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インバウンド

ついに「観光」が「買い物」を上回った!日々変化し続ける訪日中国人の『今』

  • 2018年04月25日
  • その他

635_catch.jpg 少し前まで日本を訪れる中国人旅行客といえば、「爆買い」に象徴されるように各地で買い物をする姿が印象的でした。

しかし、今中国人旅行客が日本で一番やりたいことはもう「買い物」ではないようです。

バイドゥ株式会社が行ったアンケート調査では、日本旅行の目的の第1位は「観光」、第2位は「食事」という結果がでました。

訪日中国人旅行客について、認識の見直しが必要な時期にきているのではないでしょうか。

爆買いは過去のもの?最新のトレンドは「観光」

中国の検索エンジン最大手・百度の日本子会社であるバイドゥ株式会社は、2017年末に直近1年間に日本旅行をした中国人2,810人に対してアンケート調査を行いました。

このアンケートの結果によると、日本旅行の目的で一番多かったのは「観光名所に行く」で「76.1%」でした。全体の4分の3以上と圧倒的な数値です。

観光名所で具体的に何をしているのかというと、名所の建築物や施設そのものを見学する以外では「自然風景の体験」が全体の32.4%、「日本文化の体験」が全体の27.3%、「テーマパーク・アミューズメント施設」が全体の8.0%となっています。日本の自然風景は、中国人旅行者にとって魅力的に映るようです。

日本の食文化もかなりの人気

日本旅行の目的で2番目に多かったのは「日本の料理・食事を味わう」で39.0%でした。第3位の「買い物(38.1%)」と僅差で2位につけています。

日本食は観光庁の訪日外国人消費動向調査でも68.3%の訪日外国人が訪日前に期待していたこととして挙げており、中国人以外の訪日外国人旅行者にも人気の高いコンテンツです。

また、一時期に比べて落ち着いたとはいえど、買い物を楽しみに日本旅行をする中国人もまだまだ多くいます。2017年に日本を訪れた中国人旅行者1人あたりの買い物額は「119,319円」でした。ほかの国や地域に比べると桁違いに多い金額です。

参考までに、韓国人旅行者1人あたりの買い物金額は19,562円、台湾人旅行者では47,122円でした。比較的金額の多いベトナムやロシアでもそれぞれ72,307円、60,512円なので、日本で買い物を楽しむ中国人旅行者がまだまだ多いことが伺えます。

ますます増加するFIT

バイドゥ株式会社のアンケート調査では、日本旅行の手配方法は「全て個別で手配した」が39.1%で最多となりました。「団体旅行・ツアー旅行」が32.7%、「パッケージ旅行」が27.9%となっており、旅行会社によって企画されたツアーではなく個人で手配をする人が一番多いという結果になりました。

観光庁の訪日外国人消費動向調査(2017)では「個別手配」が56.9%、「団体ツアー」が31.1%、「個人旅行パッケージ」が12.0%なので母集団によって偏りはあるようですが、個別手配、つまりFIT(Foreign Independent Tour / 海外個人旅行)が増えてきているのは間違いありません。

これには、以前にも取り上げた通り、中国の旅行会社では政府の意向によって旅行先や旅行内容が制限されることが珍しくないことに加えて、個人で旅行の情報収集や手配が行いやすい環境が整ってきたことが関係しています。

情報収集・旅行予約に活用される「Ctrip」

「日本旅行のための航空・宿泊予約方法」のアンケート結果で最も多かったのが「Ctrip(シートリップ/携程)」です。

半数以上の55.8%がCtripを利用したと回答しており、第2位のQunar.com(チューナー/去哪儿网)の24.5%、第3位の飞猪(Fliggy/フリギー)の18.3%に大きく差をつけています。

Ctripは中国のOTA(Online Travel Agency/オンライン旅行会社)です。2014年には日本法人「Ctrip Japan」も設立され、日本のホテルなどの情報を発信しています。

Ctripをはじめ、Qunar.comやFliggyもインターネット上で航空券や宿泊場所を予約できるWebサイトを提供しています。対して、旅行代理店の店頭で予約をしたと回答したのは11.2%にとどまりました。

スマートフォン所持率が世界有数の高さである中国だけあって、旅行の手配のオンライン化も進んでいるようです。

また、Ctripは「出発までの情報収集の手段」のアンケートでも最多回答数となりました。観光情報・買い物情報の両方で利用者数最多となっており、事前の情報収集から実際に予約をする段階まで、中国人旅行者に最も支持されているWebサイトとなりました。

利用した情報収集手段としては他に「百度旅游」「検索エンジン」「Qunar.com」などが挙げられました。中国最大のSNS・微博(weibo)は30代以上の利用率こそ10%台と低かったものの、10代20代では約25%が利用したと回答しています。

まとめ:動向は移り変わるので継続して注視を

バイドゥ株式会社のアンケート結果から見る、中国人旅行者の"今"の傾向をお伝えしました。

数年前までと現在では状況が大きく変わりましたが、また時間が経過すれば傾向が大きく変わる可能性もあります。インバウンド担当者は継続して各国からの旅行者のニーズをこまめにチェックしましょう。

※制作協力:訪日ラボ(https://honichi.com/news/2018/03/13/chinesetravelertrend/

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