HTMLメールを活用したメールマーケティングとは何か、またその効果などを前回までの二回にわたりお伝えしてきました。ここからは実践的に、HTMLメールの作り方などをご紹介して参ります。ということで、今回は効果の上がるHTMLメール作成において、「押さえておくべきHTMLメールの基礎ポイントとやってはいけないNG集」などについてご紹介します。作成のテーマはズバリ、*簡潔で見やすく、伝わりやすい(わかりやすい)*です!

ところでHTMLメールの普及率ってどれくらいだと思いますか?

オンラインマーケテイングの本場アメリカではその割合は7割~8割くらいとも言われています。またアメリカのインバウンドマーケティング会社、Hubspotが行った調査によると、回答者の2/3が企業からの受け取るメールはHTMLメールを好むというデータが出ており、マーケティングツールとしてのHTMLメールはもはや一般的なのです。

また日本国内においてもユニクロやZOZOTOWN、JALといった企業だけではなく、NPO団体等でもHTMLメールの活用が目立つようになってきました。

ということで、そんな今熱いHTMLメールの作成のアイディアをここでご紹介します!

メールを構築する大事な4つの要素

メール作成をする上で見落とすことができないポイントがこの4つです。

・掲載する画像

・メール外部への誘導

・コピーライト

・ブランドの統一

ポイント1

やっぱりみんな見た目重視。きれいな画像を載せよう

HTMLメール最大の利点であり、最も核となる部分だと考えています。

まずは自社や、ブランドロゴを忘れずに。オフィシャルであることを強調すると共に初めて受けて取る受信者にも迷惑メールでないことをアピールできます。

そして載せる写真の質にはできるだけこだわりましょう。

ポイント2

入口があるなら出口もあって当然。興味を持った読者にランディングページに移ってもらおう

メールで作られた購読者とのタッチポイントをそれだけで終わらせないためにも、必ずランディングページ(自社サイトや購入ページ、ブログページ等)メール外部への導線を設けましょう。

メール内に設置するボタンはオンラインマーケティングではCTA(Call To Action)ボタンと呼ばれ、読者の行動喚起を促すものです。つまり、ランディングページへの移動をボタン設置によって目立たせることで、読者に「これをしてほしい」「このメールはこれを目的としています」ということを明確に訴求するというものです。

もちろん外部への移動手段はボタンでなくても構いません。ハイパーリンク等、要はわかりやすい場所に目立つような導線ができていることが一番です。

ポイント3

シンプルイズベスト!簡潔なコピーライト

意外と陥りがちですが、メールを送る方はつい力が入って、「あれもいいですよ」「これもいいですよ」と伝えたい情報が多くなり、気づけばメールコンテンツが盛りだくさんの特大号になっていることもあります。

一般的にビジネスマンが*1メールに費やす時間は30秒*と言われています。

また日本ビジネスメール協会の調査によるとビジネスメールにおいて50%以上の人が受信したメールから不快感を抱いたことがあると答えています。その主な理由が「文章が曖昧」で何を言いたいのかが分からない、ということだそうです。

このようなことから、メール上で長々と文章を書き、すべてを伝えるのではなく、ランディングページへ移動してもらえるような、導線とした役目をメールに持たせることが大事です。

ポイント4

トータルコーディネートでオシャレ度アップ。自社サイトやブランドデザインとの統一

こちらも陥りがちな要素ですが、メール作成に没頭するがあまり、会社のブランドイメージから離れたものができることもあります。当然ですがブランドカラーの利用や、ロゴの設置、同じフォントを用いるなど読者に会社やブランドの統一的イメージを与えることで、購読者のブランドに対する既存イメージをより強くさせることができます。

HTMLメール配信でやってはいけないNG集

画像だけのメール

メーラーによっては開封時に画像を自動で表示しないものもあります。つまり、画像だけだと「メールの中身が空っぽ!?」となってしまうケースも。

導線のないメール

メールから何をしてもらいたいのかを考えた時に、当然ランディングページへの移動がなくては、折角のチャンスを逃してしまいます。

先ほどのCTAボタンはもちろん、ハイパーリンクなどの設置を忘れずに行いましょう。

配信停止用リンクがないメール

これも些細なことかもしれませんが、とても重要なことです。メールを受け取った人が自由に配信停止できるということは、信用にもつながります。配信停止はしてほしくない、と思っても一方的な強要ではかえって相手に嫌悪感を抱かせるばかりか、迷惑メール報告をされる危険性も。

(迷惑メール報告を受けると、送信者の評価が落ちます。どういうことかと言うと、サーバーの評価が下がり、同じサーバーを介しての配信では、以降の到達率が下がっていきます)

## 実例から読み解く、用途に沿ったメールの構成

今回はファッションECサイト、飲食サービスに絞って、それぞれの用途で配信されているイケてるメールを見てみましょう!

【ファッション】

こちらは海外のMR PORTERというファッショのECサイトのメール。

さすが、ファッションサイトだけあって、デザインからブランドイメージ作りをしています。

メールトップの男性(MR PORTERの編集者)がセレクトした商品を紹介しています。

すべての商品に対するこの人の一口コメントと画像、購入ページへのリンクのみで構成されていてシンプルですね。最後にはちゃんと配信停止(unsubscribe)リンクがあります。

言わずと知れた日本のファションECサイトZOZOTOWNのニュースレターです。

とてもわかりやすいキャッチコピーですね。

このような限定的を訴求するのも、メールでは有効な手段です。

【飲食】

こちらも有名なStarbucks Coffeeのメールです。

暑い夏ということで、冷たい飲み物をプロモーションしたキャンペーンメールです。

こう毎日暑い日が続くと、このメールを見るだけで、「あ、アイスコーヒー飲もう!」と思ってしまいます。1つ1つの商品写真を大きくとることで、伝えたいメッセージを明確にすることができますね。ハイパーリンクやボタンの色をブランドカラーの緑に合わせているところもポイントです。

打って変わって、こちらは三重県松坂市にあるレストランのメール。きれいなメールは大企業だけのものではありません。写真のクオリティーにより、訴求力が違うのかは、このメールで証明できるのではないでしょうか。

またこちらは今まで紹介したメールとは異なり、商品の裏話(ストーリーを)を伝えています。商品をただ「押し売り」するのではなく、ストーリーを伝えることで、より読者により親しみを持ってもらうことができますね。地元のレストランからこんなメールが来れば、「行ってみよう!」となりますよね。

メールはこのような『ファンづくり』にも適しています。

いかがでしたか?用途や目的に合わせて簡潔で見やすく、伝わりやすい(わかりやすい)メールを作ることが最も重要なのです。常に読む人を想定し、自分ならこのメールで何を感じ、どんな行動をすればいいのかな?と考えてみると、いいかもしれません。また、気になるブランドや会社のメールを購読して、そのデザインを参考にするものいいかもしれませんね。