このコーナーでは、エリアマーケティングを実践するうえで大変重要な視点となっている「O2O(オンラインtoオフライン)」についての基本を紐解きます。

さらに、最新のO2Oマーケティングの実践状況のレポートや、マーケティングバンクがお奨めする「O2Oツール」のご紹介などを通じ、パートナーのみなさまが、O2Oマーケティングの実践的なご提案に役立つ情報を提供して参ります。

O2O(Online to Offline)は、インターネットの情報により、リアルの購買行動を促進させる行為のこと・・・。

筆者も、「O2O」という言葉を初めて聞いたとき、「この2つのOって何?」と思いました。「B2B(Business to Business)」や「B2C(Business to Consumer)」などといった、「マーケット間の取引関係」を説明するワードとちょっと違っているようです。

O2Oとは、「オンライン」という「ネット上の仕掛け」により「オフライン」という「リアル世界の購買行動」を誘発させる行為という意味なんですね・・・。

ちょっとシンプルな事例で、具体的に説明してみましょう。

筆者は、普段から食べ歩きが好きで、いろんな媒体を通じ「イケてるお店情報」を仕入れていますが・・・、「普段使っている乗換案内アプリを使って東京から大阪に出張する際に新幹線の時刻検索をします。」「すると出張到着駅の新大阪駅周辺のグルメ情報」なんてのが表示されます。やはり趣味なので思わず「新大阪駅周辺のクラフトビール店」なんかチェックして、ホテルにチェックインしたら、ホテルマンに「その店の評判」なんか聞いてみるわけです!!・・・。そして実際にお店に行ってみて、たいていは隣の地元の方と一緒に写真撮って、Facebookにアップしちゃったりして・・・。

さて、どうですか?
みなさんも私と同じようなこと日常的にやってませんか?

そう、これがO2Oの行為というわけですね!!

もっと正確に言えば、
私が出張のときに行った一連の行動は、「O2O2O」って言うようです!!

さて、ここでは「O」が3つでてきました!!

もうお分かりかと思います!!

そうです、最初の「O」は、アプリでアクセスした行為なので、「オンライン」です。2番目の「O」は、アプリ情報によりリアルのお店に行ったわけなので、「オフライン」。そして3番目の「O」は、串揚屋の隣のお客さんと記念写真を撮って、Facebookで友達にシェアしているので「オンライン」というわけです!!

今回の行為は、正確には「O2O2O=オンラインtoオフラインtoオンライン」というわけです

「クリック&モルタル」っていうワードとどう違うのでしょうか・・・?

さて、ここまでお話しすると、みなさんは、似たワード思い当たりませんか?

そう、「クリック&モルタル」。

2000年初頭のころ、ようやくインターネットが日常的になり、ガラケーでメールマーケティングが普及しだした頃です。大手のリアル店舗を展開するチェーン店が、こぞってガラケーのメールアドレスを収集し、「お得情報」をメルマガに載せて配信していました。「メルマガ画面を見せて●●%OFF」とか「メール画面を見せるとビール1杯サービス」・・・とか。実際、この手法で結構リピーターを掴んだチェーン店が多かったようですね。そして、こうした一連の行為を「クリック(ネット)&モルタル(リアル店舗)」と言ってました。

しかし、専門家の皆さんに聞いてみると、「O2O」とは違うようです。

何が違うか?「O2O」では、は現代の必需品「スマホ」と「SNS」が絡むということです。「O2O」の概念では、オンラインで仕入れた情報をもとに、オフライン環境で行動をする際、スマホでSNSを活用することで、その後の「オンライン」へとつなげていくことが容易です。「クリック&モルタル」のように、「オフラインで完結する行為」とは区別しているということなんですね。

O2Oツールとは、O2O的行為を必然的に発生させる仕掛けのこと・・・。

さて、O2Oというワードの意味がわかったところで、具体的にO2O行為を発生させるツールについて考えてみましょう。

O2Oツールは、オンラインからオフラインの行為を誘発させるツールのことを差すわけなので、結構いろいろありそうです。

ARアプリ

観光地などで、特定の画像を撮影すると、CGが動きだし、その場所への興味関心を誘発させる。

PIP(パーソンインプレゼンテーション)ツール

アバターに、コンピューターの合成音声によりパワーポイントを読み上げる。
PCやスマホで保険などの説明商材の理解を促進させて、リアルのお店へ誘導させる。

SmartPlate

NFCチップやQRコードを通じ、特定のサイトへのアクセスをさせるツール。
とくに従来のQRコードでは、ひとつのURLしか表示できないが、SmartPlateでは、管理画面により、複数のURLに随時変更が可能。

iBeacon

Bluetothを使った発信機により、スマホで、特定のサイトへのアクセスを強制的に行わせるツール。商店街や大型商業施設で、特定の店舗への誘導をさせることが可能。

デジタルサイネージ

クラウド型の配信システムをもつデジタルサイネージなら、オンタイムで最新の情報を画面に投影。店舗やイベントへの誘導が可能。さらに、SmartPlateやiBeaconnと組み合わせることで、画像を見ているユーザーのスマホを通じ、特定のサイトへ誘導することも可能。

・・・以上のツールは、みなさんご覧のMarketing Bankでも取り扱っております。