ウェブページや検索エンジンから集客を図る企業は増えています。しかしながら、ネットを利用した広告での集客には成功しても、成約に繋げなくては意味がありません。今回はその成約率を上げる手段の一つとして、スマホでのLPOテクニックをご紹介します。

スマホLPOとは何か?スマホサイトの種類

LPOとは、「ランディングページ最適化」の英語(LandingPageOptimization)を略した言葉です。外部リンクをクリックした際に表示される「ランディングページ」を工夫し、成約につながる割合(=コンバージョンレート、CVR)を高めることを意味します。

CVRを上げるために、まずはスマートフォンで表示されるランディングページには、2種類あることを知りましょう。縦長のページに一続きで表示する「LP型」と、画面の一部にメニューが現れる「メニュー型」です。この2つの型には、それぞれの長所があるため、どちらを使う方が良いというのではなく、業種業界によって使い分けを行うことになります。

業種別「LP型」と「メニュー型」の使い分け

まず、店舗ビジネスの場合ですが、飲食店や美容室、ホテルや旅館などは「メニュー型」が向いています。これに対し、整体や整骨院、歯医者、クリニックや病院、エステサロンは「LP型」向きです。この他の店舗ビジネスで、顧客の悩みを解決するような業種であれば、基本的には「LP型」で制作しましょう。

次に、物販・通販ECビジネスの場合です。こちらでは、商品数の多さでタイプが分かれます。商品点数が多い、釣り具や花屋、アパレルなどは「メニュー型」向きです。一方、化粧品や健康食品などの単品通販の場合は「LP型」に向きます。

しかしながら、商品点数が多いお店のケースでも、特定の商品に力を入れて売り出したい場合には、その商品だけ「LP型」にすると有効です。

スマホLPO対策テクニック1「ファーストビューが命」

ここからは、LPO対策を行うにあたっての細かなテクニックについてご紹介しましょう。

スマホでページが表示されると、人はそのファーストビュー(最初に表示される画像)をZの字を描く流れで見ていきます。Zにある4つの角のうちの3つに、商品やサービスの特徴など(例えば、「売上No.1」や「30日間返金保証」)を入れましょう。これらの表示を印象づけるため、ファーストビューはスマホ画面にピッタリのサイズに調整します。

キャッチコピーは大きな文字でわかりやすく、短い言葉を選びましょう。女性向け商品の場合には、キャッチコピーの角度を右肩上がりにすると良いです。人物の写真を使用する場合は、複数の候補を用意しておき、一番嫌じゃない印象の人を選びます。その人物などの発する吹き出しコメントの中には、商品から得られるメリットを会話口調で入れましょう。

スマホLPO対策テクニック2「スマホは表示スピードが大事 」

スマホサイトでの表示スピードはPCサイト以上に重要です。基本的には5秒以内が理想になります。表示スピードが早ければ早いほど、CVR効果が上がります。

表示スピードが遅い場合にはまず、Googleが提供する「PageSpeed Insights」にURLを入力し、表示スピードと、どの画像ファイルが速度悪化に繋がっているかを明らかにしましょう。高速化の弊害となっているのは、画像の場合が多いです。したがって、画像を圧縮してみます。次に、画像のサイズを指定しましょう。さらに、CSSやJavaScriptもチェックします。不要なものは読み込まないようにして、必要なものを圧縮するのです。 CSSやJavaScriptは、1つにまとめることができるものは、まとめます。

スマホLPO対策テクニック3「スマホはあくまで電話である」 

スマホサイトを開設した場合、商品についての電話での問い合わせ、注文を受けることが多いです。そのため、電話番号は大きく記載し、タップすればすぐにつながるようなボタンを用意しておきましょう。電話番号はフリーダイヤルを利用することを推奨します。電話番号の周囲には受付時間などを明記しておくと顧客にとっても企業にとっても便利です。

スマホLPO対策テクニック4「スマホサイトでは漫画をうまく活用する」

スマホサイトは、画面の大きさが限られているため、極力文字を減らし、イラストや漫画を多用してわかりやすく伝えるようにします。漫画のコマ数は5~7コマ程度にし、代表的な悩みを表すストーリーにしましょう。登場人物は、架空のターゲットを設定して描写します。漫画を描いてくれる人は、クラウドソーシングサイトで漫画家に依頼をすると良いでしょう。費用の相場は、3万円から5万円程度で、描く人によって絵のテイストは変わります。そのため、必ず過去作品を確認し、商品やサービスイメージに合ったものを選ぶようにしましょう。

スマホLPO対策テクニック5「アドレスバーを非表示に」

スマホの画面はパソコンに比べて狭いため、アドレスバーが表示されているとファーストビューが小さくなってしまいます。ファーストビューが小さくなると、CVR効果が落ちてしまうのです。アドレスバーを出さないように制作会社に依頼すると、非表示設定をしてもらえますので、コンテンツを多く見せるためにも依頼しましょう。

まとめ

アクセスを獲得するだけでも、成約率を改善するだけでも成約を増やすことはできません。ここではスマホでの成約率改善のためのスマホLPOについてそのテクニックをご紹介しました。ポイントを抑えてより商品の魅力を伝えられるよう意識していきましょう。