デザイナーの方であれば「簡単なやつでいいから、TOPのデザイン案作っておいてくれない?明日までに」なんて一言、一度は言われたことあるかと思います。

ひどい無茶振りなのですが、デザイナーじゃない人は「あれ、1pだけだから簡単でしょ?」なんて純真無垢に思ってたりしますよね。

純真無垢って本当、怖い。

そういう時に使うかどうかは別として、限られた時間の中でどれだけのアウトプットが出せるか?が重要なデザイナーにとって業務の効率化は必須の課題です。

今回はデザイン業務を効率化させるツールとその活用方法についてご紹介したいと思います。

今回使うツールはAdobe社から出されている無料アプリ「Adobe Comp CC」です。

スマホでさくっとデザイン作成!「Adobe Comp CC」が便利

Adobe Comp CCは一言で言うと、「iPad」などで文字通り「カンプ」や「ワイヤーフレーム」を簡単に作ることができるアプリです。CCと付いている通り、「Adobe Creative Cloud」製品なので他の「Creative Cloud」ソフト・サービスと連携しています。

Adobe Comp CCの便利なところは大きく言って3つあります。

1.「iPad」や「iPhone」などで簡単にカンプが作れるので移動中や打ち合わせ中でも作業ができる

2.「Adobe Stock」の画像を簡単に検索・反映させることができる

3.「Adobe Creative Cloud」の各サービスや「Photoshop CC」、「InDesign CC」、「Illustrator CC」などと連携している

です。一つずつご紹介していきます。

Adobe Comp CCの便利なところ1

「iPad」や「iPhone」などで簡単にカンプやワイヤーフレームが作れるので移動中や打ち合わせ中でも作業ができる

Adobe Comp CCはジェスチャーで画像やテキストボックスなどのオブジェクトを配置することができるので、PCに向かっていなくてもカンプやワイヤーフレームを作ることができます。

打ち合わせで大体イメージが固まったかなと思って「一度帰ってワイヤーフレーム作って送りますね!」なんて言っていて、後からメールで送ったら「イメージしていたのと違う。やり直し」なんて経験はデザイナーであれば一度や二度はあると思います。そんなことを防ぐためにはやはり、「現場で確認」です。とはいえ、おもむろにPhotoshopを立ち上げてという時間はさすがになく、手書きだと画像が入らないのでわかりにくい、、、といった状況になっていると思います。

そんな時に便利なのがAdobe Comp CCです。

以下のように、”ジェスチャー”で挿入するオブジェクトを指定して指で動かすだけで配置することができるので、簡単なワイヤーならあっという間にできてしまいます。

四角くなぞれば四角いオブジェクトが、三角になぞれば三角のオブジェクトができるのでどんどん配置していきましょう。

Adobe Comp CCの便利なところ2

Adobe Stockの画像を簡単に検索・反映させることができる

iPhoneやiPadに入っている画像を使ったり、新たに撮影したりもできますが、Adobe Creative Cloudにログインしていれば「ライブラリ」の画像を使うこともできますし、Adobe Stockから必要な画像を探すことも可能です。画像サイズは画面サイズに合わせて自動整形されるので、サイズを合わせる手間はありません。

こんな風にしてサクサクっとカンプを作れてしまいます。

本当、簡単ですよね。

これだけ簡単に作れてしまうのですから、移動中に作ることも可能です。素案を移動中に作り、現場ではそれを移動させたり画像を変えたりしながら「Adobe Comp CC」を使って打ち合わせを進めるというのが有効な活用方法になるでしょう。

Adobe Comp CCの便利なところ3

「Adobe Creative Cloud」の各サービス「Photoshop CC」や「InDesign CC」、「Illustrator CC」などと連携している

そして、もう一つAdobe Comp CCの便利なところはPhotoshop CCなどと連携している点です。お客さんとの打ち合わせが終わり、「大体こんな感じ」のイメージが共有できたとして、それをそのまま制作に活用するわけにはいきません。冷静になってオブジェクトの配置を再考したり、そうでなくてもオブジェクト間のバランスを調整したりする必要がありますね。こういった「本来の」デザイン業務にどれだけ時間を使えるかが、クオリティの高いデザインを提供する上で重要になってくると思います。

当然こういった作業は、細かな調整ができる使い慣れたソフトで行いたいというのがデザイナーの本音だと思います。その点AdobeComp CCは簡単にPhotoshop CCやInDesign CC、Illustrator CCなどにエクスポートすることができます。

細かいバランス調整や打ち合わせで確認したところ以外の制作はオフィスのパワフルなPCで行い、クオリティの高いデザインに仕上げる。そういう丁寧で効率的な仕事がデザイナーとして価値を上げていくためには有効なのではないでしょうか?

Adobe Comp CCやAdobe Stock、Adobe Creative Cloudを活用して業務効率を上げ、デザインのクオリティ向上のために多くの時間を費やしていただければと思います。