バナー広告とは、特定のWebサイトやアプリに画像やGIFアニメーションなどを活用して広告を配信するタイプの広告のことです。テキストタイプに比べると視覚的なアプローチができることが特徴です。

バナー広告を活用することで広告効果を高めることが期待できますが、気になるのがバナー広告にかかる費用ではないでしょうか。

この記事では、バナー広告の費用相場について紹介します。また、運用費からクリエイティブ制作費まで料金の目安を紹介するので、これからバナー広告を始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

バナー広告の運用費の料金相場

そもそもバナー広告には、「運用型バナー広告」と「純広告型バナー広告」の2種類があります。それぞれの料金相場について紹介します。

運用型バナー広告

運用型バナー広告の課金方式には、「インプレッション課金方式」と「クリック課金方式」の2種類があります。

インプレッション課金方式は、1,000回広告が表示(インプレッション)を達成するたびに料金が発生する仕組みです。どのくらいの回数を表示されたかで費用を算出できるので、自社のブランディングや商品の認知拡大に適しています。

広告費は【インプレッション数÷1,000×広告単価】で調べることができます。

広告単価の相場は約1〜300円前後で、競合が多いキーワードであれば相場も高くなるのが一般的です。

次にクリック課金方式の相場ですが、クリック課金方式では1クリックされるごとに料金が発生します。クリックされない限り費用は発生せず、表示されただけでは料金はかかりません。ユーザーが確実に広告に興味を持って行動を起こしたことがわかりやすい課金方式です。

広告費の計算式は【クリック数×広告単価】です。

クリック課金方式は、クリックされる数によっても料金は変動しますし、競合の高いキーワードは広告単価が高くなります。うまくキーワードを絞り込むことで数十円から始められるでしょう。

純広告型バナー広告

純広告型バナー広告には、「インプレッション課金方式」と「クリック課金方式」のほか、「期間保証型」と「成果報酬型」の4種類があります。インプレッション課金方式とクリック課金方式について運用型バナー広告と同じなので、残り2つの料金相場を見ていきます。

期間保証型は、掲載期間によって料金が発生するタイプです。料金相場は1ヶ月あたり50万円〜60万円が相場になります。さらに費用をかけたい場合は、100万円以上のプランも用意されています。

成果報酬型は、広告が表示されたリンク先で商品やサービスが購入された場合に費用を支払う仕組みです。料金は商品やサービスの価格によって異なりますが、例えば100円の商品が売れた場合に3割程度の広告費を支払うのが相場になります。

バナー広告の運用費を抑える方法

ここでは、運用費を抑えるコツについて3つのポイントを紹介します。広告費のコストはどのようにコントロールしたらよいのでしょう。

人気が高いところは極力避ける

競合が高いところは、基本的に広告の費用相場も高くなります。人気があるところに掲載できればそれだけ高い効果が見込めますが、広告にコストがかかりすぎて、利益が見込めないといった問題が発生する可能性もあるのです。そのため、競合が目をつけていないような穴場を見つけましょう。

徹底的に分析を行うことで予算に合った掲載場所を探せる可能性もあります。分析には手間がかかりますが、運用費を抑えたい場合には必要不可欠です。

デジタル広告やマーケティングにはGoogleアナリティクスやGoogleキーワードプランナーといったツールを使うのがおすすめです。ツールを使うことで効率よく、正確な分析が実現します。

期間保証型を選ぶ

長期的な広告の掲載でコストも抑えたい場合は、期間保証型がおすすめです。期間保証型なら、クリック課金方式と比べて保証されている分、成果もあげやすく、コストも抑えられるメリットがあります。

一度に支払う料金は高く感じますが、長期的に見ると運用費が抑えられているケースが多いのです。

また、媒体によっては長期契約によって通常料金よりも割引がきくこともあります。この場合はさらに運用費を抑えられるので、長期契約をしている方にはおすすめです。

知識がない部分だけにお金を使う

バナー広告を始める際には、プロに依頼する方も多いでしょう。依頼することで手間が省けるメリットがありますが、全て丸投げをするとそれなりに料金はかかってしまいます。

運用費をなるべく抑えたい場合には、例えばターゲティングの選定やメディア選定だけでも自分で行うなど、ちょっとした対策をするだけでも費用は抑えられます。

しかし、知識がない部分の対応もすると思ったより効果が出ないことにもなりますので、わからない部分はプロに依頼するようにしましょう。

クリエイティブ制作費の料金相場

バナー広告を成功させるためには、魅力的なデザインであることも重要です。この部分をこだわると、広告掲載費用だけではなくクリエイティブ制作費がかかります。

ここでは費目別で料金相場を紹介するので参考にしてみてください。

バナーサイズ

バナーのサイズによって料金は変動します。例えば300pxまでのサイズなら相場は3,000円ほどです。1,500pxなら数千円から1万円以上かかることもあります。商品やサービスによって、バナーのサイズを選ぶといいでしょう。

デザイン費

クリエイティブ制作で最も費用がかかる部分にデザイン費があげられます。バナータイプのサイズやデザインの難易度によっても異なりますが、おおよその相場は1万円前後です。静止画ではなく、GIFバナーなどを制作したい場合には倍の費用がかかることもあります。

そのため、なるべくコストを抑えたい要望があるのであれば、シンプルなデザインでターゲットにアプローチできるものを制作しましょう。

ディレクション

ディレクション費用とは、バナー広告の作成から出稿までを管理するときに発生する費用です。相場は、制作費の10〜20%に設定しているところがほとんどです。しかし、別途ディレクション費用が発生することは少なく、デザイン費に含まれることが多くなります

素材

有料素材などを利用した広告を制作する場合、素材費の負担も必要です。相場としては1点あたり300円以内が一般的な価格です。素材を多く使用する場合は、事前に発注者側が用意しておくと節約につながります。

写真撮影

バナー広告のデザインに使用する写真を一から用意する場合、写真撮影に必要な費用も別途用意しなければなりません。

相場としては1商品あたり、2カットほどの撮影で約2,000〜3,000円です。また、制作会社によっては時間制で料金が決まることもあるので、事前にチェックしておきましょう。

デザイン修正

デザイン修正の相場としては、デザイン費の約10%です。しかし、修正に関してはあらかじめデザイン費に含まれていることが多いため、何度も修正しない限りは別途請求されることは少ないでしょう。そのため、あまり考えなくてもいい部分ではあります。

クリエイティブを発注する際の注意点

クリエイティブ制作を行う業者は数が多く、どこに発注したらいいのか悩むポイントでもあるでしょう。ここでは発注する際に気をつけたいポイントや、上手に活用するためのコツを紹介するので、利用を検討している方は参考にしてみてください。

実績の確認は忘れず行う

クリエイティブ制作を行う会社によって、経験値や技術力などは異なります。よく調べずに依頼することはとても危険です。

依頼をする場合は、実績の確認を行いましょう。例えば、何年の制作実績があるのか確認したり、訴求力が高いバナーを作っているかチェックしたりすることも大切です。

実績の確認は発注後の後悔を防ぐ一つのポイントでもあるので忘れないようにしましょう。

対応範囲についての確認をする

制作会社によっては、モデル撮影や商品撮影などを行なっていないこともあります。この場合、写真撮影を一から依頼することはできません。

写真撮影だけ他の会社に依頼するとなるとその分費用もかかってしまうので、事前に対応範囲の確認は行いましょう。また、どのような依頼内容が発生するかを事前にまとめて整理しておくことも大切です。

依頼する会社が増えてしまわないよう、対応範囲が広い制作会社に依頼することをおすすめします。

提案力をチェックする

依頼した内容で作成できることはもちろん、提案してくれる制作会社がおすすめです。特に広告に関する知識が全くないという場合は、提案してもらえることで効果の出やすい広告を作成できる可能性も高くなります。

また、広告はアップデートも頻繁に行われるため、成果が出そうなメニューがあればすぐに提案してもらえるなど、コミュニケーションが取れる制作会社であることも重要でしょう。

制作会社の営業担当や実際に制作するスタッフとのコミュニケーションが取りやすいかどうかもチェックポイントになります。わからないことが疑問に思うことを、相談しやすい制作会社を探すとよいでしょう。

まとめ

バナー広告は、さまざまなシーンで活用できる便利な広告です。画像とメインにして商品の素材や質感などをアピールすることも可能ですし、テキストを目立たせてキャッチコピーのように使うこともできます。

バナー広告の活用は日々増えており、これから検討されている方も多いでしょう。利用するにあたって、料金相場やクリエイティブ制作費用、依頼したい広告会社の実績などを事前に知ることはとても大切です。

また、どのような内容の業務を依頼したいと考えているのか、あらかじめ整理してまとめておくとスムーズです。

発注した後で「もっとこうすればよかった」と後悔をしないためにも、今回紹介したポイントを参考に制作発注から運用まで挑戦してみてください。