近頃はDX(デジタルトランスフォーメーション)が推奨されていますが、発達したIT技術を使ってビジネスをオンライン化するにあたって、LP(ランディングページ)制作の基礎知識は身に付けておいた方が良いでしょう。

LPを制作する上で、目安となる手順としてPASONAの法則(P : Problem / A : Agitation / S : Solution / N : Narrow down /A : Action)というものがあります。ライティングを本業とされている方はご存知かと思いますが、この言葉を初めて聞くという方に向けて、わかりやすく解説していきたいと思います。

PASONAの法則

Problem|問題提起

まずは、ランディングページに訪れたユーザーに対して問題提起をします。自分がターゲティングしたユーザーはどんな悩みを抱えて、または何を求めているのかを考えながら文章を考えます。

たとえば、占いサイトを開いたときに「〇〇なことで悩んでいませんか?」といった表示を見たことがあるのではないでしょうか。または、健康食品の販売ページなどで「痩せたいけど激しい運動はしたくないというお悩みを抱えた方へ」というような表示を一度くらいは目にしたことがあるのではないでしょうか。

これがまさに、ランディングページを書く手順として最初のステップとなる「問題提起」の部分です。

ユーザーがページを訪れた際に、気になって続きが見たくなるような文章をトップに持ってくることがポイントです。

Agitation|問題をあぶりだす

最初に問題提起した部分をさらに深掘っていきます。「Agittion:アジテーション」はなかなか聞きなれない言葉かもしれません。意味は、「(人心の)動揺」または「揺り動かすこと」です。人に「特定の行動を起こさせるようにしむけること」と言った方がわかりやすいかもしれません。

ここでは、ユーザーが抱えている悩み(最初に問題提起したこと)を解決しないとどんな未来が待っているかを、ユーザーの行動意欲が掻き立てられるように伝えます。

例えば、「痩せたい人=(自分の体型になんらかの悩みを抱えている人)」の場合、「ずっとその状態が続くと姿勢にも影響していき身体全体が歪んだ結果、歩行困難になる可能性がありますよ」というような文章です。

「今すぐ行動しないと、将来的にもっと悲惨な結果が待ち受けている…」というようなユーザーに行動を起こさせるメッセージを伝えることがポイントです。

Solution|解決策

あぶり出した問題に対して、あなたのサービスなら解決できるということをアピールします。

〇〇で悩むあなたへ
このままでは、将来どんどん〇〇になってしまいます。
しかし、この商品を使うことで〇〇を防ぐことができます。

文章にするとこのようになります。だんだんイメージが沸いてきたのではないでしょうか?

ここでは、自身の商品やサービスと似たような商材を扱っているライバル企業と比較したときの自分の商品・サービスの強みをわかりやすく説明すると効果的です。

Narrow down|限定性

人は「限定」という言葉にとことん弱い傾向があります。限定といっても色々な種類があります。

期間限定、個数限定、女性限定、人数限定、などです。

季節限定のお菓子をついつい買ってしまったり、ここぞとばかりにタイムセール品を買ってしまったことがあるのではないでしょうか?

「限定」という言葉がマーケティング戦略だとわかっていたとしてもついつい買ってしまうという人もいるほど、限定性の効力は大きいです。

ランディングページでは「残りわずか」などの個数を限定する表記や、「今だけ」といった期間を限定する表記をよく見かけます。

Action|行動

そして最後にユーザーに向けて行動喚起をします。Agitationと重複する部分もありますが、ここではより具体的に、「行動しないとこうなってしまいますよ。」「この限定価格は今だけですよ。」といったことを伝え、ユーザーが即座に行動に移したくなるようなメッセージを盛り込みます。

まとめ

この記事ではランディングページ制作の基礎となるPASONAの法則について解説してきましたが、あくまでもこれは大まかなベースであり、必ずしもこの通りに書かなければいけないというわけではありません。

これから初めてランディングページを作成するという方は、ぜひ書き方の参考にしてみてください。

慣れてくると他の企業のランディングページを見た時に構成やメッセージの意図が見えるようになってきますので、積極的に様々な種類のランディングページを閲覧して研究を重ねてみることをおすすめします。ランディングページは広告施策などの見込み客獲得の重要な着地点になります。すなわち、見込み客獲得のデジタル化=DX成功の鍵となるといっても過言ではないでしょう。

また、LP制作にはライティングスキルも必須となりますので、こちらの記事も併せてお読みいただくことをおすすめします。