こんにちは、Marketing Bankの黒野です。今回は中小企業へのデジタルマーケティングの薦め第二弾。前回は、スマホ最適化も立派なマーケティング施策ですよ!という話をしましたが、今回はアプリ!アプリでデジタルマーケティングです。

アプリはWEBよりさらに一歩進んだデジタルマーケティング!

スマホのアプリっていうとLINEやFacebookなどのSNSで使ったり、ゲームをやったりするものでない。。。って言う方もいると思いますので、早速分かりやすい例を紹介します。

マクドナルドのアプリです。皆さん、スマホに既に入ってる方もいるかもしれませんが、割引でマックが買えるクーポンが表示できたり、新商品の通知が届いたりするものです。

どうでしょう?イメージ付きましたよね。*まさにこういうアプリを中小企業でも作ってマーケティングをした方がいいですよ*と言いたいのです。

では、何故アプリがいいのか?といいますと理由は大きく二つあります。まず一つ目は、アプリは一度ダウンロードしてもらえれば、お客さんのスマホ画面に必ず出てくるということです。これがWEBサイトだと検索して辿り着かなければいけませんし、有名なサイトでない限りブックマークも中々されません。つまりアプリは常に広告を出しているのと同じ状況を作り出せるのです。

そして二つ目は、プッシュ通知機能(下記イメージ参照)です。スマホのトップ画面にメッセージが出てくる機能ですが、これはマーケティング的にはかなり強力な機能です。だって自分のスマホにメッセージがこのように出れば絶対見ますよね!これが出来るのがアプリは素晴らしいのです。もちろんWEBサイトではこんなこと出来ません。

この二つの理由から分かるようにアプリを持つことで、WEBサイトを持つだけよりもさらに一歩進んだマーケティングができるようになるのです。

誰でも中小企業でもローコストでスマホアプリが作れる時代です。

でも、そんなこと言ったってマクドナルドさんは、大企業でお金があるからあんなアプリを作れるんだろう。。。という声が聞こえてきそうですが。

*「安心してください!格安で作れますよ!」*

そうなんです。 今やアプリ制作のツールを使えば、月額1~2万円くらいで、マクドナルドみたいにクーポンが表示できて、プッシュ通知もできて、ポイントやスタンプ機能なども使えるようなアプリが持てちゃうんです。

もちろん月額費用の前に制作費用がありますが、これらのツールはテンプレート機能とドラッグ&ドロップで作れる機能などが付いてますので、会社のコンピューター系に詳しい若い衆に頑張らせて作らせることができればお金はほとんど掛かりませんし、どこかのデザイン会社に頼んだとしても数十万円のレベルです。以前はアプリを作ると言ったら制作で最低300万は掛かると云われてましたが、今やこんな費用でアプリが持てるのです。

Marketing Bankでもこのようなツールがありますので是非チェックしてみてください!

スマホアプリで商売繁盛「SmartAppsmobile(スマートアップスモバイル)」

店舗アプリ作成ツール「GMO AppCapsule(アップカプセル)」

アプリで既存客のリピート化を実現!売上の安定化!

これらのアプリツールは、飲食店や美容室、歯科医院などホントに小規模な企業で使われ始めてきています。上記でも紹介している「Shoutem(シャウテム)」はアメリカのツールですが、アメリカでは教会や幼稚園などでも使われているようです。教会であれば、日曜の礼拝の参加人数を増やす為に、プッシュ通知で「今週はこんなイベントもやるので来てください!」のようなメッセージを送ってるんだと思います。これも立派なマーケティングですね。教会がマーケティングなんて、アメリカは進んでる!

ではここで、既存客のリピート化が何故大切なのか?に触れたいと思います。「現代マーケティングの父」と呼ばれるフィリップ・コトラー氏は「顧客を大切にすべき4つの理由」として、

1. 新規顧客の獲得には、既存顧客を満足させ維持するのに要するコストの5倍はかかると考えられる  

2. 満足している顧客は何度も購入してくれる  

3. 満足している顧客は、そうでない顧客よりも購入額が高くなる  

4. 満足している顧客は、その企業を他の見込み客に紹介してくれる

と説いています。また、そうであるにも関わらず企業は残念ながら新規客を取ることに傾注しすぎているとも嘆いています。

これはどんな規模の企業でも同じことが言えるのではないでしょうか?<b>お金を掛けて広告を出して新規客を集めるのも必要ですが、その後、来ていただいたお客さんにまた来てもらう努力がないと、これまた前回もお話した穴の開いたバケツと同じ現象になってしまいます。</b>

例えば、地方のイタリアンレストランであれば、新規に来ていただいたお客様に、料理を満足していただいたら、「ウチのレストラン専用のアプリがあるので是非ダウンロードしていただけますか?クーポンや料理メニューの紹介、新入荷したワインメニューなどの情報が見れるようになれますので是非!」とご案内します。そこでダウンロードしていただければこのお客様とは今後、コミュニケーションが取れるのです。「クリスマスの特別メニューが開始します!」とか「ボジョレヌーボいよいよ入荷!」またポイントなどの仕組みを使えば、ポイントが多いお客様にだけ、「今月はドリンクメニュー20%オフ!」などクーポンを送ってもいいと思います。

こういったコミュニケーションを図ることで一度来ていただいたお客様を定期的に来てもらえる常連客にすることができれば、コトラー氏が言うように新規客の獲得にコストを掛けずに済み、究極は「一見さんお断り!」などのお店も夢ではありません。

客単価4000円で年間2回きていただけるお客様が100人いたとして、売上80万円。これが年4回来てくれるようになったら、80万円の売上アップ!また、月100人の新規客がいるとして、その内80%(80人)のお客様は今まで1回来ただけでリピート客にならないという現状があるとしたら、この施策でその80人の内20%(16人)が年にもう1回また来店してくれるようになったとしたら、月16人×4000円×12か月で76.8万円の売上アップです。なんと合計で156.8万円の売上アップ!もちろんこれだけリピート客が増えると新規の広告出稿を減らすことができるのでコスト削減の効果もこれにプラスされます。

これが月額1~2万円のアプリマーケティングで実現できるのですから、こういったツールやそれを利用する中小企業が増えてきているのも頷けます。

*こうして、既存のリピート客を増やすことで新規顧客獲得のコストを削減し、売上を安定化させるという、基本中の基本のマーケティングがスマホのアプリで、しかも低コストでできるのです*ね。中小企業の皆さんにも是非、参考にしてください!

ウチの近くのたまに家族で行くレストランでもアプリやって欲しいなー。そしたらダウンロードします!

プロフィール

黒野源太

旧ソフトバンクモバイル株式会社マーケティング本部のデジタル広告開発部門を経て、2013年より、ソフトバンクC&Sにてマーケティングソリューションやツールの流通事業を統括。国内外のツールの仕入、販売、プロモーションを担当し、マーケティングツールのエバンジェリストとして活動中。