マーケティングオートメーションという言葉を聞く機会は増えていますが、マーケティングオートメーションとはなにか、どのようなことに役立つのかを理解できていない人も多いのではないでしょうか。

今回はマーケティングオートメーションとは何か、どのような機能を持ったツールがあるのかについて紹介します。

マーケティングオートメーションとは?  

マーケティングオートメーションとは、マーケティング・営業活動おいて、個々の顧客の状況に応じたコミュニケーションを行う際に生じる、膨大・煩雑な業務を自動化する仕組みを指します。

例えば、展示会出展・メディア出稿・リスティング広告などの手法を活用して獲得したリード(見込み客)情報や、メールマーケティング・セミナー開催・テレマーケティングなどを通じて育成・絞り込みを行った角度の高いリード情報などを一元管理します。

それによって、社内の部門を超えた共有・分析を可能にし、マーケティング活動の効率化や生産性の向上につながる役割を果たします。

そもそもマーケティングオートメーションは何を自動化し、何を可能にするのか? 

マーケティング活動において高い成果を上げていくためには、顧客一人一人に対する「最適なコンテンツ」を「最適なタイミング」かつ「最適なチャネル」で提供することが重要です。

しかし、個々のメンバーが抱える膨大な業務負担を考慮した場合、人力で顧客一人一人の状況に沿う最適なコミュニケーションを速いサイクルで実行することは困難です。

そのため、業務をシナリオ化することによって、マーケティング活動の自動化を図る必要があります。

その際、シナリオ策定や意思決定の部分ではなく、反復作業やルーティンワークになっている部分に対して自動化を行います。

マーケティング活動における反復作業の自動化によって人的なミスを減らすことにつながります。

それに加え、ルーティンワークになっているオペレーション部分を自動化することによって、各担当者がマーケティング戦略の策定・分析という本来時間を割くべき部分に集中することが可能になります。

マーケティングオートメーションにおける7つの機能 

1. メールマーケティング機能 

対象となるセグメントの顧客リストに対して、事前に設定したシナリオ通りにパーソナライズしたメールを自動配信する機能を指します。

特定の条件・タイミングに合わせた自動配信によって、コンバージョンの促進や効果的なリードナーチャリングにつながります。

マーケティングオートメーションツールに含まれるメールマガジン機能には、メールテンプレート・差し込み機能・一斉配信機能などが含まれます。

2. Webフォームやランディングページ自動生成・管理機能 

Webの各種登録フォーム、アンケートフォーム、ランディングページなどをキャンペーンごとに自動生成・管理する機能を指します。

基幹システムなどとのID連携に加え、定員や期限に応じて締切などの設定を自動化する機能を備えています。

3. マルチチャネルキャンペーン管理機能 

オンライン・オフラインを問わず、複数のコミュニケーション手法を組み合わせて、リードをフォローしたり、キャンペーンを実行・管理したりする機能を指します。

キャンペーンの開催状況や申込状況の管理・可視化に加え、セミナー・イベントの運営管理などによって、顧客との接点が生まれる全プロセスを効率的に管理することが可能になります。

4. リード管理機能 

リードの獲得・育成・抽出までのマーケティングプロセスにおいて、リードの行動履歴・属性情報などのマーケティング情報を一元管理できる機能を指します。

具体的には、下記のようなデータを一元管理します。

・リード獲得から出までの細かな状況やコンタクト状況、行動履歴情報などのヒストリカルデータ<br>

・リードに紐づく企業情報や役職ランクなどのデモグラフィックデータ

・リードに対して行ったマーケティング施策やその結果を記録したデータ

これらのデータを管理することで、より精度の高い顧客の絞り込みが可能になります。

5. スコアリング機能 

スコアリング機能とは、リードに紐づく情報をスコアルール化することによって、リードの定量評価・優先順位づけ・効果検証に役立つ機能を指します。

スコアの増減を定期的にチェックし、一定水準のスコアに達したリード情報を営業部門に自動的に共有します。

スコアリングによって、リード対応の優先順位付けにつながるだけでなく、マーケティング部門と営業部門の連携強化にもつながります。

6. CRM統合機能 

マーケティングツールとCRMシステムをつなぎ、リード管理と商談データ管理を連携させる機能を指します。

それによって、マーケティングのROI測定やスコアリング分析をリアルタイムに行うことが可能になります。

またマーケティングと営業部門でのスムーズなデータ共有・活用にもつながります。

その他、休眠顧客などの案件データから新たなリードを掘り起すなど、新しいマーケティング施策を導き出すことにつながりやすくなります。

7. ソーシャルツールとの連携機能  

ソーシャルメディアと連携し、ソーシャルメディア特有の拡散性を活用することで、新たなリードデータの取得・分析やソーシャルキャンペーンの拡散などにつながる機能を指します。

まとめ 

今回は、マーケティングオートメーションの基礎について紹介しました。

用語だけでなく、その中身やメリットを正しく理解することで、マーケティングオートメーションによる効果を最大限活用することが可能になります。

自社でマーケティングオートメーションを導入することで、マーケティング活動の効率化や生産性の向上に役立てていきましょう。