今回はメールの開封をダイレクトに左右さるメールの作成方法についてお話します。

メールの開封に影響を与えるのは主に

・件名

・差出人

・配信日時

この3つです。

受信者がメールを開封する前に得られる情報は限られています。それを受け取るタイミングによってメールを見るタイミング、状況が変化します。つまり、この3点によって開封率は改善できます。もちろんメール配信の本質は開封率を上げることではありませんが、その本質にたどり着くためのステップとして今回は「件名」、「差出人名」、「配信日時」についてお話します。

ブログもSNSも、「お!?」と思わせるタイトルが読みたくなるきっかけ。ならメールの件名にもそのきっかけを

読んでもらえるメールとは、「興味のあるモノ」、「自分にとって重要なもの」と認識されたものです。ではそういったメールは何故興味を持たれたのか、自分事に感じられたのかを考えてみましょう。それはきっと以下のようなことが訴求されているからではないでしょうか

1. タイトルに具体的な数値がある

2. 「ほんとに!?」と思ってしまう驚きや疑ってしまうようなことがある

3. 自分の好きなものがそこにある

このように読者に対して引っかかりを与えることがメール件名の役目ということになります。

ではセールなどのプロモーション型のメールを例に挙げてみましょう。

ここでは当然、セールという言葉を使いたいところです。ですが、これだけではあまりにも平凡すぎます。「数値」に合わせて「限定」や「特別」といったインパクトを相手に訴求出来ていることが開封につながります。こちらをご覧下さい。

これはWindowsのメールアプリの受信トレイの画像です。一般的なインターフェースですが、ここで注目してほしいのが件名の文字数です。ご覧の通り、メールの件名は全部表示されることはなく、長い件名だと前半部分で切れてしまいます。つまり、*受信者に訴求できる内容を端的に言い表す必要があります。*目安としては20~30字程なので、コピーライティングの技術も多少必要になります。

例えば、赤枠で囲ったこのタイトルはメールを開封することで得られる情報(9月に\1,000 offクーポンがもらえる)をタイトルの前半に載せることで、内容を伝え且つ興味を引き起こさせています。そのほかにも「人気No1の商品~」、「明日12時まで限定セール」、「残りあと9枚」などといった限定感を演出することも効果的です。ですが、「還元セール」「サマーセール」だけでは一体何がセール価格なのか、件名だけでは伝わらず、購読者に刺さりきらずに開封されないという結果を招いてします。何がどのくらいセールなのか、商品名、数値等できる限り具体的にするのが、開封のキーとなります。

※ここでは件名で内容を訴求出来ていますが、送信名にもMoMA STOREと記載があるので情報が重複してしまっています。これでは開封前に受信者に見てもらえる、限りある情報量を最大限に活用できません。この場合、差出人名で名前が目立っているので件名欄での名前は削除し、メール内容情報を提供しましょう。

知らない人からのメールを開封しますか?実は件名以上に大切な差出人名

上記のメールボックスの写真にまた注目してほしいのですが、件名以上に目立っている箇所ありますね。そうです、差出人名です。実はこちらは開封前の情報として最も重要なものだと考えています。そもそもメールを開封する心理として2つの理由が存在します。

①安心感・予備知識

既にそのメールマガジンの存在、ブランドや商品に対して予備知識があり、メールを開くことでどんな情報を得られるのか知っている(イメージできる)もの

例)

Nike → スポーツ用品のメール

ヤフオク → ヤフーオークションに関する情報

Apple Music → 音楽配信に関する情報

②受信者の課題を解決できる、または興味を与える

例)

セール運営事務局 → セール情報が得られるのだという気づきを与える

セミナー・イベント管理部 → セミナーに参加することで、わからないことを担当者に聞ける、解決につながる。

①に関しては誰もが知っている名前ばかり例にしましたが、中小企業でも、メール配信を続けることでその名前を受信した人にとって定番への定着=安心感を生み出すことができます。これらを満たすことが開封の一番のカギになってきます。

良くある件名の例として「○○ショップのメールマガジン」の様なものがあります。誰からのメールなのかが一目でわかるのでいいのですが、この手のメールは平凡で、メールを日頃からあまり意識していない人だと、「何のメールだったっけ?」となり、あまり開封してもらえません。こちらも件名同様ちょっとしたテクニックが必要なんです。

例えば、以下の2つを比べてみるとどうでしょう。

A案:社名やブランド名、もしくはメールマガジン名 + ○○部

例:「マーケティングバンク・メルマガ編集部」

これはよく目にするメール差出人名の1例です。○○のメルマガ編集部だから、当然○○に関する情報が来ることは理解できます。ですが、これではメール内容が分かりづらいというデメリットがあります。加えてもし過去に配信した同じ差出人名のメールが受信者に「つまらない」と判断されていたら、いくらコンテンツの質が改善されても過去の経験から

「このメール前に読んでみたけど、つまらなかったな。きっと今回もたいしたことないだろ。開封せずに削除しよう・・。」

という負の連鎖を招いてしまいます。

一方以下のB案を見てみましょう。

B:個人名(メール配信担当者 + 社名、ブランド名、メールマガジン名 + ○○部)

例:「山田太郎:マーケティングバンクショップセール運営部」

このように個人名(山田太郎)を出すことは、ちゃんと人(担当者)が時間をかけてメールを作成しているという「人感」を与えることができます。顔が見えると一気に親近感がわきますよね。またここでもセールといったメール内容が分かるようにしましょう。

会社やブランドとの関連性をアピールしつつ、過去のメールマガジンの内容との違いも見せることで毎回のメール内容をダイレクトに訴求することができます。

いつも同じ差出人名を使うのはリスキーです。毎回そのメール内容に沿った名前を考えましょう。

そもそもメールは1対1のツールとして私たちの生活に溶け込んでいます。その場合、差出人名はいつも相手の個人名(もしくは個人を特定するアドレスや電話番号)ではないでしょうか。 つまり、多数に向けたメールであっても、1対1のメールであるように見せることが1つのテクニックとして有効です。

しかし、自身の受信ボックスに知らない人の名前のメールがあると「これ、スパムかなぁ?」と疑ってしまうのも事実。折角希望して購読しているメルマガの差出人名が知らない人物の名前であったがために開封せずに削除してしまう危険性も十分考えられます。個人名だけでメールをするのは逆効果を生む場合があるので、気を付けましょう。

メールを読みたいタイミングは人それぞれ、ならいろんな時間で配信して最適時間を探るのみ!

これには諸説あります。というのもそれぞれの購読者で生活リズムが違うから。事実、様々な時間帯、曜日でメール配信テストを行っても、その内容や件名でやはり結果が異なります。配信日時についてのブログは数あれど、決定的な時間をどれも述べていないのにはこういった背景があるからなのです。

ただ、傾向を知り、それの対策を取ることは可能です。例えばECショップのセールといった場合、平日のビジネアワーにメールを受け取っても購読者はゆっくり読むことができません。同様にアクティビティーや趣味に関するメールの場合、購読者はゆっくり読みたいと思うはずです。そのため平日の配信であるならば朝の通勤時間よりは夕方の、仕事がひと段落するタイミングを狙う、または週末の配信の方がよい反応を得られるかもしれません。

配信のタイミングはこのように*受信者の生活パターン、メール内容の性質によって様々変化します*ので、色々なタイミングでテストしてみることをお勧めします。

いかがでしたか?メール内容はあまり方に力を入れず、訴求したいことをシンプルに伝える。そして開封を促すために件名や差出人名で少しこだわりを見せることでメール配信の効果をアップさせることができます。

皆さんも是非試してみてください。