マーケティングに携わっている人なら一度は聞いたことがある「検索クエリ」という言葉。一体どういう意味なのでしょうか?また、検索クエリを調べるとできることもご紹介します。

検索クエリとはどういう意味なのか?

検索はわかるとして「クエリ」とは英語で質問を表す語です。

近年、Google やYahoo!などで検索するときには、一つの語ではなく、例えば「レストラン 浅草」などと複数の語ですることが多いですが、それらの語の文字列を「クエリ」と呼びます。私達はいつもこの「検索クエリ」を検索エンジンのデータベースに対して要求しているんですね。

検索クエリはキーワードとは違うの?

検索クエリはよく考えてみると、私達がよく「キーワード」と呼んでいるもののようです。検索クエリとはキーワードとは違うものなのでしょうか?

検索クエリもキーワードではあるんですが、私達のような一般のユーザーが検索エンジンに入力する語は「検索クエリ」で、業者が検索順位を上げるためにがんばって考えるのが「キーワード」と業界では呼ぶようです。

やはりSEOを生業としている人にとっては、キーワードの良し悪しが売上に直結しますから、必死です。

ユーザーと業者の関わり合いの部分としては、ユーザーが要求した検索クエリが業者のキーワードと部分一致し、どんなキーワードがヒットしたかを業者が調べるといった流れになります。

検索クエリをどこで調べるのか?

では、ユーザーが要求した検索クエリが、業者が設定したどんなキーワードでヒットしたのかは、どこで調べることができるのでしょうか?

これはGoogle 広告(旧Adwords・アドワーズ) というツールで調べることができます。

同じくGoogle のSearch Console(サーチコンソール)では、どんな検索クエリが表示される回数が多いのか、検索で表示される順位やCTR(クリック率)を知ることができます。

また、サーチコンソールでは、エラーチェックなどの対策もすることができるため、SEOには欠かせないツールなのです。

エラーが出ているままで放置すると、最悪の場合、Google の検索エンジンから削除されるといったこともありえますし、検索順位が上がらない状態になりますので、必ずチェックが必要と言えます。

検索クエリにはどんな種類があるのか?

それでは3つある検索クエリの種類についてご紹介しましょう。

検索クエリには、「ユーザーの検索意図」によって次の3つに分かれています。

トランザクショナルクエリ(取引型)

これは例えばユーザーが「レディス ブラウス 通販」などの購入を目的とした検索や、資料の請求、アプリのダウンロードなど、具体的に行動するクエリを指し「Do」クエリとも呼ばれています。

ナビゲーショナルクエリ(案内型)

こちらは、検索をするためにユーザーが出す、Google やYahoo!JAPANのような、行き先がはっきりしているクエリで「GOクエリ」とも言います。

インフォメーショナルクエリ(情報型)

こちらはユーザーが「チーズケーキ レシピ」とか、「高尾山 行き方」などの情報を得るために検索するクエリを指し、「Knowクエリ」とも呼ばれます。

なお、企業にとってユーザーと接点があるのはこのクエリであることは確かなので、重要なクエリだと考えられています。

その他のクエリ

ユーザーが検索するクエリははっきりと上記のクエリに分類されると限ったわけではありません。

例えば「Google 」だけを検索した場合、検索をするためにGoogle に行きたいという「ナビゲーショナルクエリ」である場合もありますが、Google がどんな会社なのか知りたいといった「インフォメーショナルクエリ」なのかも定かではありません。

このように検索ひとつとっても、ユーザーが何を検索したいのか、が必ずしもわかるというものでもありません。

トランザクショナルクエリは競合も多い

上記のクエリの中で、EC通販などにいちばん関係しているのは「トランザクショナルクエリ」です。

「レディス ブラウス 通販」などと検索するユーザーは、明らかにブラウスを買いたいから検索しているユーザーであることは間違いないのです。

しかし、それだけ明らかなクエリである分、競合も多く、検索上位を狙うのは至難の業と言えます。

検索で上位に表示されるのは、有名な大手企業が並び、中小は太刀打ちできないといった状況になってしまいます。

インフォメーショナルクエリを活用する

そこでの対策として重要となるのが、「インフォメーショナルクエリ」の活用です。

インフォメーショナルクエリは「何かを知りたい」から検索してやってきているユーザーなのですが、直接購買を目的としていない場合も多いので、降りたページは目的が違うと離脱して

しまうかも知れません。

そこでそういうインフォメーショナルクエリから来た人用のランディングページを別途作ったりして、直接の購買ページではなく、魅力的な商品のストーリーなどがわかるページを作ったりして、「情報」を提供すると興味を持ってくれ、中には購買ページまで進んでくれる人もいるかも知れません。

このように、購買に直結するページに集まる人達をターゲットにするのではなく、集まってきてくれた情報を求めている人たちを逃さない工夫も必要だと言うことができるでしょう。

検索クエリを活用して、パーフォーマンスを上げよう

SEOを業務としている人は特に、「検索クエリ」と日夜戦っていると言ってもいいでしょう。

ユーザーがどんな検索クエリで検索し、それに合わせたキーワードを設定することに、日々を費やしていると言っても過言ではないでしょう。

ただ、3つある検索クエリの中でも「トランザクショナルクエリ」は、何かを買いたくて検索しているユーザーが多いため、他の企業もそれに注目しており、どうしても競合が激しくなります。

何か情報を知りたくてやってきた「インフォメーショナルクエリ」のユーザーもうまく取り込み、パーフォーマンスを上げる必要があるでしょう。