インターネットの技術が進歩している現代、商品の検討から受注に至るまで顧客の行動や思考の流れを調査することは、BtoBマーケティングにおいて非常に重要な作業の一つです。それらの調査方法としてポピュラーな方法がGoogleAnalyticsでしょう。閲覧数や閲覧時間などを詳しくチェックできる高機能なツールとして有名ですが、メイン以外のサテライトサイトなど複数のWebサイトを管理している企業も多く、それらすべての管理と調査をしていく必要があります。TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアの活用も今やWebマーケティングにおいては当たり前となってきているため、すべてを把握するには多くの時間と労力を費やすことになります。管理しているサイトが多ければ多いほどその数は増えていくため、あまり効率的とは言えないかもしれません。 

できれば手間のかかる作業は要領良く行っていきたいところですが、そこで提案したいのが、同じGoogle社から出ているスプレッドシートの活用です。グーグルスプレッドシートとグーグルアナリティクスを連携させることで、複数のサイトが効率的に管理でき、調査にかかる時間を短縮することが可能なのです。 

Webサイトから顧客を獲得するためには、各ページの離脱率や閲覧時間などを調べることで問題点を解決し、いかに自社を知ってもらうかが鍵となります。ここでは、グーグルアナリティクスのアドオンを使うことで、企業にどのような利点をもたらすのかご紹介します。 

Googleアナリティクスのアドオンを使用するメリット 

グーグルスプレッドシートとは、マイクロソフト社が開発しているエクセルと同じような機能を持つ表計算ツールのことです。Googleドライブからスプレッドシートを選択することで使用でき、クラウドサービス型のため複数の人たちの間で同時編集ができるというメリットがあります。このスプレッドシートとグーグルアナリティクスのアドオンを連携させることで、複数サイトの解析がより短い時間で可能になります。 

ユーザーが見ているページを調査するマクロ定量解析やどういった人たちが閲覧しているかを調べるミクロ定量解析、閲覧時間や離脱率などどのように閲覧しているかが分かる定性解析など、本来それぞれのサイトのデータをひとつずつ見ていかなければならないところ、クロスドメインの設定をすることにより、複数サイトのデータをひとつのレポートとして作成することができるのです。 

アドオンとは一つのソフトウェアに機能を追加するツールのことですが、世界中のプログラマーの努力によってさまざまなアドオンが生まれました。グーグルアナリティクスのアドオンはグーグル社が公開しているアドオンです。今まではグーグルスプレッドシートとグーグルアナリティクスを連携するのに、スクリプトエディタやGoogle Apps Scriptなどを使って独自にプログラミングしていかなければなりませんでしたが、この公式アドオンのおかげでプログラミングを知らない人でも簡単に連携できるようになりました。 

アドオンの取得方法 

では二つのサービスの連携方法を紹介しましょう。まずはグーグルスプレッドシートにグーグルスアナリティクスのアドオンをインストールします。スプレッドシートを開くと上の方に「ファイル」や「編集」などのメニューがあるので、その中の「アドオン」をクリックします。すると複数のアドオンが表示されますので、「グーグルアナリティクス」を選択しアドオンを取得します。次にグーグルアナリティクスが許可のリクエストをしてくるので、すべての項目を読み問題がなければ承認します。アドオンのインストールが始まり無事に終われば、いよいよレポートの作成になります。 

次にアドオンのグーグルアナリティクスを選択し「Create a New Report」をクリックすると、レポート設定の画面が表示されますので、レポートの名前を決め管理サイトのアカウントや調査したい項目などを入力していきます。設定終了後、シートにデータの項目が表示されれば、基本設定は終了となります。さらにメニューのアドオンからグーグルアナリティクスを選択、「Run Report」をクリックすると指定した管理サイトのデータが取得され、新しいレポートがシートに表示されます。 

グーグルスプレッドシートとグーグルアナリティクスの連携方法、アドオン設定方法を説明してきましたが、2016年3月現在ではレポート作成を自動的に行う機能、グラフとして表示する機能はありません。 

(まとめ)効率的なサイト管理で売り上げにつなげよう 

このアドオンを活用することによって、クロスドメインやブログなどの動的ページ、ソーシャルメディアなどのデータを効率良く調査することが可能となり、それによって既存のWebサイトの問題改善がスピーディーにできるようになります。今や自社のWebサイトの運用状況を調査することは企業の業績とは切っても切り離せません。そのため効率的な調査方法を確立することは必要不可欠といえます。また、BtoBにおいては商品検討から購入決定まで複数人が関わることが多く、長期スパンでの調査が重要になってきます。グーグルアナリティクスのアドオンを活用することは、担当者の作業負担を少なくし効率的なWebマーケティングの実現に一歩つながることになるのです。