インフィード広告とは、SNSのタイムラインなどのコンテンツの間に配信されるデジタル広告のことです。ほかのコンテンツに馴染むように配信されるので、ユーザーに親近感を与えやすく、クリック数やコンバージョン率が高いという特徴があります。

しかし、インフィード広告を運用したいと考えているものの、画像のサイズや使い方がよくわからないという方も多いでしょう。

この記事では、企業のデジタル広告を担当する方に向けて、インフィード広告の種類やそれぞれの画像サイズ、メリット・デメリットなどを解説します。インフィード広告を活用するコツについても解説するので、ぜひ参考にしてください。

インフィード広告の画像サイズ

インフィード広告にはサイズの指定があります。広告の画像サイズを守ることで、ユーザーに正しくアプローチできます。ここでは、インフィード広告の画像サイズの最低限用意するサイズ、アスペクト比について解説します。「アスペクト比」とは、画像サイズの縦横の比を表しています。

Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)

Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)では、1,200×628ピクセル、300×300ピクセルの2つの画像を用意しましょう。

Yahoo!ディスプレイアドネットワークはレスポンシブに対応しています。Yahoo!がデバイスの仕様や広告内容に合わせて画像の大きさを自動的に変化、トリミングさせるので、設定後も内容が適切に伝わるように、2つの画像サイズを用意する必要があります。

また、Yahoo!ディスプレイアドネットワークでは、画像内の文字数は極力減らすことをおすすめします。画像内の文字はユーザーから見づらく、上手く伝わらない場合が多いです。また、画像内の文字数が20%を超えると、広告として不承認となるケースもあります。

Facebook広告

Facebook広告は、アスペクト比は1:1で、1,080ピクセル×1,080ピクセルの画像を用意しましょう。これであればデバイスの仕様でトリミングされた際も上手く表示できるでしょう。

また、Facebookのストーリー機能への広告画像であれば、画像サイズは1080 x 1920、アスペクト比:9:16がよいでしょう。正方形の画像でも表示はされますが、フォーマットに適した画像サイズを使用することで、ユーザーに効果的にアプローチできます。

Instagram広告

Instagram広告では、アスペクト比は1:1で、1,080ピクセル×1,080ピクセルのサイズの画像を用意しましょう。Facebook広告と同じ正方形の画像を用意しておけば、トリミングなどにも対応できます。

Instagramのストーリー機能への広告画像は、画像サイズは1080 x 1920、アスペクト比:9:16がよいでしょう。こちらもFacebook広告と同じですね。また、画像内の文字数制限はありませんが、多すぎるとユーザーにメッセージを伝えづらくなるので気を付けましょう。

LINE広告

LINE広告にはフォーマットが5つあり、それぞれに適したサイズの画像を用意する必要があります。「Card」に適した1200×628ピクセル、「Square」に適した1080×1080ピクセルの2つを用意するとよいでしょう。Squareの正方形は他のフォーマットにも応用しやすいです。Cardの画像サイズも用意しておくと幅が広がります。

インフィード広告とネイティブ広告(ネイティブアド)の違い

インフィード広告とネイティブ広告(ネイティブアド)は同じようで違います。まずインフィード広告は広告のフォーマットですが、ネイティブ広告は仕組みです。ネイティブ広告とはコンテンツの中に馴染んで表示される広告のことを言います。ネイティブ広告のフォーマットの1つがインフィード広告となります。

インフィード広告ならネイティブ広告であるといえますが、ネイティブ広告がインフィード広告であるとは限らないということです。なお、リスティング広告もネイティブ広告に含まれるフォーマットの1つです。

インフィード広告のメリット・デメリット

インフィード広告の配信には、メリットとデメリットがあります。特徴を理解することで、インフィード広告での成果を最大限にしてデメリットをおさえられるでしょう。

メリット

インフィード広告のメリットは、ほかのコンテンツに馴染む広告を配信できる点です。ほかのコンテンツに自然に含まれることでユーザーの目に留まりやすく、クリック率や認知度の増加が期待できます。

ユーザーがいつも通りコンテンツやタイムラインを眺めている中に、自然に表示されるのがインフィード広告のメリットです。

また、広告としての存在感ではなく、コンテンツとしての存在感が強いので、リテラシーの高い広告を避けるユーザーにもアプローチできます。より多くのユーザーにクリックしてもらえれば、CV(コンバージョン)を獲得することが期待できます。

デメリット

ほかのコンテンツと馴染みやすいインフィード広告ですが、あまりにも馴染みすぎるとデメリットになります。

ユーザーは、コンテンツを楽しむためにタイムラインを閲覧しています。コンテンツに紛れて、企業のアピール広告が表示されると、離脱するユーザーも現れます。「面白そう!」とクリックした先が何度も見る広告であれば、サービスや企業のイメージダウンに繋がりかねません。

この場合は、相性のよい内容をインフィード広告として配信して解決します。相性のよい配信内容の例としては、「新サービス」や「旅行」があります。自社でこれらのジャンルの広告を配信する際は検討してみてください。

ユーザーがインフィード広告をクリックするということは、少なくとも興味を持っている可能性があります。しかし実際に強い興味ではなく、なんとなく見てみたいと考える「潜在層」のユーザーが多いです。

潜在層のユーザーは、新サービスの認知を受けて興味を持ち、CV(コンバージョン)に至ります。旅行のようにCVへの期間が長くかかるものであれば、ただ見てもらうだけでもゆくゆくはCVに影響を与えることも可能です。

大切なのは、直接CVに結びつけるためにインフィード広告を利用するのではなく、認知度の拡大のためにクリック率の増加を目指して利用することでしょう。

インフィード広告を活用するコツ

インフィード広告を活用して成果を上げるためには、いくつかのコツが必要です。コツを理解することで、再現性の高い安定した成果を上げることが期待できます。

クリエイティブの使い分け

インフィード広告では、クリエイティブの使い分けを考えましょう。多くのコンテンツがあるタイムラインの中から、自社のインフィード広告をクリックしてもらうには、いかにユーザーに魅力を伝えるかがポイントになります。多くのユーザーはタイトルのインパクトと、クリエイティブの美しさなどを一瞬で判断してクリックします。

ユーザーのニーズをしっかりと理解して、魅力的なクリエイティブを作成しましょう。クリエイティブ作成のコツは、ユーザーのニーズをただ満足させるだけでなく、ペルソナを考えることです。ペルソナのストーリーを考えていけば、どういったクリエイティブに反応してくれるか、どういったアプローチが適切か見えてくるでしょう。

ターゲティングの見極め

インフィード広告では、ターゲティングを慎重に見極めましょう。ターゲティングはさまざまですが、インフィード広告の配信先から考えるのがポイントです。

例えばFacebookであれば、ビジネスパーソンの使用率が高いです。この場合は企業の担当者をイメージして、問題を解決するようなサービスの広告が適しています。

また、インフィード広告はコンテンツに馴染んでいるからこそ「潜在層」へのアプローチ、ニーズの理解が可能です。しかし、自分の問題や必要なものを知っている「顕在層」へのサービス認知にも利用できます。年齢層やニーズ、潜在層か顕在層などターゲティングの見極めをしっかりと見極めれば、インフィード広告の成果を最大化することができます。

コンテンツとしての質

インフィード広告は、コンテンツとしての質も大切です。ほかのコンテンツに馴染んで配信されているのでクリック率は高いですが、広告としてコンテンツの質が低いと逆にイメージダウンに繋がります。単純な押し売りのようなコンテンツであれば、ユーザーからは嫌がられてしまうでしょう。

コンテンツだと思ってクリックしたら、広告だったと思われると、ユーザーにだまされたとネガティブな印象を与えてしまいます。

コンテンツの質を上げるコツは、配信先のSNSの特徴を理解し、内容を寄せていくことです。ほかのコンテンツと似た文体や表現方法であれば、ユーザーはストレスなく広告を読み進められるでしょう。広告としての質だけでなく、配信先のコンテンツと比較したときの質についても考えましょう。

まとめ

今回はインフィード広告の特徴や種類、メリット・デメリットについて解説しました。インフィード広告はコンテンツに馴染む分、多くのユーザーに見られる広告です。ユーザーがいつも見ているコンテンツやタイムラインに溶け込んだかたちで配信されるのが特徴です。

そのため、広告に対するユーザーの警戒心を下げ、自然にクリックしてもらえるというメリットがあります。インフィード広告を制作するときは、出稿先に馴染むように作るとよいでしょう。

結果が出やすい広告フォーマットなので、しっかりと特徴を理解することで期待通りの成果が得られる可能性が高まります。自社が求めるターゲットやサービスのアピールはもちろん、出稿媒体に違和感なく配信できるコンテンツにすることも大切です。