昨年より世界中で大混乱を招いている新型コロナウイルス。 この記事をご覧の皆様も、感染症対策や環境整備など、 多くの点において、苦慮されていることと思います。 来客が多いオフィスや事業所や営業所、やむを得ず大人数での会議を実施しなければならない時期など… 多くのことに気を遣わなければならない世の中になりましたね。 ここでは、そんな課題に頭を悩ませている皆様に 三密対策のための新機軸として IoT活用による課題解決の方法について、簡単に説明していきます。 今後の感染症対策の参考にしていただけると幸いです。

IoTによる三密対策

「モノのインターネット」という意味のIoT、業界を問わず普及の進むIoTをうまく活用することで コロナ対策を行うことができるのをご存じでしょうか。 IoTを構成する要素であるセンサー類を上手に活用すると 既存のIoT環境にコロナ対策の効果を付け足すことが可能になります。 具体的にはまず室内の二酸化炭素(CO2)を測定するためのセンサーを設置します。 国の定めた基準によると、室内の二酸化炭素濃度が1,000ppmを超えてしまうと 人体に悪影響が出始め、作業の効率を著しく落としてしまうそうです。 二酸化炭素濃度が高いという事は、間接的に室内の人口密度が高くなっているとも言い変えられます。 このような考え方で、室内の人口密度をモニターすることで三密対策とすることができるのです。また、二酸化炭素濃度の測定と連動して換気設備を自動化すると、室内の状況に応じて最適な時間・頻度で換気を実行することも可能になります。このような三密対策のニーズは日ごとに高まってきていますよね。 次は、空気環境可視化の仕組みについて説明していきます。

空気環境可視化の仕組み

では具体的に、IoTによる三密対策の流れをご説明します。 まず、二酸化炭素濃度を計測するCO2センサーを設置します。 その情報をネットワークを介して、クラウド上に集約しスマートフォンやPC等のデバイスにアプリケーションとして表示させることで、どこにいても目的の施設の人口密度や、二酸化炭素濃度などの情報をリアルタイムに把握することができます。施設利用者は、移動前に二酸化炭素濃度を知ることでコロナ感染の可能性が高まる、人の密集した場所を避けることができますし、 施設の管理者は建物の面積に対して、一定以上の人口密度になったときにアラートが通知されるようにすれば、人が巡回して混雑状況を確かめるよりも確実かつ安全に施設の状況をコントロールすることができます。また、二酸化炭素濃度を測るCO2センサー以外にも、 人の密集度を測定するWEBカメラや騒音を計測する騒音センサーを併用すれば より多くのデータを収集することができるようになるため、様々な対策や、計画を立てることができるようになります。 集めたデータを曜日、時間帯といったセグメント別に分析することで、 中長期的な換気対策を計画することもできるようになりますね! 企業としても、こういった対策をしっかりやっていると、イメージアップにつながることも多いですし、 来客・来場者の方々の安心感にもつながってくるのではないでしょうか?

注意を促すデータ表示のtips

IoT環境で集約したデータは遠隔地から確認できるように、スマートフォンやPCに表示できるようにするのが一般的ですが、 それだけではIoTサービスを知らずに足を運んだ来場者の方に対してはやや不足と言えます。 来場者にもわかりやすくデータを知ってもらうためには 店頭や出入り口周辺に内部の状態をグラフ等に変換した映像をモニターやサイネージに出力すると良いでしょう。 内部の混雑状況が一目で判断できるようにしておけば 感染症対策のアピールになりますし、何より安心して来場していただけるようになります。

まとめ

ここではIoTを利用した三密対策をご紹介いたしましたが、いかがだったでしょうか? IoTを活用した三密対策は、業務効率化と並行して進めることができるので 一粒で二度おいしいシステムだと思います。 昨今の状況が長期化したときに備えて業務と一緒に見直してみるのも良いのではないでしょうか。 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。