imp(インプレッション)は英語のimpressionの略で、マーケティング業界では広告の表示回数のことを指します。impは、どのくらいユーザーに閲覧されているのかを知ることができる重要な指標です。

imp数が多ければ多いほどユーザーの目に入る機会も増えるため、収益も発生しやすくなります。imp数の増加はメリットしかないと言ってよいでしょう。

この記事では、デジタル広告を始めようと思っている方に向けて、impの意味や増やし方、他の指標との違いについて解説します。また、その他にもインプレッション課金型広告についても解説しているので参考にしてみてください。

imp(インプレッション)とは

imp(インプレッション)とは、impressionの略です。英語では「印象」などの翻訳がされますが、マーケティング業界では広告が表示された回数のことを指します。

デジタル広告を利用するにあたって商品やサービスを多くの方に認知してもらいたいとき、imp数の認識や計測が重要なカギになります。

たとえば、自社のWebサイトにアクセスしたユーザーに、広告が1回表示されたとします。その場合はimp(インプレッション)数は1とカウントされます。その後、同じユーザーが合計4回アクセスし、同じ広告が4回表示されたら、imp数は4とカウントされます。

デジタル広告の課金方式が「インプレッション課金」であった場合は、「広告が1,000回表示されたら料金が発生する」という意味になります。

また、SNSでは、ユーザーのタイムラインに特定の投稿が表示された回数にimpが使われます。そのため、Web業界では幅広い場面で使われている言葉です。

デジタル広告のimp(インプレッション)を増やす方法

デジタル広告の効果を高めるためには、imp数を増やしていくことが大切です。しかし、ただ単にデジタル広告を始めればimp数を獲得できるというわけではありません。ある程度工夫することや、努力をすることも必要不可欠と言えるでしょう。

では、どんな方法を活用すれば増やしていくことができるのでしょうか? ここでは具体的に大切なことを3つに分けて説明します。

広告の予算を増やす

デジタル広告を最大限活用するためには、予算の問題はとても大切です。単純計算にはなりますが、今よりも予算が2倍になればimp数も2倍に増やすことができます。

広告媒体によっても異なりますが、中には1日の予算額に上限が設けられているところもあり、設定金額に達してしまうと表示されなくなるものもあります。

この場合、表示されない期間はユーザーへのアプローチができなくなってしまうのです。そのため、もう少し効果を上げたい場合は、予算を増やす選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。

入札単価の引き上げをする

デジタル広告の中には、オークション形式のものもあります。例えば、掲載順位が下位で1ページ目に表示されていない場合には、入札単価を高くすることで掲載順位が上がり、imp数も大幅に増やすことが可能です。

しかし、注意しなければならないのが、掲載順位がすでに上位にあるときです。この場合は、広告がトップに掲載されていることが多いため、入札単価を上げたところで大きくimp(インプレッション)数を増やすことは難しいでしょう。

そのため、入札単価の引き上げをする場合は、掲載順位などを事前に調べてから検討することをおすすめします。

キーワードを絞る

できる限り予算を抑えながらimp数も獲得したいという場合は、キーワードを絞ることがおすすめです。

例えば、「飲食店」のキーワードを選定するとします。この場合、「飲食店」だけでは全国の飲食店が表示されることとなるので、競合も高く入札単価も高くなります。

そのため、対策としては「飲食店」だけに絞るのではなく、「飲食店 渋谷」など地域を絞った対策をすることで競合を減らすことができます。また、「ラーメン 渋谷」などどんなお店なのか絞ることによって、さらに競合を減らすことができるでしょう。

このような対策は、本当に訪れたいと思っているユーザーの意味のあるimp数獲得にも繋がりますし、入札単価を抑えるという意味でもおすすめです。

PV・リーチ・エンゲージメントとの違い

デジタル広告において、PV・リーチ・エンゲージメントがimp数と混同している方も多いのではないでしょうか。この3つに関して混同してしまうと、広告施策で誤った方向に導く恐れもあるので注意が必要です。

この3つの内容に関して、どのような意味があるのかについて紹介します。

PVとは

PVはページの閲覧数のことで、imp数とは意味が異なります。

PV(ページビュー)とは、サイト内のページを閲覧された回数です。自身のサイトやSNSにどのくらいのユーザーが足を運んでくれているのか知ることができ、多ければ多いほど人気のページであることがわかります。PV数はGoogleアナリティクスなどの分析ツールで調べることができます。

ユーザーが5人、Webサイトにアクセスしたとします。このサイト内のページAに2人のユーザーがアクセスすればPV数は2となります。ページBに同じユーザーが2人アクセスし、別の1人がアクセスしたらPV数は3となります。

PVはあくまでアクセスがあった数を示しています。実際にサイトに訪れたユーザー数ではないので注意しましょう。

リーチとは

リーチとは、広告の到達率のことです。リーチを見れば、何人が特定のコンテンツに足を運んでくれたのかを知ることができるのです。なお、「UU(ユニークユーザー)」はリーチと同じ意味で使われます。

impとの違いを例にすると、1ページ内に掲載されている広告が3つあるとします。そして同じユーザーがそのページを2回閲覧した場合、広告は6回表示されているのでimp数は6、閲覧したユーザーは一人だけなので、リーチ数は1になります。

リーチは特に混同されやすい数値になりますが、全く別の意味です。PV数とも異なる意味のため、間違えないよう注意が必要です。

エンゲージメントとは

エンゲージメントとは、日本語に訳すと「約束・契約」を意味する用語です。広告業界では、SNSに投稿した内容に対してユーザーが反応した割合を示す数値です。主に活用されている場面としては、FacebookやTwitterなどのSNSで使用されています。

エンゲージメントは、マーケティング業界においてとても重要な指標の1つです。例えば、商品やサービスの投稿に対して多くのユーザーが反応していれば、愛着を持たれている状態を意味します。

逆に反応が得られていない状態であれば、エンゲージメント率が低くなり、あまり愛着を持たれていないことになるのです。

SNSにおいてエンゲージメント率が高ければ高いほど、その投稿が拡散される可能性も上がるため、SNSの広告で勝負をしたい場合はとても重要な部分と言えるでしょう。

インプレッション課金型広告とは

インプレッション課金型広告とは、広告の表示回数ごとに課金をするタイプです。仕組みとしては、広告が1,000回表示されるごとに課金が必要になります。

デジタル広告を掲載する際、多くの方ができる限り抑えたいと思う部分がコストではないでしょうか。そんな気になる部分を叶えてくれる可能性があるのがインプレッション課金型広告です。具体的にメリットやデメリットについても紹介します。

なお、広告がクリックされることで課金されるタイプのことは「クリック課金型広告」と呼びます。こちらは広告が何回表示されても課金が発生せず、クリックされることではじめて広告費が発生します。

インプレッション課金型広告のメリット

インプレッション課金型広告のメリットは、コストを抑えて配信できる点です。価格は一定料金で変動することがないため、余分なコストがかかることはありません。

また、配信量を細かく調整することも可能です。これにより、例えばあまり見込みがないと思われる部分には配信量を少なくすることができるため、コストの調節がしやすいのも魅力と言えるでしょう。

例えば、クリック課金などの場合、多くのユーザーが検索するページではクリックされる回数が増えるため、コストがかかりすぎてしまいます。

その他のメリットとしては、多くのユーザーに見てもらいやすい点です。インプレッション課金型広告は、imp数が最大になるように配信されます。多くのユーザーに見てもらいたい場合には、利用価値は高いと言えるでしょう。

インプレッション課金型広告のデメリット

インプレッション課金型広告のデメリットは、広告制作の工夫が必要なことです。というのも、インプレッション課金型広告は、クリック課金とは異なりクリックされなくても費用がかかってしまいます。

そのため、効果を発揮するためにもユーザーにクリックをしてもらえるよう、制作には工夫が必要です。いかに多くのユーザーに広告を表示させ、実際にクリックしてもらうかがポイントです。

また、表示回数が料金の基準になっているため、「何が成約のきっかけになっているのか?」と判断しづらい部分もデメリットと言えるでしょう。費用対効果の分析が難しいのも、インプレッション課金型広告の特徴です。

まとめ

デジタル広告を成功させるためには、imp数を増やすことが大切です。しかし、必ずしも成果に繋がるのかと言われればそうではありません。

imp数が増えたことでどれだけの成果が得られているのかしっかりと分析をすることで、さらに集客を見込むことができるのです。また、指標にはPVやリーチ、エンゲージメントといったものもあり、それぞれに意味があります。これらの意味や仕組みを理解し、予算を設定するようにしましょう。

広告の予算はとても大切な部分になると思いますので、高いコストパフォーマンスが実現できる方法で挑戦してみてください。