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中国富裕層が旅行したい国、日本が史上初の1位に!越境ECも視野に入れて継続需要を狙おう

  • 2018年02月15日
  • その他

607_catch.jpg 2017年8月、日本貿易振興機構(ジェトロ)が中国のミドル・ハイエンド層に対して各国の製品、海外旅行、越境ECへの関心についてアンケート調査を行いました。それによると、中国人富裕層の「行ってみたい国」で日本がアメリカを抑えて初の1位になったとのことです。

その他にも日本に対するイメージや越境ECの利用状況など、興味深い結果が出ています。詳しい内容をご紹介していきましょう。

アメリカ・欧米諸国をおさえて日本が1位に

このアンケート調査は、20歳~49歳の中国人(月収5,000元以上のミドル・ハイエンド層)に対して行ったものです。各国・地域に対するイメージ、購入したいと思う製品・サービス、海外旅行と海外での購買行動、輸入食品の購入、越境ECの利用状況について調査しています。

この中の「あなたが今後行きたい国を3つまでお答えください。(複数回答)」という設問で全体の「40.2%」が「日本」と回答し、1位となりました。2013年の調査開始以来、日本へ行きたいという回答の割合は増え続けていましたが、1位となったのは今回が初めてのことです。

2位は僅差で「アメリカ:39.9%」、3位以降は「イタリア:37.4%」「フランス:34.9%」「イギリス:24.1%」と欧米諸国が続きます。日本と同じくアジアに位置し中国からも近い韓国は「18.3%」で7位に留まりました。これはTHAAD配備による関係悪化や団体旅行の制限が影響していると思われます。

礼儀正しく、サービスが良くて、エコなイメージの日本

訪日旅行に興味を持ってくれている様子のミドル・ハイエンド層の中国人ですが、日本に対してどのようなイメージを持っているのでしょうか。

いくつかのイメージフレーズに合致する国を挙げてもらうアンケートで、日本は「エコ(省エネ・環境にやさしい)」「サービスが良い」「礼儀正しい」の3つの項目で1位を獲得しています。以前の記事で中国人旅行者の傾向について「上質なサービスやおもてなしを受けてリラックスしたい願望がある」とお伝えしましたが、サービスが良いイメージの日本へ行ってみたい中国人が増えているというアンケート結果はこの傾向とも合致します。

アンケートの中にはほかに「技術力が高い」「画期的、革新的」などのフレーズがありますが、日本が唯一トップ3を逃したのが「高級品」の項目です。「買い物の際に日本製品を選ばなかった理由」のアンケートで17.1%が「値段が高すぎた」と回答していることにも表れていますが、値段の高い高級品を買うならばやはりアメリカやフランスというイメージがあるようです。

訪日旅行(インバウンド)→越境ECへの連携が継続需要へのカギ

越境ECについても興味深い結果が出ています。中国人が越境ECで日本製品を購入する理由として「40.4%」が「日本に旅行をしたときに購入して気に入った製品だから」と回答しています。

EC(ネット通販)で商品を購入しようと思う際、誰しも「実際に商品を見て買わないとやはり不安だな」という思いが頭をよぎったことがあると思います。国を越えた越境ECならばなおさらでしょう。

このアンケート結果は、訪日旅行の際の購入がいわば「おためし購入」のように機能し、その後の越境ECでの購入につながったことを示しています。

越境ECで中国人に人気なのは「化粧品」「食品」「医薬品」など、どれも消耗品ばかり。1回購入して終わりではなく、気に入って使い続けてもらえれば継続需要が見込めます。訪日旅行の際に「まずは一度使ってみてもらう」ことが、その後の販売につながるカギとなりそうです。

日本といえば、カメラと漫画と桜?

現在の越境ECで人気なのは上記の消耗品ですが、今後越境ECで購入してみたいものとしては「電気製品」が「47.6%」で1位となっています。まずは小物類から購入してみて、そのうち大きな買い物もしてみたいということでしょうか。

いくつかの製品を挙げて「この製品を買うならどの国のものを買う?」という設問では、「デジタルカメラ」を購入するならば「日本」製と回答した人は2013年の調査開始以来常に50%をこえて1位をキープしています。ほかの電気製品のニーズも気になるところです。

今はまだ越境ECのメジャーな対象にはなっていませんが、デジカメと同じく日本製が大人気なのが「漫画・アニメ」です。こちらも調査開始以来常に人気1位となっています。

また、「日本に旅行したら、何がしたいですか?」という設問に対して「桜鑑賞」という回答が「42.3%」に上ったことから、桜も中国人に人気の要素であることが伺えます。

まとめ:強みを活かした戦略を

日本へ行ってみたいという中国人富裕層が増えているのは、上質なサービスを受けたいというニーズとサービスが良いという日本のイメージが合致したのがひとつの要因と言えそうです。この強みをキープし、さらなるイメージアップを図ることが大切になってきます。
また、訪日旅行から越境ECへのスムーズな誘導や、ニーズに合った日本製品の開発・発掘・提供も欠かせません。

※制作協力:訪日ラボ(https://honichi.com/news/2017/12/20/chinainbounddata/

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