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インバウンド

中国版Uberがついに2018年春、日本上陸!ライドシェアサービスはインバウンドにどう影響するのか

  • 2017年12月05日
  • その他

575_catch.jpg 中国ではUber以上のシェアを誇るライドシェアサービス「滴滴出行(ディディチューシン)」が2018年春にも日本上陸する予定であることがわかりました。日本のタクシー会社最大手「第一交通産業」と連携し、まずは東京都内でスマートフォンアプリによる配車サービスを始めるとのことです。

Uberも苦戦している日本で配車サービスは成功するのか。「白タク」が違法となっている日本で問題はないのか。
インバウンドとの関連性も含め、詳しく見ていきます。

中国版Uberの日本上陸

ライドシェアサービスの先駆けといえば、アメリカ発の「Uber(ウーバー)」です。車で移動したい人と、Uberに登録している一般のドライバーをマッチングさせ、一般人の自家用車という遊休資産をタクシーのように活用する仕組みが特徴で、世界632都市で展開しています(2017年12月時点)。

Uberは2014年に中国にも進出しましたが、2015年に中国のライドシェアサービス大手の2社が合併して誕生した 「滴滴出行(ディディチューシン)」が中国の市場の87%を占めています。2016年には滴滴出行がUber Chinaを買収しており、「中国版Uber」といえる存在です。

その中国版Uberが日本へやってくるわけです。

日本で苦戦するUber

世界中で展開するUberですが、日本では苦戦を強いられています。
タクシーのトラブルの多い外国とは違って日本のタクシーは安全でぼったくりもないこと、既存のタクシー業界の反発が大きいことなど理由は色々ありますが、何よりUberのようなライドシェアサービスを明確に違法としているという点です。いわゆる「白タク」規制が大きな壁として立ちはだかります。

日本では認可を受けていない車両でタクシー営業をすることが法律で原則として禁止されています。認可を受けた車両には緑色のナンバープレートが付けられるため、認可を受けていない自家用車両は白いナンバープレートであるという意味で「白タク」という俗称で呼ばれます。

Uberが提供しているサービスで一般の人が自家用車に客を乗せて金銭を得た場合、「白タク」行為として違法になってしまいます。日本では法規制により本国と同じサービスを展開できないのです。

がんじがらめの日本独自サービス

Uberの日本での配車サービスは、現在東京都心部と公共交通空白のため地元ボランティアによる有償運送が認められている京都府京丹後市丹後町のみ(「ささえ合い交通」という名称)で行われています。

東京では前項の通り白タクでの営業が禁止されているため、一般ドライバーとのマッチングは行えません。ユーザーが迎えを依頼するとUberと提携しているタクシー会社から緑ナンバープレートの車両が派遣されてきます。

しかし、これではタクシー会社に頼んでタクシーを配車してもらうのと、料金の面でも利便性の面でもほとんど変わらないのです。日本にはすでにタクシー大手の日本交通が提供する「全国タクシー配車」というスマートフォンアプリも存在します。

滴滴出行にとってもこの厳しい状況は同じです。
日本で成功しようとするならば、これらの先行サービスとの差別化が必要となるでしょう。

白タク禁止のはずの日本で横行する中国式白タク

違法となっているはずの白タクが日本国内で走っている場所があるといいます。訪日外国人観光客が降り立つ空港付近です。
空港に乗り付ける白タクの多くは中国のライドシェアサービスの登録している在日中国人が営業しており、訪日予定の中国人観光客が中国国内からスマートフォンアプリで予約をすると到着時に迎えにきてくれるようになっているのだとか。

このことは日本の警察も認識しており、取締りを強化しています。逮捕者も出ていますが、ネット決済でその場で現金の授受を行わないため摘発が難しいのも現状です。既存のタクシー業界からは「もっと取締りを強化してほしい」との声も出ており、警察側も「撲滅を目指して引き続き頑張りたい」としています。

しかし、ここで逆に考えてみましょう。
訪日中国人観光客はなぜ中国式白タクを利用するのでしょうか。

求められる顧客目線

訪日中国人観光客が中国式白タクを利用するのは、日本で白タクが違法であることを知らないから、日本のタクシーが安全であることを知らないから、というのもありますが、一番の理由はやはり「安くて便利だから」でしょう。

予約も支払いもインターネットで完結し、その場で現金で支払いをする必要がないというのはやはり便利です。外国旅行中ならばなおさらその方が安心です。加えて、運転手が中国語を話せるので言葉の心配もいりません。

利便性だけを考えるのならば、中国式白タクを利用する訪日中国人観光客を責めることはできません。
とはいえ、日本において白タクが禁止されていることは事実です。2020年のオリンピックへ向けて規制が緩和される可能性もありますが、現時点において違法は違法。取締りもますます強化されるでしょう。

そこで、現状違法な中国白タクを利用している訪日中国人観光客のニーズを合法な範囲ですくい上げる存在として期待できるのが、"中国版Uber"滴滴出行です。

言語の問題や中国国内からの予約の問題など、中国系企業であることの強みを活かして解決するサービスを提示できれば、他サービスと比べて大きな強みとなります。日本人向けのライドシェアサービスがあまり広がっていない中、2017年に入ってから10月までにすでに620万人以上となっている訪日中国人観光客は、十分ターゲットになりうるでしょう。

訪日外国人向けの「おもてなし」とは

世界各国から日本を訪れる外国人観光客の人々は、それぞれの事情を抱えて日本へやってきます。相手の気持ちを慮り、できるだけ快適に日本での滞在期間をすごしてもらえるようにすることが、インバウンド戦略において大事な「おもてなし」ではないでしょうか。

これからも増えるであろう訪日外国人観光客に対してどういったサービスを提供すればいいのか、ニーズがあるのに提供できていないサービスは何なのか、白タク問題を通じて考えてみていただければ幸いです。

※制作協力:訪日ラボ(https://honichi.com/news/2017/11/07/didichuxing/

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