時代は「見る広告」から「触れる広告」へ移行しています。ユーザーに、双方向性をもたせたインタラクティブ広告が注目されています。そこで注目されているのが、インタラクティブ広告です。

インタラクティブ広告とは、ユーザーが広告に「触れる」ことでコンバージョンに繋げる動画広告です。

現代はSNSサイトや動画サイトが普及し、さまざまな動画広告があります。その中でもインタラクティブ広告は注目を集めており、今後のマーケティング施策において欠かせない手法です。

この記事ではデジタル広告の施策を打ちたい企業のWeb担当者に向けて、インタラクティブ広告の意味や効果、活用方法などを解説します。

インタラクティブ広告とは?

インタラクティブ広告とは、ユーザー自らの意思決定で広告を進め、コンバージョンに繋げる動画広告です。動画による理解の促進と、Webによる情報の取捨選択性の両方の特徴をもちます。

広告に接する機会が多くなったユーザーには、一方向からの広告では通用しなくなっています。よりユーザーの理解を深め、興味関心を惹きつけるアプローチが求められるようになりました。

そこで広告にゲーム性やストーリー性をもたせることで、これまでの広告と比べて多くのコンバージョンを獲得することが期待できます。

インタラクティブ広告が注目される理由

インタラクティブ広告は、情報の理解性、正確性、拡散性の3つの特徴に優れています。これらの特徴はこれまでの広告では困難です。そして、インタラクティブ広告の効果を発揮させるための要素でもあります。

マーケティング施策する上では、どのような要素が効果を発揮させるのかを知る必要があります。まずは、インタラクティブ広告が注目される理由について理解しましょう。

1.情報の理解性

見るだけの広告と比べて、インタラクティブ広告はユーザーの理解度が深くなります。これは、インタラクティブ広告が触れる広告であり、ユーザーが情報を取捨選択しながら進行するからです。

これまでは一方的に見せる広告がほとんどでした。そのため、ユーザーの興味関心を惹きつけ、離脱を防ぐことが課題でした。

また、興味関心が惹かれないユーザーは情報の記憶が断片的になり、理解度も得られません。この点、双方向性をもつインタラクティブ広告であれば、ユーザーも直接参加が可能です。

楽しみながら進行するため、記憶に残り、理解度も深まります。そのため、十分理解した上でコンバージョンにたどり着き、高い納得感があります。

インタラクティブ広告はこれまでの広告ではできなかった、深い理解をユーザーに与えることができる広告として注目されているのです。

2.情報の正確性

これまでの動画広告は、一定のターゲット層だけにしか見られませんでした。そのため、出稿内容も場所も限定されます。

しかしインタラクティブ広告なら、ターゲットを絞って出稿しなくても、ユーザーに合わせて正確な情報で訴求することができます。

インタラクティブ広告は一人一人のユーザーが回答に合わせて、最適な広告を訴求します。そのため、実際のユーザーの動きに応じて出稿可能となり、これまで以上に的確にターゲットを絞ることができます。そのため、ユーザーとマーケターの双方にメリットがあるのです。

3.情報の拡散性

SNSの普及によって、話題になるものは瞬く間に拡散される時代になりました。話題性のあるインタラクティブ広告は情報の拡散が早く、短時間でより多くのユーザーに訴求できます。ユーザーの好感度が高いとさらに拡散され、より訴求効果が期待できます。

これまでも、さまざまな手法でSNSマーケティングは施策されてきました。しかし、それはどれも一方向の広告であり、不特定多数のユーザーがいるSNS上では、的確にターゲットを絞った出稿は難しいものでした。

中には、話題になるために過激な表現の広告を出稿してしまい、ブランドイメージを傷つけてしまう企業も存在します。

その点、ゲーム性やストーリー性をもたせたインタラクティブ広告は、話題になると拡散の早いSNSと相性がよく、さまざまな工夫が施されたインタラクティブ広告が作成されています。

インタラクティブ広告の効果

インタラクティブ広告を活用することで、多くのコンバージョンが獲得できることと、広告の改善がしやすいという効果が期待できます。

ユーザーとマーケターの双方にメリットがあることから、さまざまな動画広告にインタラクティブ広告を取り入れています。その理由は、インタラクティブ広告の仕組みがユーザー参加型であるからです。

インタラクティブ広告は、一方向の広告では得られなかった効果を可能にします。インタラクティブ広告の効果を知ることで、コンバージョンの獲得と広告の改善が可能になります。

より効率的のよいマーケティング施策するために、この2つの効果について解説します。

1.多くのコンバージョンが獲得できる

インタラクティブ広告には、多くのコンバージョンが獲得できるという効果があります。双方向性をもつため、通常の広告と比較して興味関心を惹きつけます。

ユーザーの意思決定で進行するため、進めば進むほど理解度が深まり、正確な情報を与えられる仕組みです。

また、ゲーム性やストーリー性で工夫された広告は、ユーザーの興味関心が最後まで維持しやすくなります。そのため、広告を最後まで見てもらえる確率が高くなります。

強いエンゲージメントが生まれ、コンバージョンの獲得へと繋がるといった仕組みです。ユーザーとしても自らの意思決定でコンバージョンにたどり着くため高い納得感をもちます。

インタラクティブ広告は一人一人のユーザーにターゲットを絞ることが可能です。そして、深い理解度、納得感を維持したまま多くのコンバージョンを獲得できるのです。

2.広告の改善がしやすい

インタラクティブ広告はこれまでの広告と違い、Webページと同じように分析指標を置いて計測できます。

そのため、さらなるエンゲージメントやコンバージョン率向上のため、インタラクティブ広告を視聴するユーザーの動きを分析して改善に役立てることができます。

これまでの動画広告では「視聴回数」「完全視聴率」「クリック数」「コンバージョン数」が主な分析指標でした。

しかし、インタラクティブ広告は「どのボタンを押した」「どのボタンを押していない」「どの広告経由で入ってきた人はコンバージョンしやすい」など、細かい分析指標を計測できます。このように多くの情報が得られるため、これまでの広告と比べても改善がしやすくなりました。

問題点が明確であり、改善だけではなくPDCAサイクルの循環にも役立ちます。インタラクティブ広告はマーケターにとってもメリットのある施策でしょう。

インタラクティブ広告の活用方法

インタラクティブ広告は、Web上に出稿することができます。ランディングページやプロモーションサイトだけではなく、オウンドメディアやリクルートサイトなど、幅広い分野で活用されています。どの広告も目的を達成するため、興味関心を惹く工夫が施されています。

ここでは、実際のインタラクティブ広告の活用方法を4つ紹介します。

1.ランディングページ

ランディングページの目的は、商品やサービスの購入、講習や資料の申し込みをしてもらうことです。広告やSEO施策で見込み顧客が検索すると推測したキーワードで表示させ、アプローチします。

動画広告内で表示される商品をユーザーが選択することで動画の展開が変化します。魅力的な演出によりユーザーの興味関心を惹きつけ、コンバージョン率が向上します。

ランディングページにインタラクティブ広告を取り入れることにより、さらなるコンバージョンの獲得が期待できます。

2.プロモーションサイト

プロモーションサイトの目的は、商品やサービスなどのプロモーションです。具体的には「認知度の向上」「興味を惹く」「購入してもらう」の3つです。

商品やサービスを初めて知るユーザーに、特徴やメリットを紹介します。また、リアルイベントを実施する際にはイベントの趣旨や場所などの説明を目的とするサイトもあります。

興味関心を惹くことに特化したインタラクティブ広告であれば、ユーザーに合わせた商品を紹介できます。また、リアルイベントでは興味関心を惹くことで「来場してもらう」目的の達成も可能です。

3.オウンドメディア

オウンドメディアは、さまざまなコンテンツを用意して商品やサービスの魅力を伝えることができる形態です。「認知度の向上」から「商品、サービスの購入や申し込み」まで、幅広い目的をもち、利用したユーザーが自社のファンになるようにする効果も期待できます。

幅広い目的をもつオウンドメディアですが、インタラクティブ広告の拡散速度であれば不特定多数のユーザーに対して、それぞれに適切な広告が出稿可能です。ポジティブな口コミ効果を得られれば、自社への好感度の向上も期待できるでしょう。

4.リクルートサイト

リクルートサイトの目的は、求職者(ユーザー)に応募を促すことです。最近は企業のホームページにリクルートページを設置したり、専用のリクルートサイトを作成したりする企業が増えています。

インタラクティブ広告を利用したリクルートサイトでは、ユーザーが「企業理念」「求める人物像」「待遇」「応募要件」など、さまざまな情報から取捨選択が可能です。

企業も企業理念や社員インタビューなどの情報を正確に伝えられます。そのため、双方の情報に相違点をなくすというメリットがあります。

まとめ

インタラクティブ広告とはユーザー広告に「触れる」ことで双方向性をもった動画広告です。ユーザーは情報を取捨選択しながら進行することで本当に必要とするコンバージョンにたどりつきます。そして、これまでの広告にない深い理解度、興味関心が得られる特徴をもちます。

インタラクティブ広告はWeb上で場面を選ばず取り入れられています。今後さらにニーズが高まりマーケティング施策において欠かせない手法になるでしょう。