Facebookとは世界で月間アクティブユーザーが28億人以上いる巨大SNSです。世界的な規模で利用されており、さまざまな機能をもちます。

この記事では、企業のデジタル広告担当者の方に向けて、Facebookにはそもそもどのような特徴があるのかなどの基礎知識から、どのように広告業界で活用していくのか、利用する際に注意点はあるのかなどを解説していきます。

Facebookをうまく運用できればその影響は非常に大きくなります。ぜひFacebook運用の参考にしてみてください。

Facebookとは

Facebookは世界最大のユーザー数を誇る、知り合いなどとコミュニケーションがとれるSNSです。ほかのSNSに比べて、実名登録制という特徴があります。また、アカウントを取得する際は、年齢や性別、居住地なども入力します。

ビジネスの世界ではFacebookのユーザー情報を活用して、デジタル広告を出稿することができます。Facebookは詳細なユーザー情報を保有しているため、精密なターゲティングができるのが特徴です。日本国内ではビジネスパーソンの利用が多いため、BtoB広告やビジネスパーソン向けの商品やサービスに関する広告との相性がよいといわれています。

Facebookのユーザー数

2020年12月時点では世界の月間アクティブユーザーは28億人で、デイリーアクティブユーザーは18.4億人と報告されています。日本でのユーザー数は2600万人です(2019年7月時点)。日本ではFacebookよりもTwitterやLINEなどのユーザー数が多いですが、世界で見ると圧倒的にFacebookユーザーが多いことがわかります。

Facebookの特徴

Facebookは、いまでは「GAFA(Google・Apple・Facebook・Amazon.com)」と呼ばれる世界でもっとも大きい企業の一つとしても有名です。さまざまなビジネスモデルを広げており、有名サービスの買収なども行っています。インスタグラム買収やsnapchatのようなストーリーズ機能の追加は話題になりました。

ユーザーに関連性のある別のユーザーをつなげてくれる機能があり、昔の同級生や趣味の仲間など、すでに会ったことがある人とつながることもあるといった特徴があります。投稿する際はテキストだけでなく、写真や動画も投稿できます。他人の投稿に対して「いいね!」を押してリアクションしたり、「シェア」機能を使って周囲に拡散することもできます。

実名で登録することから、友人同士の近況報告以外にも、ビジネスのつながりがほかのSNSに比べて大きな割合を占めていることが特徴的です。次の章では、Facebookでできることをもう少し詳しく解説します。

Facebookでできること

それでは、具体的にFacebookでできることは何があるのか、深掘りしていきます。単純に情報発信をするだけでなく、Facebookは機能をたくさんもっています。

情報を拡散できる

FacebookはTwitterのように、関心のある情報や気に入った発信を拡散することができます。拡散すると、自分の知り合いに拡散した内容が、タイムライン上に流れることになります。その友人が気に入った場合、さらに拡散され、その友人と発信者がコンタクトをとるきっかけにもなります。

実名での発信や知り合い同士でつながりをもつことがほとんどのため、Twitterのような強い拡散性はありませんが、その分質の高い情報が拡散されやすいメリットもあります。

動画を共有できる

Facebookはテキスト以外にも動画を投稿することができます。ファイルサイズは4GBまで可能で、動画の時間は240分と非常に長い動画でも共有可能です。YouTubeのようなクオリティーの動画には不向きですが、近況のビデオ撮影程度であれば十分といえます。

テキストよりも動画で伝えられる情報量は多いため、文章で伝えられない声のトーンや表情なども表現できます。3Vの法則と言われ、人の記憶に残りやすいのはVisual(視覚)で、55%の割合を占めるほど、視覚的な情報は人の注意や関心を引きつけやすいです。

コミュニティーが作れる

FacebookはグループラインのようにFacebook上にコミュニティーを作ることができます。同じ趣味をもった仲間でグループを作ったり、友人同士をマッチングさせたりする場合などにも役立ちます。

グループラインなどと違うのは、コミュニティーを公開することも非公開にすることも選べるところです。オープンにして作る場合、誰でも参加できるため、同じような趣味をもつ外部の人でも、検索すれば出てきます。つながりを広げたい人や、人数を集めたいときに役立ちます。

さらに、公開されているコミュニティーは二つ種類があり、だれでも入れる場合と、承認制をとるパターンがあります。承認制の場合、検索で出てきても入るためには管理者の承認が必要になります。コンサルティングやサロンなどのクローズドなコミュニティーを作りたい場合におすすめです。

友人だけのコミュニティーを作成したい場合は、非公開の設定にすることで作成できます。検索にも表示されず、投稿の内容も参加するまでは見ることができません。

ダイレクトメッセージが送れる

Facebookの知り合いに個別でやりとりをしたいときは、ダイレクトメッセージを送ることができます。Messenger(メッセンジャー)というアプリで基本的には行われ、テキストのチャットだけでなくビデオ通話も可能です。通常の投稿より送ることができるサイズは小さいですが、動画像の送信もできます。

さらに、Messengerは送りたい友達が今Messengerを利用しているかどうか判別できる機能や、待ち合わせる時に位置情報を共有し合うこともできます。

また、コンタクトをとってみたい人ともメッセージを送り合うことが可能です。反対に、知らない人からメッセージがくることもあり、知り合いかどうかなどは、文章を読んで確認する必要があります。

デジタル広告におけるFacebookの活用方法

Facebookは連携しているサービスが多く、個人のもつ情報がほかのSNSよりも豊富にあることから非常に高精度のターゲティングができることで定評があります。実際に、世界のネット広告市場ではGoogleとFacebookが5割を占めているといわれています。

Googleは検索エンジンの市場をほぼ独占している状態のため、検索語句からのターゲティングを得意としています。Facebookはユーザー数の多さから、市場規模として非常に大きい強みがあります。さらに、この2社が提供するモバイルアプリは、世界で利用者割合が多いランキングの上位10個のうち、8個がランクインしています。

このことから、デジタル広告を活用するときに、Facebookを活用する必要性はますます高まっていくことが予想されます。

Facebook広告とは

FacebookにはFacebook広告という広告配信フォーマットが存在します。Facebookのタイムライン上の右上に表示されるほか、Facebookに関連するWebサイトなどにも広告を表示できます。

Facebookは連携サービスが豊富なことから、個人に関する情報の量が他のSNSなどに比べて圧倒的に大きいです。そのため、細かなターゲティングができ、広告フォーマットも多種多様で広告の配信目的に応じて最適なものを選ぶことができます。

Facebook利用の注意点

実際ビジネスでFacebookを活用するとき、注意すべきポイントはいくつかあります。対策を十分に行ったうえでFacebookの利用を心がけましょう。

アカウントの乗っ取り・不正利用

IDやパスワードが盗まれたり、アカウントを乗っ取られたりする可能性があることには十分注意しましょう。ブラウザのパスワード保存設定をしていないか、簡単なパスワードにしていないか、など対策する必要があります。

アカウントを不正利用されてしまうと、身近な友人やビジネスの関係者にも被害が及ぶ危険性があるため、アカウントの運用方法には細心の注意を払いましょう。

プロフィールの詳細設定

実名の登録は必須となっていますが、それ以上に細かなプロフィールを設定しすぎないように注意しましょう。また、身近な人と写っている写真や近所の写真など、個人情報を容易に特定できる投稿も控える、もしくは公開設定を変更するなどプライバシーには気をつけましょう。

Facebookのユーザーをターゲットにしたマルウェアは近年急増しています。メッセージなどで動画ファイルなどが送られ、クリックしただけで乗っ取りの対象になるなどの報告もされています。知らない人からのファイルは開かないなど、基準を決めておきましょう。

まとめ

今回はFacebookについて、基本的な機能や特徴から、活用方法、注意点まで解説してきました。Facebookは日本国内だけでなく、世界中にユーザーがいるSNSであり、広告業界でも巨大プラットフォームとして注目されています。

日常で使っているだけでは気づかない機能もあるほか、頻繁にアップデートが行われるため、定期的にチェックしていくことがおすすめです。

すでに広告市場で大きなシェアを獲得しているFacebookですが、今後ますますFacebookを活用した広告は増えていくことが予想されます。Facebookだけでなく、連携しているインスタグラムやその他のサービスで広告を配信することもできるため、活用するメリットは多いでしょう。ぜひ今回の内容を参考に、より円滑にFacebookを運用していきましょう。