SNS広告とは、Facebook、Twitter、インスタグラムといったSNSで配信される広告を指します。最近では表示される場所によって広告が変わったり、広告内容がコンテンツとして面白ものが増えたり、さまざまな工夫がされています。

この記事では、SNS広告の運用を検討している方に向けて、SNS広告の概要、SNSごとの広告の特徴、Web広告とはどう違うのか、などを解説していきます。SNS広告は今後さらに加速して盛り上がっていくことが予想されます。広告を活用する上で選択肢の一つとして利用できるように、ぜひ参考にしてください。

SNS広告とは

SNS広告は、Facebook、Twitter、InstagramなどのSNS上で、さまざまな形で配信される広告です。SNSのニュースフィード上に表示されたり、トーク画面上部に表示されたりするなど、さまざま場所で目にするようになりました。広告の形式も以前はバナー広告が多かったのが、最近では動画広告なども増えています。

リスティング広告のように、リアルタイムで状況に応じて予算や配信内容などの見直し・改善ができる、運用型広告の一種でもあります。

代表的なSNS広告の特徴

SNS広告は、それぞれのSNSによって特徴があります。ユーザー層が異なり、それぞれの機能も特色があるため、同じ広告を配信しても、効果は異なるでしょう。ここでは代表的な5つのSNS広告の特徴を紹介します。

Facebook広告

Facebookは、日本での月間アクティブユーザーが約2,600万人(2019年3月時点)である巨大SNSプラットフォームです。Facebook広告はターゲティング機能に強みを持ち、広告の中でも評価が高いといわれています。ユーザーの登録情報が詳細であり、他のSNSやサービスのカウントと連携するなど個人の情報が豊富なため、的確なターゲティングが行えます。

また、広告アプローチとしてFacebook広告は、「認知」「検討」「購入(コンバージョン)」の3段階で目的が複数選択できるようになっています。たとえば動画広告でユーザーへの認知を目的とし、最終的にはカルーセル広告などにより購入の促進ができるようになっています。

ただし、Facebookユーザー以外へのアプローチがしにくいといったデメリットもあります。Facebook以外への広告出稿も合わせて検討するとよいでしょう。

ユーザーにはビジネス層が多く、BtoBやビジネスパーソン向けの商品やサービスとの相性がよいといわれています。

Twitter広告

Twitterは日本での月間アクティブユーザーが約4,500万人(2017年10月時点)で、10代から30代を中心に利用されているプラットフォームです。Twitter広告はユーザーがフォローしているアカウントや検索履歴、ツイート内容などから広告のターゲティングをし、配信されます。

他のSNSに比べて拡散性が高く、幅広いユーザーへのアプローチができるため、潜在的なターゲットにまで届けることが期待できるという特徴をもちます。また、リアルタイムで情報が更新されるため、情報の鮮度なども加味する必要があります。

瞬間的な拡散力を持つため、広告が注目されると一気に拡散される可能性もあります。ただし、内容が不適切でユーザーにストレスを与えた場合は、炎上するケースもあり、リツイート元の投降を消してもリツイートされた投降は削除できないというデメリットもあります。広告を出稿する前には内容に問題がないか慎重にチェックしてから投降するとよいでしょう。

Instagram広告

Instagramは月間3,300万人(2019年3月時点)のアクティブユーザーをもち、「インスタ映え」の流行語で有名なSNSです。特に女性ユーザーが多い傾向があります。

InstagramはFacebookの傘下にあることから、Facebookと似たように広告が配信できます。Facebookが保有するユーザーの情報を用いるため、高精度のターゲティングが行えます。

インスタグラム特有の機能であるストーリーズに広告を差し込むこともできるなど、視覚的な訴求を強みとした広告が特徴です。

画像や動画の投降を好むユーザーが多いので、視覚的に訴える内容にすることがポイントです。広告をカタログのように表示させて、自社のECサイトへ誘導することも可能です。

LINE広告

日本での月間アクティブユーザーは8,400万人以上(2020年3月時点)にのぼり、毎日利用するユーザーは86%以上という日本最大のコミュニケーションプラットフォームです。

LINE広告はトーク画面の上部やタイムラインなどをはじめ、LINEポイントやLINEチラシなど各サービスへ広告を配信できます。また、マンガアプリやレシピアプリなど、LINE以外のアプリにも広告を表示することができます。

LINEはユーザー層が幅広くユーザー数が多いため、広範囲に広告を配信することが可能です。他のSNSほどの拡散性はないものの、毎日利用するアクティブユーザーが多いため、アプローチがしやすいという特徴をもちます。

自社の公式アカウントへの友だち登録へ誘導し、直接アプローチしたり、キャンペーンを実施したりすることも可能です。

TikTok広告

国内のアクティブユーザーは950万人(2019年2月時点)で、ユーザー層は10代から30代と若い傾向にあり、国内では女性が6割という特徴があります。

TikTok広告は、動画起動時や投稿と投稿の間に配信がされ、他のSNS広告よりもその広告自体がコンテンツとしてウケやすいという特色があります。いいねやコメントがつけられ、シェアもできるため、他のSNSなどへの拡散も期待できます。

SNS広告のメリット

通常の広告に比べ、特色の強いSNS上で配信するSNS広告には、さまざまなメリットがあります。ここでは3つのメリットについて解説します。

配信前に詳細なターゲティングを設定できる

SNSでは得られるユーザーの情報が多いため、ターゲットを細かく絞り込んだ上で広告を配信できます。正確にターゲティングができれば、ユーザーが広告を見た時点で、より訴求力を高めることが可能です。結果的に商品購入などのコンバージョンにもつながりやすく、広告の費用対効果が期待できるでしょう。

拡散によって想定以上にリーチできる可能性がある

SNSはコンテンツを自発的に他のフォロワーにシェアできるため、広告の内容が面白いと評価を受けることができれば、拡散してもらえます。もともとSNS広告は関連性の高い広告が表示される仕組みとなっているため、その内容に興味をもっているユーザーに当たりやすく、拡散によってさらに広範囲にアプローチすることができます。

潜在的なターゲットにまで届けることができる

配信前に詳細なターゲティングはするものの、実際にSNS側で関連性が高いと判断するユーザーは、全て想定している顕在的なユーザーではありません。たまたま最近似たような商品を閲覧していたり、タイムラインを見ていたりすることで、広告を目にすることも多いです。

今まで気づかなかったユーザー層にまで届けてもらえることで、その商品やブランドの認知拡大にもつながるでしょう。

SNS広告と他のWeb広告との違い

SNS広告の特徴を解説しましたが、実際にSNS広告が有効な場合もあれば、他のWeb広告の方が効果的な場合もあります。ここでは、SNS広告と他のWeb広告の違いを見ていきます。

アドネットワーク

アドネットワークは複数の媒体を集めて配信ネットワークを築き、まとめて広告配信ができる仕組みです。以前は一つ一つ別のWeb媒体に広告出稿依頼を出す必要がありましたが、アドネットワークによってその必要がなくなりました。

アドネットワークの場合、あらかじめ絞り込んだターゲットに対し広告が表示されるように設定し、決められた広告枠に広告が表示されます。それに対し、SNS広告はタイムライン上で配信されたり、それ自体がコンテンツとして流れたりすることもあるため、ユーザーにとって広告と思われにくく自然な形で目に入りやすいというメリットがあります。

どちらもターゲティングが可能で、ユーザーに対し関連性の高い広告を表示していますが、SNS広告の場合、ユーザーに関する情報量が多いため、より詳細なターゲティングが期待できます。

リスティング広告

リスティング広告は検索連動型広告とも呼ばれ、検索エンジンでキーワードを検索した際に、検索結果画面で表示される広告を指します。SNS広告との違いは、一般消費者やその他の潜在ユーザーを含めてターゲットとしているのか、企業の購買担当者など、顕在的ユーザーを主にターゲットとしているのかによって使い分けることができます。

SNS広告は、先述したように、潜在的ユーザーへのアプローチや拡散性に期待ができ、あらかじめ想定していないユーザーにまで届けられるのが特徴です。リスティング広告の場合は、検索語句と広告が連動されるため、検索するほど関心が高い顕在的ユーザーに向けて広告を配信したい際に有効といえます。

まとめ

今回はSNS広告に関して、それぞれのSNS広告がもつ特徴からWeb広告との違いまで解説してきました。FacebookやTwitter、Instagram、LINE、TikTokなど、SNSにもさまざまな種類がある、ユーザー数が多いことや、ターゲティング精度の高さ・拡散性に強みがあることなど、さまざまな特徴がありました。

今後もさらにSNS利用者の増加や、他サービスとの連携も期待できるため、SNS広告の出稿を検討している方は、ぜひこの記事を参考に、各SNS広告の特徴などもおさえたうえで効果的な広告配信方法を選択してみてください。