スマホやタブレットとの相性が良く、マーケティングにも頻繁に活用されているアプリ。

しかし、ミニマムテストとしてどのOSから開発すべきか分からないという人も多いのではないでしょうか。

今回はiOSでアプリ開発を行う際のメリットと注意点をまとめました。

iOSアプリとは?

iOSとは、iPhoneやiPadに搭載されたアップル社独自のOS(オペレーションシステム)の名称を指し、iOS向けに作成されたアプリがiOSアプリです。

iOSアプリは、Apple社の審査を通過することで、iPhoneやiPad内のAppStoreにて自由に販売できる仕組みになっています。

iOSでアプリ開発を行う7つのメリット

1. 所有比率はほぼ同数でダウンロード率が高い

海外ではAndoroidが優位となっていますが、日本では2015年の第1四半期ではiOSが45.1%、Andoroidが52.3%という比率で拮抗しています。

ニールセン株式会社による「スマートフォン・メディア利用実態調査レポート(2012年6月版)によると、1ヶ月以内に5個以上無料アプリをダウンロードした人の割合は、iPhoneユーザのほうがAndroidユーザより高いという結果が発表されています。

2. 安定性が高い

iOSはAndroidに比べ、アプリ開発において安定したアプリを作成することができます。

提供元のApple社がiPhoneやiPadといったハードウェアとiOSというソフトウェアの両方を開発、提供しているため、端末による違いが出にくく安定しています。

また、旧モデルのiPhoneを最新のiOSにアップデートした場合でも、端末の反応速度が遅くなることは少ないのも特徴です。そのため、旧モデルのiPhoneまで利用していた各種アプリは端末が変わっても正常に動作しやすく、安心して利用することができます。

3. セキュリティ性に優れている

iOSアプリは、Apple社のAppStore経由でのみ購入が可能です。

AppStoreへの申請は緻密な手続きや、AppStoreの厳格な基準によるセキュリティチェックが行われるため、一定のクオリティの保たれたアプリが揃います。

そのため、同じAppStore内の他社アプリからウィルス感染する確率は低いです。加えて、iOSアプリはOS自体の脆弱製も低いため、安定的でセキュリティ性に優れた運用を行うことが可能です。

4. 維持コストを抑えた運用を行いやすい

iOSアプリと対局にあるAndroidアプリは、スマホの端末メーカーや機種に対する依存度が高いため、端末によってアプリの動きが鈍りやすくなります。

そのため、Androidアプリの場合は、事前に利用するメーカー・端末・機種ごとにチューニング作業を行うため、維持コストがかかります。一方、iOSアプリの場合はメーカーや端末が決まっているため、開発も行いやすく、余分な維持コストをかけずに済みます。

また、Androidアプリの場合は新しい端末が3ヶ月ごとに発売されることに対して、iOSアプリの場合は新しい端末が1年ごとに発売されます。

iOSアプリはAndroidアプリと比較して、新機種での動作確認・アプリ修正などを行う頻度が低くなるため、システム維持コストを抑えた運用がしやすくなっています。

5. 同じアプリをマルチデバイスで展開しやすい

iOSは直感的で反応の良いユーザインターフェースが搭載されていることに加え、iPod・iPhone・iPadなどの異なる種類でも画面や操作性はほとんど同じです。そのため、同じアプリをマルチデバイスで展開しやすくなっています。

6. 検証端末が少ないため、開発コストを抑えやすい

iOSアプリを搭載した端末はAppleから販売されているiPhone・iPadに限られます。そのため、必然的に検証端末が絞り込まれます。そのため、検証端末が複数に及びやすいAndroidアプリと比較して、開発コストを抑えやすいというメリットがあります。

また、ニュースサイトZDNet より「iOSでアプリ開発を行う場合、Androidでアプリ開発を行うよりも、開発コストが30%安価で済む」というデータも発表されています。

7. 女性ユーザの割合が高く、女性をターゲットにしたアプリ開発に有利

medibaによる「スマートフォンの利用実態と広告意識に関する調査(2011年11月)」によると、Android端末を利用する全ユーザの18%が女性ユーザなのに対し、iPhone端末を利用する全ユーザの49%を女性ユーザが占めるという結果が発されました。

そのため、女性をターゲットにしたアプリを開発する場合は、iOSアプリのほうが有利といえます。

iOSでのアプリ開発における2つの注意点

1. アプリの審査が厳しい

iOSアプリの場合、AppStore経由でリリースを行うには、Apple社の厳格な審査を通過することが必須です。そのため、一定以上のクオリティが求められます。また、審査結果が出るのに時間がかかるため、リリース日などを含めたスケジュールも審査を考慮して計画を立てる必要があります。

2. 課金形態がAppStore経由に限られる

Androidアプリの場合、Googleストアでの課金以外に、対応するショップで買い物した代金を、月々の携帯電話利用料金とまとめて支払いができるキャリア課金の仕組みを活用できます。

しかし、iOSアプリの場合、キャリア課金の仕組みは使えず、AppStoreを経由した課金形態のみになります。

まとめ

今回は、iOSを使ったアプリ開発のメリットと注意点を紹介しました。自社でアプリ開発を検討する際には、iOSでのアプリ開発の特徴も含めて検討しましょう。