中小企業や小規模の事業者でも手軽に導入しやすいASP型ツール。今回はASP

型ツールとは何か、導入前に知っておきたいASP製品のメリットと注意点をまとめてみました。

ASPとは?

ASP(Application Service Provider)とは、ネットワーク経由によってソフトウェアやソフトウェア稼働環境を提供する事業者・ビジネスモデルのことを指します。

SaaS(Software as a Service)の同意語として扱われることが多いです。

ASP型のツールが利用されている分野として、主に下記の例などが挙げられます。

・オープンソース開発のコミュニティ基盤

・分散ソフトウェア開発のエンジニアリング環境

・財務会計

・給与計算

・グループウェア

・営業管理、顧客管理、ICT資産管理

・販売管理、在庫管理

・コンピュータウイルスのチェックソフトや除去ソフト

・インターネット上の風評監視サービス

Marketing Bankで扱っているツールの多くはASP型のツールです。

導入前に知っておきたい!ASP型ツール導入による7つのメリット

1. 初期コストを抑えて導入できる

ASP型ツールの場合、初期設定費用と利用期間中の月額費用です。

そのため、導入時に高額なシステム構築費用を一括で支払ったり、ライセンス費用を支払ったりする負担を追うことなく、安価に導入することが可能です。

2. ランニングコストを抑えて運用できる

ASP型ツールの多くは、利用状況に応じて月々のサービス利用料を支払う従量制課金方式です。

サーバ維持費・バージョンアップによる追加費用、保守に必要な運用コストをかけることなく、少ないランニングコストで運用することが可能です。

3. 申し込み後、すぐに利用開始できる

ASP型ツールの多くは、インターネットにアクセス可能なPCのみあれば、すぐに利用可能です。

そのため、導入時の負担が少なく、申し込み後すぐに利用を開始できます。

4. ブラウザベースで導入作業できるため、導入時のトラブルや負担を軽減しやすい

ASP形ツールの多くは、Internet Explorer・Google Chrome・Firefoxなど主要なブラウザに対応しています。

そのため、導入時に自社システムにインストールしたり、特別な環境を準備したりする手間をかけることなく、ブラウザベースで導入作業を行うことが可能です。また、導入時のトラブルを軽減しやすい点も特徴です。

5. ソフトウェアのバージョンアップ作業の手間がかからない

ASP型ツールの場合、自動でバージョンアップされる製品が多いのも特徴です。追加費用を支払うことなく、常に最新の機能を利用できる点がメリットです。

また自社のシステム部門などの担当者が、ソフトウェアの更新やバージョンアップを行う必要がなくなるため、社内の作業負担が軽減されます。

6. バックアップ作業の手間がかからない

ASP型ツールでは、多くの場合バックアップ機能が備わっているのも特徴です。

システムの維持・運用管理はASP型ツールを提供している会社が行うため、高度なIT技術や運用知識を持つ人材が社内にいない場合でも、安心してバックアップ機能を利用することが可能です。

また、バックアップに必要な機器を追加で準備する必要もありません。

7. 解約する場合の負担が少ない

ASP型ツールの場合、解約する場合は提供している企業に電話やメールで利用終了の希望を連絡する作業のみで完結するため、解約時の負担が少ないこともメリットです。

ただし、月額費用が安く設定されている分、3ヶ月契約などによって最低利用期間を設定している製品も多いので、導入時には念のため確認しましょう。

ASP導入における3つの注意点

1. サーバは他社と共有になる

ASP型ツールの場合、自社に専用のサーバを置かず、ASP提供会社のサーバを複数の会社で共有して利用します。

そのため、自社に専用サーバを置く場合と比較すると、セキュリティ面では、提供会社に依存する形になります。

2. カスタマイズを行いにくい

ASP型ツールの場合、あらゆる業種・業態で利用可能なパッケージ型の設計・構築となっています。

そのため、各業界特有の就業ルールや運用規則には対応できない場合があるため、事前に無料トライアルなどを利用して、自社で運用が可能かどうか確かめることが重要です。

3.アプリケーションの反応速度が社内のネットワーク環境に影響を受けやすい

ASP型ツールの場合、アプリケーションの起動や作業時の反応速度は、ネットワーク速度に依存する特性があります。

その特性により、ネットワーク環境に応じてアプリケーションの起動時や作業時の反応速度が遅くなる場合があるため、事前に導入を検討しているASP型ツールが自社のネットワーク環境に合っているかどうかチェックすることも大切です。

まとめ

今回は、ASP導入のメリットと注意点を紹介しました。

事前にポイントを知っておくことで、導入時の失敗リスクを減らすことにつながります。

ASP導入を検討する際は、自社の状況と照らし合わせて検討していきましょう。

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