Facebook広告はSNSのFacebookはもちろん、InstagramやMessengerにも出稿できるデジタル広告です。テキストや画像、動画などを駆使してユーザーにアプローチできるのが特徴です。世界中で利用されている広告媒体で、ビジネスでの利用もしやすいといわれています。

しかし、自社でもFacebook広告を利用したいと考えているものの、どのようにバナーをデザインしたらよいのか、入稿規定がよくわからないという方もいるでしょう。

この記事では、企業のデジタル広告担当者の方に向けて、Facebook広告の種類や特徴、バナーデザインを作るコツ、入稿規定などを解説します。外注先の選び方も解説するので、自社の広告運用にお役立てください。

Facebook広告のバナーデザインのコツ

Facebookは日本国内だけでなく、世界中で利用されているSNSです。実名を登録するのが特徴で、年齢や居住地なども登録することから、高いターゲティングで知られています。

ユーザー数が多い広告媒体のため出稿したい企業も多く、競争が激しい市場です。競合他社に差をつけ、ユーザーの関心を惹きつけるためには、以下のポイントを意識してデザインしましょう。

枠内の占めるテキストの割合を20%以下にする

以前のFacebook広告は、バナーに利用する画像の面積のうち、20%以上をテキストが占める広告に対して、配信を禁止もしくはペナルティを設けていました。

現在、このルールは廃止されています。しかし、20%を超えてはいけないわけではないものの、超えているとFacebookから警告が出る場合もあります。実際にバナーを作成する際は、このラインを超えないよう意識しましょう。

また、ユーザーは、Facebookの画面を2秒から3秒程度でスクロールします。バナー広告のテキストを詳しく読むことはほとんどありません。ユーザーの興味を惹きつけるためには、10文字前後のテキストを作成するとよいでしょう。

訴求力のあるデザインを意識する

ユーザーの関心を集めるためには、テキストよりデザインを意識しましょう。自社の商品やサービスについて詳しく文章で表すのではなく、一目でわかるバナー広告にするのがポイントです。

Facebook広告のデザインのサイズ比率は掲載場所によって変わります。それぞれに対応できるよう、1:1や1.9:1など複数のパターンを用意することをおすすめします。

自社の予算やリソースにより、作成できるクリエイティブの数に限りがある場合は、画面占有率が高い1:1の比率のクリエイティブを優先するとよいでしょう。

Facebook広告の特徴

Facebook広告はユーザーの細かいデータを利用した、高いターゲティング精度に評判があります。データにはユーザーの年齢や性別、居住地や趣味などが含まれています。これを利用し、Facebookアカウントと連携したアプリやサービスから、ユーザーの興味・関心を分析してユーザーにアプローチします。

また、広告の配信用途に幅広く対応しているのもFacebook広告の特徴です。サービスの認知拡大から、商品の購入といったコンバージョン獲得まで、自社の目的に応じて配信できます。

海外に比べると、Facebookの日本国内のユーザー層はビジネスパーソンが多い傾向にあります。広告を出稿する際はそのあたりも意識するとよいでしょう。

Facebook広告はFacebookだけに配信するものではありません。Facebook社が提供するInstagramやMessenger、Audience Networkにも配信できます。以下でそれぞれについて解説します。

Instagram広告とは

Instagram広告は、Facebook広告と同じプラットフォームが利用できます。そのため、Facebook広告と同様にターゲティングの精度が高く、的確に広告を配信することができます。

Messenger広告とは

Messengerとは、ユーザー同士でメッセージを送れるアプリケーションです。Facebookのユーザーでなくても利用でき、月間のアクティブユーザーは13億人になります。Messenger広告はチャットの各スレッドの間に表示されたり、ストーリーズの間に表示されたりします。

企業にとって、実際に広告に関心を持ったユーザーと直接やり取りができるのがメリットです。この機能を活用してユーザーの購買意欲を高めたり、自社の商材をより理解してもらったりすることができます。

すべてのユーザーに手動で返信することが難しい場合は、チャットボットも用意されています。チャットボットはユーザーに自動で反応して、コンバージョンまで誘導してくれます。

Audience Networkとは

Facebookが提携しているアプリを対象に広告配信できる、アドネットワークです。提携先は非公開ですが、ニュースやゲーム、エンタメ等のアプリに配信できます。Facebookのユーザー以外にも幅広くアプローチができるのがメリットです。

Audience NetworkもFacebook広告のターゲティングが利用できます。また、ユーザーが広告をクリックしたあとの動きを、ブランドの認知度アップやコンバージョン、カタログ販売など配信目的にあわせて設定できます。

Facebook広告の入稿規定

Facebook広告には複数の広告フォーマットがあり、入稿規定が定められています。それぞれの規定について解説します。

画像の入稿規定

Facebookの画像の解像度に上限はありません。Facebookのフィードに表示する場合は、1080px(ピクセル)×1080px以上が必要です。ブラウザのFacebookページの右枠に表示する場合は、1200px ×1200px以上をクリアしていれば出稿できます。

アスペクト比に関しては厳格な規定はなく、推奨として定められています。Facebookフィードの場合は1.9:1から4:5程度、右側の広告枠の場合は16:9から1:1程度です。この比率で作成するとユーザーに違和感なく表示されるようになっています。ファイル形式はJPEGもしくはPNGが対応しています。

動画の入稿規定

動画広告の場合は、各フォーマットにより規定が異なります。Facebookフィードの場合、再生時間は1秒~240分と幅があります。240分もの動画にすると、ユーザーの離脱率が高まってしまうため、実際には2分程度で抑えるのがよいでしょう。インストリーム動画の場合は5秒~120秒、ストーリーズの場合は1秒から15秒となっています。

Facebookフィードのアスペクト比は画像広告と同じです。インストリーム動画は16:9から9:16、ストーリーズは1.9:1から9:16が推奨されています。動画のファイルサイズはどのフォーマットも最大4GBが上限となります。

カルーセル広告

Facebook上で複数の画像を並べ、それぞれに違うページをリンクできる広告フォーマットです。少し特殊なフォーマットのため、カルーセル広告の入稿規定は独立して設定されています。

画像のファイルはJPEGもしくはPNGで、アスペクト比は1:1です。再生可能な最長時間は240分で、ファイルサイズは最大4GBです。これらはカルーセル広告を掲載する場所問わず、共通の規定となります。

Facebook広告の外注先の選び方

自社にFacebook広告を作成できるリソースがない場合、デジタル広告を扱う広告代理店に外注する選択肢があります。ここでは、外注するときの代理店の選び方を具体的に解説します。実際に選定する際の参考にしてください。

Facebook広告の運用実績がある

通常の広告と違い、Facebook広告で成果を出すには実績やデータが必要になります。広告代理店には、過去に成果を挙げた経験や実績があるかを確認しましょう。その際には、自社が依頼しようとしている広告に近い内容のデータを確認することがポイントです。

また、リアルタイムで現在の成果や状況をもとに、分析や改善をしてくれる代理店であると安心です。

担当者と距離が近いか

広告代理店の担当者との連携が取りやすいかどうかは、重要なポイントになります。事前のすり合わせや制作以外にも、マーケティングを意識したターゲティングを一緒に考えてくれる代理店は信頼できます。Facebook広告を出稿するだけでなく、効果測定や分析、改善案の提案なども含めて依頼できる代理店は安心です。

Facebook広告をはじめとしたSNS広告は、流行のサイクルが早いため、状況に応じた判断などを柔軟に相談できる外注先を選びましょう。問い合わせの際に、これまでの実績や利用者の声などをチェックしてみるのもよいかもしれません。

まとめ

Facebook広告のデザインには、テキストの割合やユーザーへの訴求力を意識するなどのコツがあります。これらのコツをおさえて作成した広告で、自社の売上拡大やブランディングを成功させましょう。自社にリソースが不足している場合は、広告代理店に外注する方法もあります。

Facebook広告は広告市場でも圧倒的なシェアを誇ります。ターゲティングの精度がよいため、今までのデジタル広告では集客できなかったユーザーを獲得する機会も得やすいです。広告の種類もさまざまで、画像広告から動画広告まで特徴をおさえて上手に活用しましょう。

Facebook広告で成果が得られるようになったら、InstagramやMessenger、Audience Networkといった媒体へ拡大していくのもよいでしょう。ぜひ運用をスタートさせ、世界中のユーザーに情報を発信しましょう。