「ヒートマップ」というと、気象関係のデータで気温が高いエリアを示すのに使うサーモグラフィーのグラフのようなもの、と思いきや、いまやマーケティングの世界でも使われているのです。ここではデータを可視化することができる「ヒートマップ」についてご紹介します。

マーケティングにおけるヒートマップとは何か?

それではマーケティングにおける「ヒートマップ」とは何を表したものなのでしょうか?

マーケティングで使うヒートマップも、まさにサーモグラフィーを利用して可視化されたものなのです。

マーケティングでは、ユーザーがよく見たページを、サーモグラフィーを用いてヒートマップされたツールで、アテンションヒートマップとスクロールヒートマップ、さらには熟読エリア、終了エリア、クリック位置に分かれています。

ヒートマップのしくみ、その見方は?

もともとはゲノム解析や統計の分野で使われていた手法で、おなじみの表計算ソフトExcelでも「カラースケール」というツールで使われており、わりに古くから存在しています。

マーケティング用にはそれを応用したツールが発売されており、まさに今読んでいるブラウザにある記事の背景が色分けされていて、熟読されていたら赤色、読まれていないのは青色となっており、色が寒色になるほど読まれていないという意味で表示されます。

熟読エリア

熟読エリアでは「読んでほしいにも関わらず読まれていない」箇所や「意図しないが読まれている箇所」がわかり、文章だけが続いているからユーザーにわかりにくいので写真や図を入れることや、ユーザーが知りたいこととページの内容がずれていないか、あるいはユーザーが、興味がないことが書かれていないかなどがわかります。

終了エリア

また終了エリアでは、画像がユーザーにとって不要であるとか、ユーザーが知りたくない内容だったなどの理由があり、画像を削除することやページの読み込みが遅いなどの理由も考えられます。

また、クリックされた位置には丸い印が表示されますので、どこでクリックされているかがひと目でわかります。またこちらも同様によくクリックされているところは赤い丸印で表示され、あまりクリックされていないところは寒色になります。

リンクがなくてもクリックされている意味は?

注目したいのが、「リンクがないのにクリックされている位置」です。

大抵はリンクがあることでクリックされていることが多いのですが、何もないのにクリックされているのはユーザーが「リンク先に飛んでいきたい」「画像を大きくしたい」と思っている証拠です。なのに適切なリンクがなかったり、画像が小さいままだったりすると、ユーザーやそのページを見限って離脱してしまう可能性も高いと言えます。

スマホでのヒートマップ活用とは?

現在ではWebサイトを見るのはPCよりもスマホのほうが見られていると言われています。ユーザーはスマホを使いますので、クリックからタップを使い、PCで見るWebページよりも極端に縦長のページをスクロールします。

小さい画面のスマホではあまり細かなコンテンツ内容の確認は限られていますので、ユーザーは「どのコンテンツに長く滞在したか」に注目してみましょう。

その上でよくタップされているコンテンツを上に持ってくるとか、読まれていないコンテンツの題名を変えてみるなど、ヒートマップをもとに手がかりを掴んでサイトを改良しましょう。コンテンツの位置や題名を変えるだけでも結果は動くことが多いです。

まとめ

ここではマーケティングの世界でも使われる「ヒートマップ」についてご紹介しました。

「ヒートマップ」はわりと古くから存在している手法で、もともとはゲノム解析や統計の世界で使われていました。

それをマーケティングツールに応用し、Webページのよく読まれるページやよくクリックされる箇所をヒートマップの色で可視化することで、Webページの改善に役立てようとするものです。

このツールを使用で、思わぬユーザーニーズや意外に読まれているページなどの発見により、サイトを改善することが可能ですので、ぜひ一度導入を検討してみられてはいかがでしょうか?