「Googleアルゴリズムのアップデートというものを最近知ったがよく分からない」

「Googleアルゴリズムってそもそも何なんだろう」

上記のようにお考えの企業のWebサイト担当者の方も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、Googleアルゴリズムのアップデートについて詳しく紹介します。Googleアルゴリズム自体について細かく記載しているため、ぜひ参考にしてください。

Googleアルゴリズムのアップデートとは

google

Googleアルゴリズムのアップデートは、下記のような見方で考えるとより理解がしやすくなります。

  • コアアルゴリズムアップデートの概略と目的
  • コアアルゴリズムアップデートが与える影響

ここからはそれぞれの見方でGoogleアルゴリズムのアップデートについてご紹介します。

コアアルゴリズムアップデートの概略と目的

コアアルゴリズムアップデートは、GoogleがGoogle検索エンジンを見直し、点検することで考え方を細かく更新していくことを指します。

検索結果の表示順位を決めるプログラムである検索アルゴリズムを見直すことで、ホームページの重要性や関連性を細かく調整しているのです。

さらに、検索エンジンを利用するユーザー、そしてGoogle自身のために行われることが目的とされていることがポイントです。Googleは、ユーザーに対して最適な検索結果を表示するため細かくコアアルゴリズムアップデートを行っています。

また、コアアルゴリズムアップデートは年に数回実施され、その度に大きく更新される仕様となっています。

実際には2019年には3月12日、6月4日、9月24日と、およそ3ヵ月の頻度でコアアルゴリズムアップデートが行われました。

コアアルゴリズムアップデートが与える影響

コアアルゴリズムアップデートでは大きく検索エンジンに影響が出てきます。特定のキーワードでの順位の変動が発生する仕様です。一部のWebサイトでは、アップデート後に表示順位が変動します。

実際に2020年1月14日のコアアルゴリズムアップデートでは下記のようなジャンルに影響が出ました。

  • 「健康と医学」「財務、金融、法律」といったYMYLに関するキーワード
  • 「就職、転職」「美容、ファッション」などの専門性のあるジャンルのキーワード

上記のように専門性の高いジャンルで大きく影響が出ることが多いのが、コアアルゴリズムアップデートの特徴となっています。

Googleアルゴリズムの仕組み

Googleアルゴリズムは内容が公開されているわけではないので、正式な順位決定のルールは分からないようになっていることが注意点です。ただ、GoogleはWebマスター向けに、検索結果で上位表示を行うためのある程度のアドバイスや最新情報を提供しています。

Googleアルゴリズムの仕組みは、Googleアルゴリズムの考え方を理解する際に必要な要素になっているので、積極的に学んでいきましょう。

HTTPS

Googleは2014年8月に自社のウェブマスター向け公式ブログでHTTPSを検索エンジンの掲載順位の指標にすると発表しました。

HTTPS

引用:HTTPS をランキング シグナルに使用します

HTTPSは、HTTPによる通信を暗号化してくれるためより安全性が高くなっています。
そのため、GoogleはユーザーがGoogleの検索エンジンから安全にWebサイトをアクセスできるようにHTTPSを検索エンジンの掲載順位の指標として重要視しているのです。

今ではHTTPS化していないWebサイトは検索エンジンの順位が上がり辛くなっているので、Webサイト運営を開始する場合には十分に注意しましょう。

ページの読み込み速度

Googleアルゴリズムの中でもページの読み込み速度は大切となっています。ページの読み込み速度は、ユーザーがWebサイトを見ていく中で、使いやすさにそのまま直結するからです。

実際に2010年にGoogleのウェブマスター向け公式ブログで、ページの読み込み速度を大切な要素として考えていることを発表しました。

さらに2018年にはモバイルでもページの読み込み速度を重視していると考えていることを発表しています。

titleタグ

Webページの内容を表すtitleタグもGoogleアルゴリズムの中で大切な要素です。検索エンジンスターターガイドでも記載されている上に、2016年1月にGoogleのジョンミューラーが公式のフォーラムにて言及していることを発表しました。

そのため、titleタグを最適化することもGoogleアルゴリズムを攻略する上で重要な要素の1つになっています。

表示順位にも関わるため、自社サイトでコンテンツを作成する際には十分注意しましょう。

モバイルフレンドリー

GoogleではPCよりもモバイル経由でのWebサイトへのアクセスが増えている状況に対して、モバイルフレンドリーの考え方を重視するようになりました。

実際に2015年4月にモバイルフレンドリーが、Googleアルゴリズムに組み込まれています。

モバイルフレンドリーとは、スマートフォンでの閲覧に最適化されていないページの順位を引き下げる仕組みのことを指します。

そのため、どのWebサイトでもモバイルフレンドリーを優先することが大切です。

ページランク

GoogleではWebページごとに「ページランク」という概念を導入していました。ページランクは価値の高いリンクが多いページを評価する概念となっており、実際にその数値も公開されていました。

現在では「ページランク」を確認することはできなくなっていますが、今でもGoogleアルゴリズムの中で大切な要素となっているといわれています。そのため、Webサイトを運営する場合には価値の高いリンクを増やすことが大切です。

検索エンジンでの表示順位を重要視するのであれば、必ずページランクは意識しましょう。

リンク

Googleアルゴリズムではリンクも非常に重要な要素です。関連性や質の高い被リンクを増やしていくことで、自社のWebサイトの権威性が高まり、検索エンジンでの表示順位にも好影響を及ぼします。

実際にリンクについての重要性は2014年にGoogle社のマットカッツ氏が、リンクの重要性を動画上で言及しており、現在でも非常に重要な要素となっています。

自社のWebサイトの表示順位を改善したいのであればリンクには徹底的にこだわるようにしましょう。

ドメイン

ネットの住所に当たるドメインもGoogleアルゴリズムで重要な要素となっています。実際に2018年のQ&Aセッションで、ジョンミューラー氏が「Googleはドメインレベルを指標にしている」とコメントしました。

基本的にGoogleアルゴリズムでは、ページ単位で表示順位の決定がされますが、新しいページができた場合は、サイト・ドメインの指標を受け継ぐとされています。

主なアップデートの種類と歴史

Googleアルゴリズムはアップデートが繰り返されてきた歴史があります。時代の流れに合わせて、よりユーザーの検索意図を満たせるようなアップデートを行ってきたことが事実です。

実際に多くのアップデートが繰り返されて、特に大規模なアップデートは名前が付いています。
実際に大規模なアップデートがなぜ行われたのか学ぶことで、Googleがどのような考えでGoogleアルゴリズムを改善しているかが理解できるでしょう。

ペンギンアップデート

ペンギンアップデートは2012年に被リンクの評価基準を改善するために行われたアップデートです。
2012年以前は、被リンクの数を集めれば、検索エンジンにて上位表示しやすいアルゴリズムでした。

ただ、そういった被リンクを集めることに重きを置いたWebサイトが増え過ぎたため、Googleはペンギンアップデートを実施しています。実施された後は、質の低い被リンクを集めているWebサイトの表示順位が大きく下がりました。

そして、ペンギンアップデートが行われることで、質の高いリンクが多いWebサイトが評価されるようになりました。

パンダアップデート

パンダアップデートは質の低いコンテンツを量産しているWebサイトの検索順位を下げ、質の高いコンテンツを作るWebサイトを評価するようになった2011年のアップデートです。

実際にパンダアップデートが実施される前には下記のようなコンテンツが上位表示されている傾向がありました。

  • 文字数を過剰に増やしたコンテンツ
  • 他サイトからコピペして作られているコンテンツ
  • オリジナリティが無く、質の低いコンテンツ

上記のようにユーザーにとって有益性のないWebサイトの多くが、パンダアップデートにて表示順位を下げられる形となりました。

ハミングバードアップデート

ハミングバードアップデートはより多様化するユーザーの検索意図を理解し、検索結果に反映させるために行われた2013年のアップデートです。

ハミングバードアップデートより以前は、Google検索エンジンは検索キーワードを単語の羅列として判断していました。

具体的には「渋谷の近くの居酒屋」と調べると検索した際に「渋谷」「近く」「居酒屋」という検索キーワードが含まれるページを表示していました。

そこで、ハミングバードアップデート以降は単語の羅列をキーワードとして認識するようになりました。
そこで、「渋谷の近くの居酒屋」という検索意図に適したWebページを下記のように表記できるようになったのです。

ハミングバードアップデート

ベニスアップデート

ベニスアップデートは検索したユーザーの現在位置を反映した検索結果を表示させるために行われた2014年のアップデートです。

ベニスアップデートにより「飲食店」「美容室」など、場所と関連性の高い検索結果がユーザーの位置情報に適したものになりました。

たとえば、新宿区で「美容室」と検索した場合は、付近の新宿区の美容室情報のページが上位表示されるようになっています。

一方で渋谷区で「美容室」と検索した場合は付近の渋谷区の美容室情報のページが出てくる仕様です。

実際にモバイルでの検索が増えてきたタイミングだったので、よりユーザーにとって便利な形に改善されました。

健康アップデート

健康アップデートとは、2017年に行われたGoogleアルゴリズムのアップデートです。医療や健康に関するコンテンツの検索結果が大きく変わり、関係していたメディアに大きな影響を与えました。

健康アップデートの背景として、「まとめ記事」で信ぴょう性のない医療や健康の記事が量産されたことが問題として挙げられます。コピペや虚偽内容などが多く見られることもあり、Googleは改善を行いました。

そして、健康アップデート後では信頼性が高く有益な情報を提示しているコンテンツが上位表示されるようになりました。

モバイルファーストインデックス

モバイルファーストインデックスは2018年にさらに加速するモバイルの需要に対応するために行われたアップデートです。

実施後はそれまで基準とされていたPCでの検索結果から、おまけ程度に考えられていたモバイルの検索結果が重要視されることとなりました。

そして、現在ではモバイルページの検索結果や内容を元にPCやモバイルの検索結果が変動するよう変化してきました。

現在ではモバイルに対応していないページは上位表示されることがかなり難しくなってきています。

BERTアップデート

BERTアップデートは2019年に実施されたGoogleにおけるアルゴリズムとなっています。

より長い検索キーワードに対しても関連性の高い検索ページを表示できるようになり、さらに多様化するユーザーの検索意図に適する形となりました。

具体的にはBERTアップデート実施後は下記のように表示ページが変動するようになりました。

  • 検索キーワード

「どこでエレキギターを買えますか?」

  • 検索キーワードに対して上位表示されるWebページ:

【BERTアップデート前】⇒「エレキギターの買い方」について説明したWebページ

【BERTアップデート後】⇒「どこでエレキギターを買えますか?」という意図について説明したWebページ

BERTアップデート

ユーザーの検索意図にさらに答えられるようになったことがBERTアップデートのメリットとなっています。

アップデートによる順位変動時のリスクを最小化するには

Googleアルゴリズムにおける順位変動が起きると、検索順位が大幅に下がるというリスクがあります。
そのため、アップデートによる順位変動時のリスクを最小化するテクニックは身に付けておくべきです。

検索順位が大幅に下がってしまうと、Webサイトやページへの流入数が下がり、デメリットに繋がってしまうため、十分に注意が必要です。

サイトの定点観測を行う

Googleアルゴリズムのアップデートによる順位変動時のリスクを最小化するには、まずは自社のWebサイトの定点観測を行うことが大切となります。

そこで、定点観測を行う場合は下記のポイントを意識して実践してみましょう。

  • Webサイトの目的を果たせているか
  • 外的要因によるアクセスに変化がないか
  • 検索エンジンでの検索順位
  • 自社が狙ってるキーワードの流入数に変化がないか

確認を細かく行うことで、改善のためのヒントを得られます。確認をする場合はGoogleアナリティクスが便利なので活用しましょう。

最新の情報に注意する

Googleアルゴリズムのアップデートが実施された場合はなるべく早めに情報を仕入れるようにしましょう。

アップデートに関する情報を早く手に入れることで、より早く自社サイトの改善に繋げることができます。

少なくともWebサイトの運営に関わる場合は細かく日頃からウェブマスター向け公式ブログは確認する癖を付けましょう。最新のGoogleアルゴリズムやアップデートの情報をチェックできます。

ウェブマスター向け公式ブログ以外にもSEOのメディアが存在するので、自分で常に情報のアンテナを張ることを忘れないように心掛けましょう。

ユーザーとコンテンツに集中

Googleアルゴリズムのアップデートによる順位変動時のリスクを最小化するためにも、ユーザーとコンテンツに集中することを意識しましょう。ユーザーにとって価値のあるコンテンツを作り続けることGoogleに評価される上で何より重要だからです。

Googleの目的は、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供することです。そのため、Googleアルゴリズムのアップデートによる順位変動が起きた場合でもやることは変わりません。

たとえ、どんなGoogleアルゴリズムのアップデートがあっても小手先のテクニックに頼るのではなく、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを作ることに集中しましょう。

コアアップデートの対策

コアアップデートが起きた際には自社サイトにて対策を行う必要があります。何も対策を施さないと検索エンジンによる自社サイトに対しての評価が下がったままになってしまう場合もあります。

コアアップデートに事前告知がある

コアアップデート

GoogleではGoogleアルゴリズムのコアアップデートの事前告知が2019年6月4日から導入されています。
Googleの公式Twitterアカウントで事前に告知されるため、いきなりGoogleアルゴリズムのコアアップデートが開始されるという心配はありません。

そのため、日頃からGoogleの公式Twitterアカウントは確認しておきましょう。少しでも情報を得るのが遅くなってしまうと、Webサイトでの対策が遅れてしまう場合があります。

また、コアアップデートが完了するとGoogle公式Twitterアカウントにてツイートされることもあるので、コアアップデートが開始された後は完了されているかどうかも必ず確認しましょう。

アルゴリズムのコアアップデートは年3~4回程度

Googleアルゴリズムのコアアップデートは年に3~4回程度の回数で行われることが特徴的です。実際に2020年には1月14日、5月5日、12月4日の3回で行われました。

年によって回数が上下する可能性もありますが、基本的にそこまで頻繁に行われるものではありません。
ただ、いつアップデートが行われても良いようにGoogleの情報は日頃から集めるように心掛けていきましょう。

E-A-T

コアアップデートを対策する際には、自社サイトのコンテンツのE-A-Tを高めることが重要です。E-A-Tとは下記のような基準となります。

  • 専門性(Expertise)
  • 権威性(Authoritativeness)
  • 信頼性(Trustworthiness)

上記の3つの英単語の頭文字を取ってE-A-Tと表現されます。Googleに求められるコンテンツの質に大きく関わってくる要素なので非常に大切です。E-A-Tが低いとGoogle検索エンジンからの評価が下がってしまうので十分に注意しましょう。

ユーザーのニーズを満たすコンテンツ

Googleアルゴリズムに対応するためにも、常にユーザーのニーズを満たすコンテンツを作ることを意識しましょう。

ユーザーのニーズを満たすコンテンツが作れているかどうかはGoogleが重要視しているポイントの1つになっています。

ユーザーのニーズを満たすコンテンツを意識する場合には下記のポイントに注意しましょう。

  • コンテンツを作る前に目的、ターゲット層などを想定する
  • キーワードプランナーなどを使ってキーワードを選定する
  • 競合を調査して、自社コンテンツ作成の際の参考にする
  • ユーザーにとって読みやすい文章を書く
  • ユーザーの疑問がきちんと解消される文章を書く

これらのポイントを意識することで、よりユーザーのニーズを満たすことに近づくので、意識して取り組んでみましょう。

アルゴリズムの仕組みを理解して冷静に対処を

今回の記事ではGoogleアルゴリズムのアップデートについて紹介しました。実際にGoogleアルゴリズムのアップデートの詳細や仕組みについて詳細に細かく記載しています。

そこで、最後に本記事の内容を簡単にまとめます。

  • GoogleアルゴリズムのアップデートはGoogleがユーザーにとってより使いやすいものにするために年に3~4回行われている。
  • Googleアルゴリズムの仕組みについて理解することでより充実したコンテンツ作りが可能。
  • Googleアルゴリズムは時代に対応したコアアップデートを繰り返してきた歴史がある。
  • コアアップデートを対策する方法は数多く存在するので、あらかじめ十分に学んでおく。

Googleアルゴリズムのアップデートは検索順位と関わりの深い要素となっているため、Webサイト担当者にとって無視できない問題です。

そのため、Webサイト担当者はGoogleアルゴリズムについて理解し、日頃のコンテンツ作りに活かしていきましょう。