたが、業務として有償で行うことはできませんでした。

しかし、訪日外国人旅行者の数が増え日本のインバウンド市場が拡大した結果、通訳ガイドの数が不足して対応しきれなくなってしまったのです。

通訳案内士の資格試験では語学のほかに日本の地理や歴史、一般常識などの知識も必要となります。平成29年度受験者及び合格者数によると合格率も7.3〜22.7%と幅広くはありますが、決して高いものではありません。英語や中国語などの受験者数の多い言語以外ではその年の合格者数が1ケタの言語もあります。

そこで、そこまでのスキルがなくても有償の通訳ガイドを行ってもよいことにし、通訳案内士の資格試験に合格した人は高いスキルの証明として「通訳案内士」を名乗ることができるようにしたわけです。資格のない人は「通訳案内士」を名乗ることはできないほか、「通訳ガイド」「日本ガイド」などの類似名称も名乗ることができません。

要件緩和により、広がるビジネスモデル

無資格でも優勝で通訳ガイドができるようになったことで変わるのは、単純に通訳ガイドができる人材が増えるということだけではありません。

例えば、ちょっと多言語の話せる民泊ホストや人力車のドライバーなどがオプショナルプランとして観光案内をしたくても、これまでは資格がなければできませんでした。資格取得のために本業のかたわら難しい資格の勉強をして受験するというのもなかなかコストがかかります。

資格がなくても通訳ガイドができるようになったことで、このようなビジネスモデルも現実的になってきました。要件緩和によりビジネスの幅が広がったといえます。

一方で、無資格でも通訳ガイドができるようになったことでガイドの質が落ちるのではないかという懸念もあります。

観光庁では「通訳案内士を利用したい旅行者のニーズに合致した旅行商品が提供されるよう、取引時の書面に「通訳案内士の同行の有無」を記載するよう旅行会社やランドオペレーターに義務付ける」としています。資格を持った通訳案内士の同行を希望する人が、希望に合った旅行商品を選べるようにするためのルールです。

また、旅行業者等に対し、有資格者を優先的に手配するようガイドライン等を通じて指導するともしており、有資格者の利益を損なわないように配慮されています。

成長が期待されるツアー・アクティビティ市場

ツアー・アクティビティ市場の拡大への動きが世界的に活発になってきています。ドイツでは最大手旅行代理店TUI Groupが本格的に参入し、Booking.comやAirbnbもツアー・アクティビティの予約機能を新設しました。

ツアー・アクティビティはオフラインでの予約が多く、今後オンライン予約の増加にともなって市場規模が拡大すると見込まれています。体験を重視する「コト消費」のシフトと相まって大きな成長が期待される市場です。

日本でもスタートアップから大手企業まで、これまでにないサービスが続々と開始しています。

Huberは、「Tomodachi Guide(トモダチガイド)」と呼ばれる一般のガイドと観光客をマッチングするサービスを提供しています。HISのTraveeも同様です。観光地周遊やその土地のディープな案内など、各々の得意分野を活かしたアクティビティ・プランが並びます。

また、録音した音声で観光地の案内をしてくれるオーディオツアーも広まりつつあります。On The TripやWanderpassがその一例です。一般人が録音した音声ガイドプラットフォームのDetourも試験的にですが東京へ進出してきました。

これらは通訳案内士法の改正によって可能になったことです。

まとめ:通訳ガイドの量も幅も大きく広がる

通訳案内士法の改正により、これまでにない形態のビジネスが可能になりました。通訳ガイドのできる人材の数自体も増え、ツアー・アクティビティ市場はますます成長が期待できます。

一方、国家資格を持っている通訳案内士に対しては観光庁から定期的な研修受講の義務づけや旅行業者等が通訳案内士を検索できるデータベースの構築、博物館・美術館の入場料割引などの優遇的な対応がなされるよう関係機関への働きかけが実施されており、質の向上と地位の確保が図られています。

両者が上手く共存し、お互いに補い合えるといいですね。

※制作協力:訪日ラボ(https://honichi.com/news/2018/04/06/tabinaka/

ソフトバンクのインバウンド「集客」ツールはこちら inbound_banner.png

バックナンバー

中国のITサービス BIG4「BATS」に迫る

DSPで狙い撃ち!訪日中国人向けの広告配信

【中国向けリスティング広告】百度(バイドゥ)だけでOK?中国国内の検索事情

インバウンドマーケティングにおける3つのキーワード

インバウンド業界のプロモーション戦略における「旅マエ」とは

インバウンド業界のプロモーション戦略における「旅ナカ」とは

インバウンド業界のプロモーション戦略における「旅アト」とは

爆買いを呼び起す?!ソーシャルバイヤー(代購、海淘)が中国市場で使われまくる理由とは?

【国別に解説】ターゲットの訪日外国人が増える時期とは?アジア編

爆買いはもう終わった?!「爆買い」という言葉を聞かなくなった理由と消費行動の変化

意外と知らない、インバウンド(訪日旅行者)に関わる税金の種類とは

今さら聞けないTax Free ShopとDuty Free Shopの違い

「インバウンドは夜間を攻めろ!」と言われる理由とは?知っておきたい訪日客の意外な事実

中国人は日本のことを実際どう思ってるの?日中関係とインバウンドマーケティング

訪日外国人観光客を呼び込む日本の伝統とは? 春編

インバウンド×地方の分野でホットなトレンド、「ファムトリップ」とは

法改正でインバウンドにさらなる追い風は吹く?2016年の振り返りと2017年の展望

意外?!日本人とは違った視点で人気の東京中心部の観光スポットとは

訪日外国人観光客に人気の東京都内観光スポット4選!各所のインバウンド対応にも注目!

庭園から科学館まで!訪日外国人観光客に人気のシーサイド観光名所5選

気になるインバウンド市場の動向と、注目すべき2つの国策とは!?

2020年に4,000万人突破しない?!シンクタンク各社のインバウンド市場予測の調査手法を徹底解説!

行動から施策を考える、インバウンドにおける行動分析とは

あなたは理解できている?インバウンド対策で最重要な「ビジット・ジャパンキャンペーン」の3つのコト

あなたは知っている?今もっとも注目されているKOLマーケティングとは

日本の伝統文化や風景の投稿がフォロワーに大人気! インバウンドマーケティングに活用できそうな人気の外国人インスタグラマー10選!

インバウンド向けのプロモーションにInstagramを活用している企業・団体事例10選!訪日プロモーションの参考に!

600万人の暇な時間を活用しよう!空港-都市部間の移動に効果的なインバウンドプロモーションの手法

ランドセルが世界のセレブの間で大流行!?世界でヒット商品を生み出すヒミツ

低迷する美容業界でも市場規模を拡大!「インバウンド」×「ネイルサロン」が盛り上がっているワケ

インドネシア人観光客を呼び込みカギは「宗教観」と「国民性」!?

5つの事例に学ぶ!インバウンドプロモーションには動画を活用せよ!

知らないとマズイ!インバウンドプロモーションに必須の中国3大SNSとは?

あなたはいくつ知ってる?台湾・香港・韓国で人気のアプリ

中国ではもう現金が必要ない?! 知らないと損する中国3大決済方法「銀聯カード」「Alipay」「WeChat Payment」

日本は出遅れている!?中国で主流となっている2大スマホ電子決済とキャッシュレス化の日中比較

EC担当者は知らないと恥ずかしい?!世界最大規模を誇る中国国内EC市場とは

徹底比較!越境ECにおいて重要な3大郵送サービスとは?

国内観光の足とるか?!注目の国内シェアサイクリングサービス5選!

解決できれば差別化要因に?訪日外国人観光客が日本で困っていることベスト5!

広告出稿はメディア選びが最重要!主要インバウンド向けWEBメディアを一挙紹介

まずはこれだけ押さえるべし!インバウンド戦略のカギとなる5つの注目トピック

訪日中の買い物額は世界第2位!伸び率著しい注目国・ベトナムを知る

苦戦のつづく百貨店で実は化粧品の売上が伸びている?高まるインバウンド市場の存在感

多くの外国人観光客が訪れるインバウンド勝ち組国トップ10!日本の順位は何位?

クラウド活用で中国人観光客向けサービスを成功へ導く!「Alibaba Cloud」を知ろう

タイ最大級の旅行博TITF(タイ国際旅行フェア)どんなイベント?出展するには?

忙しい人のための、5分でわかる観光庁のインバウンド方針(2017年秋現在)

2017年に改定された政府の「観光立国推進基本計画」何が変わった?インバウンドへの影響は?

中国・台湾人観光客の消費が活発になる「国慶節」!日本のインバウンドはその波をつかめるか?

自社のインバウンドマニュアルに悩んだら参考にしたい!横浜市の訪日外国人受入マニュアル

インバウンドにも効果アリ?親日・知日派を増やす、外務省による「対日理解促進交流プログラム」とは

中国版Uberがついに2018年春、日本上陸!ライドシェアサービスはインバウンドにどう影響するのか

「決めたら即訪日」が増えている!?ますます身近になる中国人の訪日旅行とプロモーションのタイミング

なぜ訪日外国人観光客は旅館よりもホテルを選ぶ?選ばれる旅館になるための6の対策

人口1人分の収入減は訪日観光客8人で補える!?止まらない人口流出への対応のカギはインバウンドにあり

【シリーズ 中国人旅行者を知る①】旅の目的は観光ではなくリラックス!?日本人とはこんなに違う、中国人旅行者のマインドを知る

【シリーズ 中国人旅行者を知る②】価格よりも質重視!生涯に一度の体験をしたい中国人旅行者の旅行先選び

【シリーズ 中国人旅行者を知る③】中国人旅行客の心をつかむにはモバイル対応が必要不可欠!旅行時のIT機器活用の実態とは?

【シリーズ 中国人旅行者を知る④】迷える中国人旅行者が準備のために利用するのは圧倒的にOTA!

中国当局が韓国への団体旅行を禁止し、韓国は大打撃 日本のインバウンドへの影響は?

2017年のインバウンド事情総ざらい!担当者ならおさえておくべき9のデータ

中国富裕層が旅行したい国、日本が史上初の1位に!越境ECも視野に入れて継続需要を狙おう

Googleのシェアが1%台の国も?東アジア検索エンジン事情

民営化した関西国際空港、最新設備やイベントの効果で国際線利用者が年間2000万人を突破

訪日外国人旅行者による消費金額が初めて4兆円を突破!今後のインバウンド消費拡大に欠かせない視点は?

2017年の訪日外国人旅行者数が過去最多に!背景にある訪日韓国人の急増とその理由

日本にも迫る「シェアリングエコノミー」の時代。民泊やライドシェアは正直どのくらい使われているの?

インバウンドはゴールデンルートだけではない!地域によってこんなにも違うインバウンド宿泊状況

ライドシェアの米Uberとタクシーの第一交通が提携を発表 インバウンド向けの移動手段強化に

インバウンド美容業界もモノ消費からコト消費へ!日本の美容サロンが訪日外国人に意外な人気

ついに「観光」が「買い物」を上回った!日々変化し続ける訪日中国人の"今"

訪日外国人旅行者に選ばれるのはこんなレストラン!予約が殺到する店の傾向とは

中小企業の半数近くが訪日外国人観光客を顧客とする時代、もうインバウンドは他人事ではない!

今、大阪のインバウンドが熱い!外国人旅行者数の増加率世界No.1の秘密

平昌五輪から学ぶ 2020東京・3つの課題は、交通・言葉・たばこ

チャットボットや多言語サイト、空港内ガチャも...インバウンドの玄関口・成田空港のインバウンド施策

富裕層の訪日外国人観光客ほど四国を訪れている?四国のインバウンド客の傾向と課題

インバウンド対策に明暗くっきり...訪日外国人旅行者が困るのは「飲食店」と「小売店」

国家資格がなくても通訳ガイドができる!通訳案内士法改正は日本のインバウンド市場にどう影響するか

Marketing Bankの最新情報を受け取る方法

Marketing Bankは毎日の売り上げにきっと繋がるマーケティング情報を発信中です。
会員登録してメールマガジンを受け取るか、RSS・Facebookとお好みの方法をお選びください。

MarketingBankで丸ごと解決!

メルマガ会員登録(無料)をして、
デジタルマーケティングを学ぼう!

メルマガ会員登録

Marketing Bankをフォロー

お問い合わせ・ご相談

ソフトバンクC&Sがあなたのビジネスをサポートします。
どんなことでもご相談ください。

お客様から多く寄せられるご質問はこちら
メールでのお問い合わせはこちら

TO PAGE TOP