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「決めたら即訪日」が増えている!?ますます身近になる中国人の訪日旅行とプロモーションのタイミング

  • 2017年12月08日
  • その他

577_catch.jpg 訪日中国人観光客が日本への旅行を計画する時期が、出発日にどんどん近くなってきているという調査結果があります。2015年の調査では3ヶ月以上前からじっくりと計画をする人も16%以上いたのですが、出発1ヶ月以内から計画を始める人が増えてきているのだとか。

少ない検討期間で出発できるということは、それだけ中国人旅行客にとって訪日旅行が身近になってきたといえるのかもしれません。今回はそんな訪日中国人観光客の行動について探ります。

出発1ヶ月以内に訪日旅行の計画をする中国人旅行客が急増

中国人旅行客が訪日旅行を決める時期のアンケート結果を見てみましょう。

株式会社プラネットのIDR「日用品のインバウンド消費を拡大させる意識と行動2016」によると、2015年のアンケート結果は以下の通りでした。

・出発直前~出発の1ヶ月前 23.1%
・出発の1ヶ月~3ヶ月前 59.2%
・出発の3ヶ月前~6ヶ月前 16.1%

2016年に同様のアンケートを行ったところ、結果は以下の通りでした。

・出発直前~出発の1ヶ月前 34.4%
・出発の1ヶ月~3ヶ月前 57.7%
・出発の3ヶ月前~6ヶ月前 6.9%

3ヶ月以上前に決める人の割合が減り、その分1ヶ月以内に訪日旅行を決める人が増えています。3人に1人は出発の1ヶ月前までに、ほとんどの中国人訪日客は遅くとも出発の3ヶ月前までには訪日旅行を決めているというアンケート結果です。

リピーターだけでなく新規訪日客も増えている

検討期間の縮小には、訪日旅行のリピーターが増え、検討にそれほど期間を要しなくなっているということも考えられます。一度日本を訪れて「次はあそこに行ってみたい」「今度はあれをしてみよう」とすでに決めているため、下調べに必要な期間が短くなっているということです。

しかし、訪日中国人観光客の日本への来訪回数を調べてみると、リピーターだけでなく新規訪日客の割合も増えています。以下はJNTOによる訪日中国人旅行客の来訪回数の調査結果です。

<2014年の調査結果>
・1回目の来訪 55.8%
・2~5回目 29.8%
・6~9回目 4.8%
・10~19回目 4.6%

<2016年の調査結果> ・1回目の来訪 59.0%
・2~5回目 30.5%
・6~9回目 4.0%
・10~19回目 3.3%

2~5回目の来訪客だけではなく、初めての訪日客の割合も増えていることが分かります。上記は割合の表示ですが、訪日中国人観光客の数自体がここ数年で大幅に増えていますから、実数で言うと伸びの体感はもっと大きいものになるでしょう。

訪日旅行に慣れているリピーターだけでなく初めての訪日旅行者も増えているということは、旅行検討期間の短縮は慣れだけではなさそうです。これには、中国で訪日旅行が身近になり、日本へ旅行するために必要な情報が手に入りやすくなったことが関係していると考えられます。

多くの中国人が情報源として利用するSNSでは、日本への旅行に慣れたリピーター達が日本の情報を発信しています。その結果、初めての訪日旅行客でも日本への旅行に必要な情報を簡単に手に入れることができ、以前のように長い期間をかけて下調べをしなくてもよいようになってきているのです。

日本に関する旅行情報の入手源は、やはりインターネットが主流

2016年のJNTOの調査では、訪日中国人旅行客が旅行への出発前に情報を得るために利用して役に立ったと回答しているのは、第1位:SNS(20.2%)、第2位:旅行会社ホームページ(19.7%)となっており、インターネットの影響力の強さが感じられます。

ちなみに訪日外国人観光客全体では個人ブログが30.2%で第1位なので、中国人はブログよりSNS派のようです。

これには中国のネット規制強化が関係しています。ネット規制が厳しい中国では、一般市民が情報を発信するにはブログのように誰でも見ることができるオープンな媒体よりもWeChat(微信)のようなクローズドSNSやテンセントQQ(騰訊QQ、Tencent QQ)のようなインスタントメッセンジャーの方が好まれる傾向にあるのです。

かつてミニブログブームを巻き起こした中国版Twitterと称されるWeibo(微博、ウェイボー)も、現在では上記2つのアプリにユーザー数が及ばない状況です。

キーワードは「1ヶ月前」「SNS」

ここまでの情報を総合すると、中国向けの観光プロモーションを行う時期は「1ヶ月前を中心とした期間」がポイントです。検討期間が短縮されてきているとはいえ1ヶ月~3ヶ月時間をかける層もまだまだ多いので、1ヶ月をきってから本腰を入れるのでは間に合わない可能性があります。

訪日中国人観光客が多くなる7月や、大型連休である春節・国慶節をターゲットに、その1ヶ月前を狙っていくとよいでしょう。

中国人旅行者が情報収集に利用しているのはSNSが多いですが、オープン媒体も侮れません。実際に旅行会社ホームページが第2位にランクインしています。

それぞれの媒体の特徴を理解し、中国向けインバウンドプロモーションを行っていきましょう。

※制作協力:訪日ラボ(https://honichi.com/news/2017/11/07/chinatrending1/

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