本連載では、誰もが気になるメルマガの指標についてご紹介していきます。前回は、開封率に関して、海外のレポートをご紹介しましたが、今回は「クリック率」に関するレポートをご紹介します。

開封率はHTMLメールを送信していなければ計測できませんが、クリック率はテキストメールしか送信していない場合でも計測できますので、より多くの方に参考にしていただけと思います。

レポート詳細

データの収集期間:1年間

対象キャンペーン数:49,000

<br>対象メール数:ほぼ1,000,000,000

クリック率の算出方法:ユニーククリック数÷リンクの総数×100

例:1メール内に5つのリンクがあり、それを100名に送信した場合、リンクの総数は500になる。

29の産業分類の方法については、レポートをまとめたMailerMailerが各顧客のキャンペーンの主な性質に基づいて割り当てた独自の分類です。例えば、ペットグルーミングサロンに関連するキャンペーンであれば、「ペット・動物サービス」産業として分類されます。ジムに関連したキャンペーンであれば、「スポーツ、フィットネス、レクリエーション」として分類されます。各キャンペーンが、定義された産業のいずれの基準も満たしていなかった場合には、「その他」として分類されています。

グラフに出てくる「H1」「H2 」は会計年度における上半期・下半期を指しています。

半期ごとのメールのクリック率の推移

グラフから半期ごとのクリック率の推移がわかります。2011年時点ではクリック率が3%を超えていたようで、この数年のクリック率を踏まえると大変高い水準でクリックされていたようですが、2014年まで年々下降し、2015年以降は持ち直しています。

このデータ元にはBtoCとBtoBのメールも含まれています。BtoBはBtoCのクリック率よりも若干高めになる傾向があるため、BtoBのメルマガのみをデータ元とした場合は、もう少し高めの平均数値が出ていたかもしれません。よって、BtoBのメルマガはこの数字を見て安心せず、やや厳し目に見ることをお勧めします。

産業別平均クリック率

すでに産業別のメールの開封率は前回ご紹介しましたが、クリック率は開封率とはやや傾向が異なるようです。おさらいもかねて、産業別開封率のグラフも見てみましょう。

Accounting & Finance(会計と財務)、Hobby(趣味)に関するメールの開封率がどちらも4%台と低い数値で、Pet and Animal Services(ペット・動物サービス)が非常に高い開封率を記録していました。

しかし、クリック率に関しては、もっとも低い産業は「Party Lists」となっています。これは政党に関するメールのようなので、一般産業で考えてみると、1%を下回っているのは下記産業です。

Accounting and Finance(会計と財務) 0.6%

Architecture and Construction(建築 建設) 0.8%

Computers,Electronics and Software(コンピュータ、電子機器ソフトウェア)0.5%

Government and Politics(政府、政治団体)0.6%

Healthcare(ヘルスケア)0.8%

Nutrition and Pharmaceuticals(栄養物、医薬品)0.5%

restaurant, Bar and Night club(レストラン、バー、ナイトクラブ)0.5%

一方で、クリック率が3%を超えていた産業は、2つのみでした。

IT Services 3.2%

Journalism Publishing and Printing(報道、出版、印刷)3.1%

まとめ

クリック率の平均は年々下降気味だったものの、2015年は持ち直して、全産業合わせて1.9%でした。産業別では、高いものでも3%、低い場合は0.5%だったため、皆さんが日頃作成しているメールに関しても、1~3%を目指すのが一般的といえるでしょう。

次回

これまで2回にわたり、開封率、クリック率と個別に見てきましたが、次回は、開封率やクリック率に影響を与える配信スケジュールについてご紹介します。