Amazon広告とは、総合オンラインストアAmazonが運営しているインターネット広告です。Amazon内でユーザーが検索したキーワードや、そのキーワードの関連情報に連動して広告が表示されます。

自社のWebサイトで商品を販売していたり、ECサイトを運営している人の中には、Amazon広告を使ってみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、デジタル広告の施策を打ちたい企業のWeb担当者担当に向けて、Amazon広告の種類と特徴から、メリットや仕組みなどを解説します。運用のポイントも解説するので、ぜひ広告運用に役立てください。

Amazon広告とは?

Amazon広告とは、Amazon内の商品検索結果画面や商品画面に表示される広告です。広告はユーザーが検索したキーボードに連動して表示されます。

ECサイトの中でも世界最大規模のであり、国内トップシェアを誇るのがAmazonです。近年ではますます、利用ユーザーが増加傾向にあります。

そのメディアパワーは強力で、国内メディアサイトの中でもPCでは第6位、モバイルでは第8位です。現在では、Amazonを利用したことが無い人のほうが少ないと言っても過言ではありません。

Amazon広告は強い訴求力をもち、上手く運用すれば高いコンバージョン率に繋がります。そのため、今後さらに注目されるインターネット広告の1つです。

Amazon広告のメリット

Amazon広告はリスティング広告と特徴が似ており、簡単な設定でいつでも誰でも始められます。また、集客効果と費用対効果が高いことが大きな特徴です。その特徴から得られるメリットは、今後さらにマーケティングの成果に貢献できるでしょう。

顕在ユーザーにアプローチできる

他の広告媒体と比べて大きな違いは、Amazonが大規模なECサイトであることです。検索や興味関心から誘導するのではなく、既に「購入したい」と意思をもつユーザーにアプローチできます。

Amazonがもつ膨大なデータベースから、各ユーザーの情報を読み取り、強い購入意欲を持つユーザーに的確なアプローチをかけることで、高いコンバージョンに繋げられます。

大規模なECサイトであるため、Amazonそのものがもつメディアパワーによる集客力と顕在ユーザーへの訴求力の強さが、さらにコンバージョンに繋がります。

口コミやレビューで購入促進ができる

ECサイトの特徴として、口コミやレビューがあります。上手く味方につけられれば、販売促進がさらに加速するでしょう。

なぜなら、購入したユーザーがつける評価には広告費用がかからず、商品の信頼性が高まるからです。高い費用対効果を生む口コミやレビューは、メリットとして捉えられます。

また、自社の製品と競合商品を比較しやすいECサイトでは、口コミやレビューがユーザーの購入決定を後押しします。

そのため、Amazon広告から導入される商品ページは口コミやレビューが高いほど、さらにコンバージョンの獲得を加速させます。

売れるほど自然検索でも上位に掲載できる

Amazonの検索エンジンの仕組みは「よく売れている商品」「口コミやレビューが高評価な商品」とされています。そのため、商品が売れれば売れるほど自然検索でも上位に掲載されるようになり、広告にかける費用が抑えられます。

自然検索で上位に掲載されるようになり、さらに売れるようになれば、好循環を生み出すことができます。そのためにも、販売を始めたばかりで認知度や販売実績の低い商品をアピールする方法としてAmazon広告を利用するのも1つの方法です。

Amazon広告の仕組み

Amazon広告の仕組みとして、さまざまな課金方法があります。そのほとんどがクリック課金型広告を採用しており、リスティング広告やディスプレイ広告などにも使用される課金方法です。そのほか、インプレッション課金型広告もあります。

クリック課金型広告

クリック課金型広告では、広告の掲載回数を問わず、ユーザーが広告をクリックするたびに費用が発生します。

入札時には、ユーザーが商品の広告をクリックした際に支払ってもよい上限額で入札します。入札額の競争力が高いほど、ユーザーの商品検索キーワードと一致した際に広告が表示される可能性が高くなる仕組みです。

クリック課金広告のメリットは、費用対効果が高いことです。コンバージョンにつながる可能性の高いユーザーに絞り広告を掲載するため、無駄なくアプローチできます。

そのため、入札額の設定は適切でなければなりません。かける費用が低く露出が下がると、クリック数も下がってしまうからです。また、費用をかけすぎた割に効果が表れないといったことも起こります。

インプレッション課金型広告

インプレッション課金型広告とは、掲載1,000回あたりの料金から広告費が発生する課金方式です。

広告が見られるだけで料金が発生するため、その広告から流入してコンバージョンに至る可能性が予測できないデメリットをもちます。しかし、料金の発生が広告の表示回数に依存するため、費用を一定に保つことが可能です。

そのため、主な目的はコンバージョンの獲得ではなく認知度の拡大です。一定の費用で商品を潜在ユーザーにアプローチできます。

Amazon広告の種類と特徴

Amazon広告は、種類と特徴によって表示場所が違います。メリット、デメリットや得られる効果にも違いがあるため、よく理解した上で出稿する広告を選びましょう。

いくつか存在する広告の中でも、主に使用される4つの広告について解説します。適切な広告を出稿することで、その効果を最大に高められます。

Amazonスポンサープロダクト広告

Amazonスポンサープロダクト広告は、売上・コンバージョンの獲得を目的としたクリック課金型広告です。

顕在ユーザーへのアプローチを得意とし、キーワードと商品の両方からターゲティングします。掲載の表示場所は入札額やコンバージョン率に応じて、Amazon内検索結果画面の上部、中部、下部に掲載されます。

メリットは、他の広告と比べて簡単で早く出稿できることです。商品、キーワードと入札額を決定すると出稿できます。商品情報をもとに自動で生成されます。広告文を考えたり、複雑な設定を考えたりする必要がありません。

即効性と費用対効果が高いため、少額からの予算でも始められます。Amazon広告の出稿に悩んだときや、すぐに効果を得たいときなどに活躍する広告です。

Amazonスポンサーディスプレイ広告

Amazonスポンサーディスプレイ広告は、商品の認知度向上と売上、コンバージョンの獲得を目的としたクリック課金型広告です。

顕在ユーザーへのアプローチを得意とし、商品とカテゴリーの両方からターゲティングします。関連性の高い購買行動を基に、自動生成で商品詳細画面の右下部に掲載されます。

そのため、顕在ユーザーに効果的なアプローチができます。また、競合他社の商品ページに広告が表示されれば、そこから自社商品への流入も期待できます。

Amazonスポンサーブランド広告

Amazonスポンサーブランド広告は、ブランドの認知度向上と売上、コンバージョンの向上の両方目的としたクリック課金型広告です。

ブランドロゴとカスタマイズできる見出しを最大3つまで掲載できます。Amazon内検索結果画面の上部に掲載されます。費用がかかるものの、高い認知度とコンバージョン率がメリットです。

モバイル画面では大半の面積をスポンサーディスプレイ広告が占めます。特にPCよりもモバイルからの検索では視認性に優れています。モバイルユーザーが増え続ける昨今では、特に注目される広告とも言えます。

Amazon DSP(ターゲティング広告)

Amazon DSPは、ブランド認知度の向上と顕在ユーザーの拡大を目的としたインプレッション課金型広告です。潜在ユーザーへのアプローチを得意とし、Amazonでの閲覧、購買データなどからターゲティングを行います。

大きな特徴は、掲載の表示場所です。Amazon DSPは、Amazon以外のWebサイトやアプリ上にディスプレイ広告、動画広告を掲載します。

最大のメリットは、強力なターゲティングです。ユーザーの閲覧、購買データだけではなく、そこから想定される30種類以上の情報に加え、広告主が持つデータも使用されます。これらを用いて潜在ユーザーに正確なアプローチができます。

Amazon広告運用のポイント

Amazon広告運用は、低い費用から始められます。しかし、設定額が低いと掲載ページが2ページ目以降になる場合があります。これは広告として致命的です。

Amazonの全ユーザーの7割が1ページ目しか閲覧しないためです。そうならないために、ある程度の予算をもって運用しましょう。

また、在庫が無くなると広告が表示されないため、広告として設定している商品の在庫には十分注意が必要です。例えばスポンサーブランドの場合、複数商品のうち1つでも商品が在庫切れになると、他の商品も広告として表示がされなくなります。

運用する際には在庫に気をつけましょう。また、商品情報の関連性を高めることが大切です。

まとめ

Amazon広告とは、Amazon内でユーザーが検索したキーワードや、そのキーワードの関連情報に連動して広告が表示されるインターネット広告です。簡単な設定でいつでも誰でも始められ、集客効果と費用対効果が高いことが大きな特徴です。

仕組みから運用方法まで、その知識やノウハウを理解することで効果を最大に発揮した運用ができます。Amazon広告は今後もマーケティング施策において欠かせない手法の一つと言えます。今回の解説で自社の施策に、ぜひお役立てください。