近年テレワークやワーケーションなどの新しい働き方が普及し、業務効率化やワークライフバランスの実現に繋がっています。

こちらの記事で、ワーケーションとは何か、その普及によるメリット・デメリットについて軽く触れています。通勤ストレスの軽減や、心身のリフレッシュ効果に繋がったりと良い点が多くありますが、フレキシブルな働き方を実現する代わりに気を付けるべき点もいくつかありますので、今回はそのリスクやワーケーションの導入にあたっておすすめのツールを分かりやすく解説していきます。

ワーケーションとは?

▽Softbank公式ホームページより

ワーケーションとは「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語で、普段の職場と異なるリゾート地や観光地で働きながら休暇を取ることである。ノートPCやスマートフォンなどを利用して、場所にとらわれずに仕事を行うスタイルだ。

ワーケーションはノートPCやインターネットが急速に普及した2000年代から、アメリカで始まった働き方とされている。

日本では2020年7月27日、当時の菅義偉内閣官房長官が「観光戦略実行推進会議」において、「感染対策をしっかりと講じているホテルや旅館にかぎり、『Go Toキャンペーン』で宿泊代金の支援を行う。感染対策と経済活動の再開の両立という基本方針に沿って、うまく活用していただきたい」と述べ、ワーケーションが政府から発信されたことにより認知が広がっていった。

ワーケーションを利用することで、観光地での経済復興に加え、長期休暇や連続休暇が取りにくい業種でも休暇を取得し、有給休暇取得率の向上が期待されている。

引用:https://www.softbank.jp/biz/future_stride/entry/workstyle/20201118/

事前準備

インターネット環境を整える

ワーケーションを行う上で、最も大きな課題となるのは、業務のためのインターネット環境を整えることです。リゾート地や観光地の宿泊施設またはコワーキングスペースでは、ワーケーション向けにネットワーク環境を提供している場所が増えてきています。

しかし、ただ提供されているネットワーク環境を使えば良いというわけではなく、セキュリティ面も十分に考慮する必要があります。

ワーケーションで起こり得るリスク

端末の紛失による情報漏洩

まず仕事で使うPCやスマートフォンなどの端末を紛失しないよう、十分に気を付ける必要があります。

仕事で使うPCやスマートフォンなどを使って作業をする場合は特に、機密情報が漏洩しないように少しの移動でも端末を持ち歩くようにしましょう。個人のPCを使う場合も同じです。

安全な国と言われる日本でも100%の安全は保証されていません。海外でワーケーションをする場合は特に注意する必要がありますが、日本国内でも機密情報が漏洩しないよう、PCなどの端末を持ち歩く際には取扱いに十分注意しましょう。

無料公共Wi-Fiの利用による不正アクセス

無料の公共Wi-Fiは不特定多数の人が接続しており、決して安全とは言えません。通信範囲内にいる全ての人が簡単に接続できる可能性があります。

仮に、悪意ある第三者がハッキング目的で通信に介入すると、その通信でやりとりされる個人情報やクレジットカードなどの決済情報、各種パスワードなどを盗み見されるリスクがあります。

こうしたトラブルを防ぐためのいくつかの対策をご紹介します。

ワーケーション導入にあたってすべき4つの対策

ポケットWi-Fiの貸出

会社でポケットWi-Fiの貸出をしている場合は積極的に利用することをおすすめします。また、普段から社外で仕事をすることが多い人は、個人のポケットWi-Fiを持っていた方がセキュリティ面でも安全です。

セキュリティソフトを最新の状態にアップデートしておく

大抵の人は、ウイルス対策用のセキュリティソフトをPCやスマートフォンに導入していると思います。頻繁にソフトの動作状況をチェックし、常に最新の状態にアップデートしておきましょう。

VPNを利用して通信を暗号化

VPN(Virtual Private Network:仮想プライベートネットワーク)とは端末の通信と位置情報を隠すことでネット上でプライバシーを保護したり、第三者からのハッキング被害を防ぐためのソフトウェアです。

VPNは全てのインターネット通信をVPNサーバー経由で暗号化します。

例えば、日本からアメリカのVPNサーバーに接続すると、VPNは日本からアメリカに暗号化された状態のインターネット通信を送信します。暗号化されているのでISP(インターネットサービスプロバイダ)はその端末がどんなサイトにアクセスしているのかを見ることができません。またその端末の位置情報を識別したりトラッキングしたりすることもできません。

どうしても公共のWi-Fiを使わなければならない状況の時は、VPNを利用してみると良いでしょう。VPNを利用すれば、誰かにデータを盗まれてしまっても解読することができないので、データの内容が理解できないようになっています。

二段階認証などで不正利用を防ぐ

パスワードの入力だけではなく、指紋認証や顔認証、秘密の質問など何らかの方法でセキュリティを強固にしておくことをおすすめします。二段階認証にするとサービスを開封するまでの手間がかかりますが、万が一のリスクに備えて設定しておきましょう。

ワーケーション導入に向けて役立つおすすめツール

KING OF TIME(キングオブタイム):勤怠管理システム

勤怠管理だけでなく給与の自動計算や労務管理もまとめて行ってくれます。自前のPCでもスマートフォンからでも簡単に出退勤が可能です。

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Zoom:ビデオ会議システム

いつでもどこでもPCからでもスマートフォンからでもオンラインの会議に参加することができます。バーチャル背景の設定で居場所を特定されないよう背景を変えることも可能です。

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UniTalk:クラウドボイスサービス

自宅でも外出先でも場所やデバイスにとらわれずに、固定電話番号の利用が可能なサービスです。スマートフォンなどさまざまなデバイスで、会社の電話番号を利用することができます。

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まとめ

今回は、テレワークやワーケーションなどの新しい働き方を実行するにあたってのリスクと、ワーケーションの導入におすすめのツールをご紹介しました。快適なワークライフバランスの実現だけに気を取られて、肝心な仕事上のセキュリティ管理を怠らないように気をつけましょう。