業務効率化の新たなソリューションとして注目されているIoT、これから導入を考えている方もいらっしゃることと思います。

IoTをうまく活用できれば業務の効率化、省人化に加えて、既存のサービスと組み合わせることで全く新しい事業の開拓につながることもあります。

しかし、メリットばかりではありません。

そこで、IoTの導入を考えている方へIoTのメリットと注意点を、それぞれご説明していきたいと思います。

IoT導入のメリット

まずはIoTを導入することのメリットをご説明いたします。

IoTでは既存のモノにセンサー類を取り付けてインターネット通信を可能にし、情報をもとにモノを動かしたり人がより管理しやすいように情報をまとめたりすることができます。

最大のメリット

そうしたことで発生するメリットは様々ですが、一番大きいメリットと言えば、インターネットに接続したモノを遠隔地から操作できるようになることでしょう。

分かりやすい例で挙げるとエアコンなどの空調システムに温度・湿度などのセンサーを取り付けてネットワークに接続し機器専用のアプリケーションで管理することで、遠隔地にいてもスマートフォンなどのデバイスから建物内の温度や湿度を監視することができ、また空調操作を行うことで室温を一定に保つ…なんてことも可能になります。

その他メリット

また、人を介することなく機器の操作を自動化することもできます。
モノから受けた情報をサーバーに集約し、一定の条件をもとに機器を動作させるようにすれば、人が監視して対応しなくてもモノが集めた情報を元に判断が行われ、処理を自動的に行ってくれるようにもなります。

さらに、そうして自動化を進めていけばヒューマンエラーによるトラブルも減少させられますので
作業の省人化を進められるだけでなく人が変わっても同じ作業ができる標準性を付与することも可能です。

労働人口の減少が叫ばれている昨今の状況ではIoTによる自動化、省人化、標準化はビジネスにおいて大きな助けとなってくれることでしょう。

IoT導入の注意点

先ほども述べましたがIoTもメリットばかりではなく、注意しなければならないポイントがあります。

少し具体的に説明していきます。

セキュリティ問題

第一にセキュリティ上の問題です。

IoTはインターネットを介して情報やデータのやり取りをすることが前提となっているため、インターネットに接続しているPC等のデバイスが常にウイルス等セキュリティの脆弱性を突く犯罪の脅威にさらされているのと同様に、IoTでネットワークに繋がるモノにも外部から悪意のある攻撃を受けるリスクが潜んでいます。

従って、ネットワークに接続するモノには万全のセキュリティを施す必要があるわけですが、一時万全の体制を築いたとしてもそれだけでは安心とは言えません。

セキュリティ技術とその間隙を突こうとするハッキング技術は、いたちごっこを繰り返しているようなものなので、リアルタイムにセキュリティのアップデートを続けていく必要があります。

そうした状況を踏まえると、サービス設計段階から、セキュリティのアップデートを含めた持続性と、メンテナンス性を考慮に入れた上でシステムを構築していかなくてはいけません。

また、ネットワークに接続する機器が多くなるとネットワークに障害が発生した場合の被害も同時に拡大していくことになりかねません。
こうした観点からも、システムそのもののメンテナンス性、冗長性も重要なポイントとなってきます。

プライバシー問題

次に挙げられる注意点がプライバシーの問題です。

遠隔地にいながら管理ができるということはつまり、どこにいても自分の状況が知られているということに他なりません。
すべての情報を一か所に集約するのではなく、適切な人員に適切な情報を割り当てて管理する仕組みも必要となってきます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

ここではIoTのメリットと注意すべきポイントをご紹介いたしました。 使いこなせればメリットの大きいIoTですが、同時に気を付けなければいけないことも少なくありません。
メリットを最大限に引き出した上で、リスクを最小限にして運用していくには、システムへの理解が必要となってきます。

生活やビジネスにも非常に便利なものだからこそ、思わぬ落とし穴に嵌ることが無いように賢く使っていきたいものですね。