一般的に、画像とテキストの両方が掲載される広告では、多くの人が画像を先に見た後にテキストを読むといわれています。そういう意味で、広告テキストは広告画像を補完する役割を持つといえるでしょう。しかし、だからといってテキストを軽視するのはNG。商品・サービスの魅力を適切に伝えるにはやはりテキストが重要な役割を担うからです。では、どのようにすれば効果が出るテキストを作成できるのでしょうか? 今回の記事ではそのポイントをまとめてお伝えします。

広告テキスト作成のポイント(1) 制限文字数いっぱいまで使用しよう

広告テキストは広告枠によって文字数制限が設けられています。たとえば全角20文字、全角50文字といったふうに。昔からオシャレなキャッチコピーは短くて覚えやすいものが多いものですが、「広告テキストで効果を出す」ということに重点を置くならば、「制限文字数ギリギリまで使って情報を伝える」のが鉄則です。事実、広告効果を測定した結果、文字数が多い広告のほうが高い成果をあげているという傾向があります。

たくさんの文字が並んでいるとそれを一度に読みとることはできませんが、ユーザーが自分にとって有益な広告なのかを判断するための情報を多く提供しているという点で、親切だと言えます。クリエイティブを工夫することで、テキスト情報を受け取りやすくすることもできます。

一番よくないのは、制限文字数がまだまだたくさん残っているのに「人気のカラーシャツ!」といった平凡で短いテキストで終わってしまうこと。商品の魅力は、見る角度を変えれば必ずたくさん出てくるはず。それを出し惜しみすることなくテキストで表現しましょう。

広告テキスト作成のポイント(2) 「具体的な数字」が説得力を与える

昔から広告の世界でいわれてきた鉄則のひとつが、「具体的な情報を盛り込むことで他の広告と差別化を図る」ということ。数字をテキストに入れるだけで、広告の説得力をアップさせることができます。

たとえば「人気のカラーシャツ!」と書いてあるだけでは、どれぐらい人気があるのかわかりませんが、「300枚完売のカラーシャツ!」「60秒に1枚売れています!」などと書いてあれば「へえ、たくさん売れているんだな」という印象を読者に与えることができるでしょう。そのほか、「前回は5分で売り切れ」「9月15日23:59までの限定価格!」「16色の豊富なカラーバリエーション」「30年愛されてきたロングセラー」など、数字を使って商品の魅力を伝える方法はたくさんあります。数字を使った広告は目立ちやすいので、クリック率を高める効果も期待できます。

広告テキスト作成のポイント(3) 雑誌の見出しのように読者の興味を惹く

世の中には無数の広告があり、読者・ユーザーは日々それらにさらされて暮らしています。しかも、多くの人は非常に忙しく、興味のない広告をわざわざクリックしてみようとは決して思いません。

そこで重要となるのが、「いかに広告テキストを目立たせ、魅力的に見せるか」。その際、ぜひ参考にしたいのが「雑誌の見出し」です。雑誌の表紙にはたくさんの見出しが躍っていますが、いずれも一瞬で読者の興味を惹き、「読んでみようかな」と思わせるよう工夫を凝らしたものとなっています。

広告テキストにおいても、ただ単に情報を並べるだけではなく、「どんなキーワード、どんな表現を使えば読者にクリックしてもらえるか」を考える必要があります。もちろん、すべての人に「刺さる」テキストなんて存在しません。あくまでターゲットは「自社の商品・サービスを買ってくれる人」。それ以外の人には無視されても構わないので、ターゲット層の目を惹く魅力的なテキストを、雑誌の見出しのようなイメージで作成しましょう。

広告テキスト作成のポイント(4) 表現を工夫して情報の濃度を高めよう

ポイント(1)で述べたとおり、広告テキストでは制限文字数いっぱい使うのが原則。最後に制限文字数を最大限有効に活用するコツをお伝えしましょう。それは「短縮できるところはトコトン短縮する」こと。

たとえば「前回は5分で売り切れ」というテキストにも、実はまだちょっと無駄があります。「前回は5分で」の「は」を省き、「前回5分で」にしても無理なく意味は通じます。この場合「は」は必要ないということです。また、「売り切れ」は「売切れ」に短縮できますし、「完売」に言い換えることもできます。このように、大変細かいですが、少しずつ表現を短縮していく。そうすれば残りの文字数を稼ぐことができ、より多くの必要な情報を盛り込むことができるというわけです。

まとめ

以上、今回は効果的な広告テキストの作成ポイントを説明しました。広告テキストは「これが正解」というものが決まっているわけではないため、つい一度作ったものに満足してしまいがち。しかし、商品・サービスの特性やターゲット層を見直すたびに改善点は見つかるものです。他社の広告なども参照しながら、何度も推敲してより効果的な表現を模索してみてくださいね。